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「これ付いてないの?」とはもう言わせない! ステップワゴンが「かゆいところに手が届く」クルマに大幅進化した!!

掲載 29
「これ付いてないの?」とはもう言わせない! ステップワゴンが「かゆいところに手が届く」クルマに大幅進化した!!

 この記事をまとめると

■ホンダ・ステップワゴンAIRに新グレード「EX」が追加された

ステップワゴンは「フルモデルチェンジ失敗」ではなかった! 発売から2年が経って急激に売れ行きを伸ばしているワケ

■最上級グレードとして「SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION」が新登場

■全グレードにて後退出庫サポートと急アクセル抑制機能を追加した

 ステップワゴンが一部改良で魅力倍増

 他車のミニバンにはないシンプル・クリーンなデザインで、新規ユーザーからの指名No.1となっている「AIR」と、精悍で存在感のあるデザインと充実装備で人気を獲得している「SPADA」。ふたつの個性に家族のための大空間を手にしたミドルクラスミニバン、そんなホンダ・ステップワゴンが新しくなった。

 大きなトピックは4つあり、まずは待望の「装備てんこ盛りAIR」とでも呼びたくなる、ユーザーがほしい装備をしっかりプラスした新しいグレード「AIR EX」の登場だ。

 これまでのAIRは、ナチュラルで温もりのある世界観に惹かれるユーザーが多いなか、装備内容としてはSPADAにはあるのにAIRにはないものがあり、そのせいで購入を断念するケースもあったという。

 たとえばとくに要望が多かったのは、運転席&助手席シートヒーター、2列目シートのオットマン(キャプテンシート)、本革巻きステアリングホイールやブラインドスポットインフォメーションといった装備。

 そこで、上記装備に加えてパワーテールゲート(メモリー機能付)、トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナー、全席USBチャージャーをすべて標準装備としたのが「STEP WGN AIR EX」。これは2モーターハイブリッドとなるe:HEVとガソリン仕様のどちらにも追加され、7人乗りと8人乗りが設定される。

 その代わり、e:HEVの「AIR」は廃止となり、AIRのエントリーグレードはガソリン仕様のFFのみとなっているが、装備内容はアクティブコーナリングライト、ライト付きバニティミラー、ブラインドスポットインフォメーションが追加され、安全性や使い勝手が向上している。

 次に、これまでの「SPADA」の強い存在感や精悍な魅力をさらに引き上げた最上級グレード「SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION」が新登場。他社の同クラスミニバンがどんどん強面になっていくなか、ステップワゴンはあくまでスマートな雰囲気を保っていると感じるが、フロントマスクに落ち着いたブラッククロームメッキのガーニッシュラインが入り、サイドシルガーニッシュやテールゲートガーニッシュもブラッククロームメッキで統一され、さらに洗練された個性的なスタイリングを実現。

 サイドミラーやドアハンドルにはクリスタルブラック・パール、足もとにはBLACK EDITION専用デザインとなるベルリナブラックの17インチアルミホイールで、どこから見ても上質で引き締まったスポーティさが際立っている。

 ドアを開ければ、ステアリングホイールのロアーガーニッシュがピアノブラックに。運転している間は頻繁に目に入る部分だけに、ここの質感がアップすると「いいクルマを運転している」という満足感がアップするはずだ。

 ちなみにこの「SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION」は、e:HEVのみ。モーター走行とハイブリッド走行、エンジン直結をシームレスに切り替えながら効率の良い走りを披露するe:HEVのなめらかな走り、静かな室内と相まって、これまでにない上質なミニバンとなりそうだ。

 また、従来どおり「SPADA PREMIUM LINE」は7人乗りがe:HEVとガソリン仕様の双方をラインアップし、ルームランプがLED化された。SPADAのエントリーグレードでは、7人乗りと8人乗りが選べるようになっている。

 細かな変更による使い勝手向上で家族に寄り添う

 そして3つ目のトピックとしては、全グレードで安全運転支援システム「Honda SENSING」に後退出庫サポート(マルチビューカメラシステム装備車のみ)と、急アクセル抑制機能が追加され、誰にでも起こりうる“うっかりミス”による事故防止に大きく貢献。

 さらにパワーテールゲートのメモリー機能で、従来よりも低い位置での開度設定が可能となったこともうれしい進化だ。従来は最小開度が約52度で、開けるのに必要なスペースは約910mmだったが、それが約22度まで可能となり、必要なスペースはほぼ半減となる約480mmに。

 実際に最小開度にしてみると、ちょうど人がひとり滑り込めるくらいの隙間ができ、後ろが壁になっているような狭い場所での開閉はもちろん、雨の日などになかを濡らさないよう最小限で荷物の出し入れをしたいようなシーンでも、便利に使えそうだと感じた。また、これらのリモート操作は、Honda CONNECT搭載車であればスマホからの操作も可能となっている。

 現行ステップワゴンは、自分が子どものころに家族のクルマがステップワゴンだったという世代が、今度は自分が家族をつくるようになってミニバンに戻ってくるといった、ミニバンネイティブ世代からも選ばれているモデルだ。初代ステップワゴンのような“箱”感がありながら、いまの時代らしくプライベートなスペースも大切にできるよう、2列目を互い違いに設置したり、足をのばしてゆったりしたり、3列目で居心地よく過ごしたりと、多彩なシートアレンジが可能となるところも大きな魅力だ。

 そこに加わるのが4つ目のトピックで、現行モデル登場時から取り入れていた「乗り物酔い軽減技術」で特許を取得。これはHonda独自の研究による設計で、前を見渡せる広い視界や、平衡感覚を保ちやすい水平基調が3列目までつながるインテリアなどで、乗り物酔いの根本的原因である頭の揺れを低減するもの。これによって、車酔いしにくいミニバンの称号を手に入れたといっていいだろう。

 今回、パワートレインや足まわりといった内部の変更はアナウンスされていないが、あらためて2列目シート、3列目シートで試乗してみたところ、e:HEVのなめらかでパワフルな加速フィールや自然な減速、安定した乗り心地など、ますます熟成されているように感じた。3列目までしっかりと空調が行き届き、すばやく快適になる室内空間というステップワゴンの強みも健在。

 ナチュラルな世界観に、シートヒーターやオットマンといった豪華装備が加わった「AIR EX」。ブラックを巧みに仕込んで洗練された外観がクールな「SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION」。このふたつの新グレード登場と合わせ、全体として魅力が底上げされたステップワゴンに注目だ。

文:WEB CARTOP まるも亜希子
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みんなのコメント

29件
  • Spinnerbait
    「これ付いてないの?」
         ↓
    ハイブリッドなのにAC1500W電源。
    マイチェン前に用意されていた100Wもなくなっている。
    ポタ電積めば良いという意見もあるが、
    エンジン騒音の関係ない場所での車中泊や災害時に数日間稼働可能な超巨大ポタ電としてのニーズもあると思うんだけどな。
  • bal********
    > これ付いてないの?
    わくわくゲート
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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