現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 航続距離2倍へ!! 販売目標150万台のトヨタが描く次世代BEVの野望とは?

ここから本文です

航続距離2倍へ!! 販売目標150万台のトヨタが描く次世代BEVの野望とは?

掲載 133
航続距離2倍へ!! 販売目標150万台のトヨタが描く次世代BEVの野望とは?

 次世代専用プラットフォームを核として、新たなBEV戦略を進み始めたトヨタ&レクサス。2026年のBEV150万台販売に向けてどんなクルマが用意されているのか。スクープ班に入っている情報をもとに、その動きを読む。

※本稿は2023年5月のものです
文/ベストカー編集部、写真/TOYOTA、LEXUS、ベストカー編集部、予想CG/ベストカー編集部、撮影/三橋仁明(N-RAK PHOTO AGENCY)
初出:『ベストカー』2023年6月10日号

航続距離2倍へ!! 販売目標150万台のトヨタが描く次世代BEVの野望とは?

■トヨタ&レクサスの今後のBEV戦略

かつて見たことのないデザインの次世代BEV

 4月7日に行われた新体制方針説明会で、2026年までにBEVの新車を10台投入し、年間150万台を販売する目標を掲げたトヨタ。2026年に航続距離を2倍に伸ばす次世代BEV専用プラットフォームを導入し、開発、生産工程を半分にするという意欲的な戦略も公表した。

 低燃費のHEV、PHEVも含めた全方位戦略は継続するが、BEV事業の成長、拡大なくしてそれは成立しないという危機感を露わにした内容と言える。また、BEV専任組織の開設も発表。ゴールデンウィーク明けに詳細を提示するとしていたから、この号の発売日にはすでに明らかにされているかもしれない。

 ではこの先、どんなBEVが登場してくるのか。新体制方針説明会では以下の発表がなされていた。

【米国】2025年に現地生産の3列シートSUVを投入。
【中国】2024年に現地開発モデルを2車種追加。
【新興国】2023年内にピックアップトラックと小型車を投入。
【先進国】bZシリーズの性能を強化し、ラインナップを拡大。

 すべて2025年までの計画であり、2026年投入とされる新開発プラットフォームを使った次世代BEVはこのなかには含まれていないと思われる。

 もちろん、現行bZシリーズで使われているe-TNGAの改良も急ピッチで進められており、2025年までのBEVも大幅に進化したクルマとなるはずだが、気になるのは、やはり次世代BEVだ。

■次世代BEVは航続距離が2倍!

走りや航続距離の大幅な進化はもちろん、先進装備やコネクテッド技術などでも新たな世界を見せてくれそうだ。2026年の登場が待ち遠しい

 発表会では1枚の写真が公開されていた。「クルマ屋が創るBEV」というコピーとともに、見たことのないクルマのサイドビュー。リアドアの後端には小さくレクサスのロゴが入っている。

 これこそ「心揺さぶるデザインと走り」を標榜する航続距離2倍の次世代BEV。この1枚の写真をもとに作ったのが、ここで掲載している水色のクルマのCGだが、これが次世代BEVを象徴するニューモデルとなり、2026年に登場する。

 カテゴリー分けも難しいデザインで、あえて言うならシューティングブレークとなりそうだが、とにかくすべてが新しい。トヨタ&レクサスはこのクルマを軸に新たなBEV戦略に邁進していくことになる。

 このほかスクープ班に入っている情報として、トヨタは次期エスティマ&ハイエース、レクサスは次期ISとブランニューのコンパクトSUVなどがBEVで登場。トヨタ&レクサスのBEV戦略は風雲急を告げている。

こんな記事も読まれています

「えっ、ネズミ捕り?」 関西の国道に“偽警察官&偽パトカー“現る!? 思わずスピード落とす「謎のスポット」とは
「えっ、ネズミ捕り?」 関西の国道に“偽警察官&偽パトカー“現る!? 思わずスピード落とす「謎のスポット」とは
くるまのニュース
5月は自動車税シーズン!そういえば電動キックボードにも税金がかかるのか?
5月は自動車税シーズン!そういえば電動キックボードにも税金がかかるのか?
バイクのニュース
三菱自動車、50周年記念ツアーを9月英国開催…1974年以降の歴代50台が参加
三菱自動車、50周年記念ツアーを9月英国開催…1974年以降の歴代50台が参加
レスポンス
「カムリ」がなくても日本にはレクサス『ES』がある!次期型はブランド初のEVセダンに
「カムリ」がなくても日本にはレクサス『ES』がある!次期型はブランド初のEVセダンに
レスポンス
長年の蜜月にピリオドか。レプソル、ホンダMotoGPとのスポンサー契約を今季限りで終了へ
長年の蜜月にピリオドか。レプソル、ホンダMotoGPとのスポンサー契約を今季限りで終了へ
motorsport.com 日本版
マツダ新型「“小さな”高級車」はどうなる? まさかの「トヨタOEM」化も!? 次期「マツダ2」にモデルチェンジはあるのか
マツダ新型「“小さな”高級車」はどうなる? まさかの「トヨタOEM」化も!? 次期「マツダ2」にモデルチェンジはあるのか
くるまのニュース
BMW Motorrad「R20コンセプト」 ビッグボクサーエンジン搭載のロードスターモデルを公開
BMW Motorrad「R20コンセプト」 ビッグボクサーエンジン搭載のロードスターモデルを公開
バイクのニュース
ランチア『イプシロン』新型がヒストリックレースのペースカーに… 「ミッレミリア」は6月開催へ
ランチア『イプシロン』新型がヒストリックレースのペースカーに… 「ミッレミリア」は6月開催へ
レスポンス
グリップが大切なレース用タイヤは溝なしのツルツル! だったら市販車のタイヤの溝は何で必要?
グリップが大切なレース用タイヤは溝なしのツルツル! だったら市販車のタイヤの溝は何で必要?
WEB CARTOP
12気筒の代わりはまかせろ!──新型ベントレーコンチネンタルGT試乗記
12気筒の代わりはまかせろ!──新型ベントレーコンチネンタルGT試乗記
GQ JAPAN
日本におけるコーンズのベントレービジネス60周年を記念したベントレー3モデルの特別限定車「コーンズ60thエディション」が登場
日本におけるコーンズのベントレービジネス60周年を記念したベントレー3モデルの特別限定車「コーンズ60thエディション」が登場
カー・アンド・ドライバー
トラック依存が高い北海道の物流問題、解決のカギは「異業種」の共同輸送
トラック依存が高い北海道の物流問題、解決のカギは「異業種」の共同輸送
日刊自動車新聞
「VW ゴルフ50周年記念モデル」ニュルブルクリンク24時間レースでワールドプレミア 348馬力のゴルフGTIクラブスポーツ登場!
「VW ゴルフ50周年記念モデル」ニュルブルクリンク24時間レースでワールドプレミア 348馬力のゴルフGTIクラブスポーツ登場!
AutoBild Japan
どうするサインツJr.。フェラーリ離れる来季に向け、焦らず慎重に決断か「僕はもうすぐ30になる。次のプロジェクトは本当に成功させたい」
どうするサインツJr.。フェラーリ離れる来季に向け、焦らず慎重に決断か「僕はもうすぐ30になる。次のプロジェクトは本当に成功させたい」
motorsport.com 日本版
果てしなく一直線!! 都内を一刀両断する「ナゾの直線道路」が存在するワケ 通れるのは一部のクルマだけ!?
果てしなく一直線!! 都内を一刀両断する「ナゾの直線道路」が存在するワケ 通れるのは一部のクルマだけ!?
くるまのニュース
AC『コブラ』復活、663馬力V8スーパーチャージャー搭載…新写真と映像を公開
AC『コブラ』復活、663馬力V8スーパーチャージャー搭載…新写真と映像を公開
レスポンス
口を開けば出てくる「働くクルマの自動運転化」! 現役職業ドライバーの働き口も同時に議論しないのは失礼千万
口を開けば出てくる「働くクルマの自動運転化」! 現役職業ドライバーの働き口も同時に議論しないのは失礼千万
WEB CARTOP
EV拡大のカギを握る「商用EV」 しかし課題山積! 元ディーラーが“普及の条件”を解説する
EV拡大のカギを握る「商用EV」 しかし課題山積! 元ディーラーが“普及の条件”を解説する
Merkmal

みんなのコメント

133件
  • 中国ではすでに航続距離1000kmを超えるEVが地場メーカーから何車種も発売され、市場でしのぎを削っています。
    未来の話ではありません。
    今の中国の現実です。
    トヨタも2026年とか2028年とかのんびり待つ必要は全くありませんので、今すぐ出してもらって結構ですよ。

    開発できる技術力があればの話ですが。
  • bz4xの二倍ならやっとテスラと同等じゃない?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村