メルセデス・ベンツの米国部門は8月1日(現地時間)、電動高性能SUV「メルセデスAMG EQE SUV」を米国で発表した。AMGモデルということで気になるのは、そのパフォーマンス。航続距離は400km以上確保しつつ、パワーは600hpを余裕で超える性能が与えられているのだ。日本導入前にその内容をチェックしておきたい。
AMGモデルに相応しい豪華ぶり
「メルセデス・マイバッハ EQS SUV」を今年上半期に発売へ……デイリーEVヘッドライン[2023.01.23]
「EQS」、「EQS SUV」、「EQE」に続く、バッテリー電気自動車(BEV)専用プラットフォーム「EVA2」を使った4番目のモデルとして登場したEQE SUVは、その名のとおり、ミドルクラスセダンEQEのSUVバージョンで、内燃機関モデルでいうと「GLE」に相当するモデルとなる。
既にグローバル市場では通常のメルセデス・バージョンである2WDの「EQE 300」および「EQE 350+」、4WDの「EQE 350 4MATIC」および「EQE 500 4MATIC」がリリースされていたが、今回パフォーマンスを極限まで高めたAMGバージョンが米国で発表された。
現地でのグレード構成は、具体的な名称こそ未詳ながら(欧州では『EQE 53 4MATIC+ SUV』の名で展開)、標準仕様と豪華装備を盛り込んだトップグレードの2種類が設定される。もちろん、標準仕様とはいえAMGモデルだけに装備はかなり充実しており、「AMG RIDE CONTROL+ アダプティブダンピングシステム付きエアサスペンション」、「アクティブリアアクスルステアリング」に加え、AMG以外のEQE SUVではオプションとなる「MBUXハイパースクリーン」も標準装備となる。特に、インストゥルメントパネルが1枚のガラスで覆われるMBUXハイパースクリーンは、高価なものの、アリとナシでコクピットの印象がガラリと変わるから全車標準化はうれしい。
これに加え、トップグレードでは、AMG独自のコンテンツを含んだヘッドアップディスプレイや、4ゾーンエアコンディショニングシステム、アクティブアンビエントライティングなどが装備され快適度がさらにアップする。米国での価格は標準仕様が10万9,300ドル(約1,565万円)、トップグレードが11万2,600ドル(約1,612万円)とされ、両者の差はわずかだから、おそらくほとんどのオーナーがトップグレードを選ぶのではないだろうか。
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電動SUVにして最高速度は240km/hを達成
パワートレーンについては、既に報じられている通り、フロントとリアのツインモーター構成で、ノーマルでも617hpを発生。さらに、オプションの「AMG DYNAMIC PLUSパッケージ」を装着した場合には、最高出力が677hpまで引き上げられ、最高速度も149mph(約240km/h)となる。
ただし、このフルパワーが解放されるのはドライブプログラムで「レーススタート」を選択した場合に限られ、普段使いに適した「コンフォート」では80%の493hpに制限される。もっとも、493hpでもEQE 500 4MATICを大幅に上回るパワーだから、街乗りで物足りなさを感じることはまったく無いはずだ。
なお、航続距離は最大455kmとされ、パワーアップに伴いEQE 500 4MATICの552kmに比べて減少している。
足回りでは、強力なパワーと約2.7トンという重量級の車体に対応してフロントブレーキが6ピストンタイプとなる。もっとも、オプションで軽量なカーボンセラミックブレーキも用意されるから、予算が潤沢ならバネ下重量が減り乗り心地にも効くこちらを選ぶのがベターだ。
最後に、年内にも導入される日本市場での価格を予想してみよう。ここで、先述のとおり米国でのスタート価格は日本円にすると約1,565万円だが、残念ながら米国ではどのメーカーも価格設定が相対的に安い。参考まで先日デビューしたセダンのメルセデスAMG EQEは日本国内でのスタート価格が1,925万円となっている。そのため、SUVバージョンでは2,000万円の大台を超えるとみられる。
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みんなのコメント
せめて300kmぐらいにして欲しい。