現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > バイクの未来を想像してみよう!【トライアンフの電動バイク『TE-1』は220kgの車重で177psを発揮! 航続距離は161km!】

ここから本文です

バイクの未来を想像してみよう!【トライアンフの電動バイク『TE-1』は220kgの車重で177psを発揮! 航続距離は161km!】

掲載 2
バイクの未来を想像してみよう!【トライアンフの電動バイク『TE-1』は220kgの車重で177psを発揮! 航続距離は161km!】

イギリス国家も参画した、トライアンフTE-1プロジェクトが終了

2457cc/3気筒、世界最大排気量の量産バイクが生み出す新境地【トライアンフ ロケット3に新色追加】

『TE-1』は、0-96.56km/h加速は3.6 秒、0-161km/h加速は6.2 秒という驚異的な数値を実現。それでいて、現在市販されている同クラスの電動バイクの実走行距離を大幅に上回り、実走行試験でカテゴリートップの161kmを達成した。トライアンフ&イギリス政府が描く、電動バイクの未来を見てみよう!

●文:ミリオーレ編集部(小川勤) ●写真:トライアンフモーターサイクルズジャパン ●外部リンク:トライアンフモーターサイクルズジャパン

トライアンフが切り開く電動バイクの未来はエキサイティング!

トライアンフのプロトタイプ電動バイクである『TE-1』は、トライアンフの期待を上回る驚くべき成果を収めたのだという。電気バイクの開発と革新を促進するというTE-1プロジェクトの目標をすべて達成、最終的なバッテリー性能と航続距離を含め、この分野全体に新しい基準を打ち立てる事に成功している。まずはそのスペックを見てみよう。

●161kmの航続距離
現在市販されている同クラスの電動バイクの実走行距離を上回り、実走行試験でカテゴリートップの 161kmを達成(公式予測値)。

●177psの最高出力
0-96.56km/h加速は3.6 秒、0-161km/h加速は 6.2 秒という驚異的なダッシュを実現。

●重量220kg
220kgの総重量は、現在市販されている同等の電動バイクより最大25%軽く、驚異的なパワーウェイトレシオを実現。ストリートトリプルと同等のサイズとスケールに収まっている。

●20分の充電時間(0~80%)
現在市販されている同クラスの電動バイクよりも早い充電時間を実現。これは英国におけるビジネスの成長をサポートする、政府の研究機関であるInnovate UKが設けた非常に野心的な目標をも達成している。

電動バイクプロジェクト『TE-1』は、英国政府ゼロエミッション車局による資金提供を受けて、2019年5月よりスタート。

プロジェクトはトライアンフのほかに、四輪フォーミュラeにバッテリーを供給しているウィリアムズ・アドバンスト・エンジニアリング(WAE)やインテグラル・パワートレインのe-ドライブ部門、ウォーリック大学のウォーリック・マニュファクチャリング・グループ(WMG)が参画している。国を上げての大々的なプロジェクトは、目標を上回る数値を達成し、完了したのである。

―― トライアンフらしいストリートネイキッドスタイル。アルミツインスパーフレームにバッテリーを搭載。前後サスペンションやブレーキは一般的なエンジンを搭載するバイクを思わせる仕様になっている。 [写真タップで拡大]

スポーティなパフォーマンスを実現!

スピードトリプル1200RSのスタイリングや重量分布を再現したスケール感と視覚的なインパクトを持つ『TE-1』。スロットル特性やトルクマッピングもスピードトリプル1200RSと同等で、トライアンフらしい軽快性とニュートラルなハンドリングを実現。

開発チームは、トラクション&リフトコントロールなどの電子制御を改良すれば、さらなるポテンシャルアップが期待でき、電動ならではのトルクを重視したポテンシャルを最大限に引き出すことができるとのこと。

最終テストにはデイトナ200のチャンピオンであるブランドン・パッシュも参加。エンジン性能評価とサーキットテストによるプロトタイプの最終セットアップにを担当した。

「TE-1は信じられないほどトルクフル、そしてスロットルを開けると瞬時にパワーを発揮します。この強いトルク感と瞬発的なダッシュが大好きなので、本当に素晴らしい経験でした。デイトナでこれがあったら良かったのに……。この車体でこの加速、そしてこのコーナリングは凄い!。この軽快さと俊敏さはストリートで乗るのに本当に良いバイクだと思います」とブランドン。

―― デイトナ200のチャンピオンであるブランドン・パッシュも高評価。TE-1は回生ブレーキの導入にも成功。しかし、ここにはさらなる改良の余地があり、モータージェネレーターユニットやトランスミッションの効率化により、将来のトライアンフ電動モーターサイクルの航続距離をさらに向上させる可能性があるとのこと。 [写真タップで拡大]

市販化に期待!

トライアンフ最高製品責任者であるスティーブ・サージェントさんいわく、このプロジェクトは世界中から非常にポジティブな反応を得ているとのこと。

トライアンフの将来の電動パワートレイン技術へのアプローチに向けた第一歩である『TE-1』。最終的に生産されるモデルにも、トライアンフがこのプロトタイプから学んだことと、わくわくするようなダイナミックスピリッツが、すべて詰め込まれている。

2年間に渡る国家を上げての『TE-1』プロジェクトは、これを持って完了する。

イギリス発の電動バイクの市販化を楽しみに待ちたいと思う。

―― こういったディテールをもつバイクを充電する光景が、普通になっていく未来が来るのかもしれない。今後も各メーカーから次世代スポーツバイクの発表がたくさんあるだろう。長距離移動とスポーツ性といったバイク本来が持つ魅力を、各メーカーがどんなカタチで提案してくるのか……その開発はますます加速しそうだ。 [写真タップで拡大]

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

約900万円のヒョンデ新型「IONIQ 5N」 650馬力の高性能EVは凄かった、特徴は? 6月5日発売
約900万円のヒョンデ新型「IONIQ 5N」 650馬力の高性能EVは凄かった、特徴は? 6月5日発売
くるまのニュース
カワサキ「Ninja H2 SX」「Ninja H2 SX SE」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
カワサキ「Ninja H2 SX」「Ninja H2 SX SE」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
目標の4倍以上も!? マジで爆売れ中の[WR-V]!! 1カ月に1.3万台以上も! 主役Zグレードはオプション要らずの凄いヤツ!!
目標の4倍以上も!? マジで爆売れ中の[WR-V]!! 1カ月に1.3万台以上も! 主役Zグレードはオプション要らずの凄いヤツ!!
ベストカーWeb
THE大人の隠れ家的な渋い車内空間が魅力的! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
THE大人の隠れ家的な渋い車内空間が魅力的! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
[2代目パジェロ]も途中から採用の本気っぷり!! 一瞬ナビかと思ったらエアコンかい!!  一時三菱のほぼ全車に使われたこだわりのエアコンパネル
[2代目パジェロ]も途中から採用の本気っぷり!! 一瞬ナビかと思ったらエアコンかい!!  一時三菱のほぼ全車に使われたこだわりのエアコンパネル
ベストカーWeb
SUBARUサンバーを快走仕様!「ワイパーモーター不動からの復活」6
SUBARUサンバーを快走仕様!「ワイパーモーター不動からの復活」6
グーネット
SUBARUサンバーを快走仕様!「ワイパーモーター不動からの復活」5
SUBARUサンバーを快走仕様!「ワイパーモーター不動からの復活」5
グーネット
チョーお得!? ボルボの最小5ドア V40試乗プレイバック ゴルフ Aクラス レクサスCT200hと渡り合う実力はあるか?
チョーお得!? ボルボの最小5ドア V40試乗プレイバック ゴルフ Aクラス レクサスCT200hと渡り合う実力はあるか?
ベストカーWeb
ランドローバー「レンジローバー」2025年モデル受注開始 ディーゼルモデルが出力アップ!
ランドローバー「レンジローバー」2025年モデル受注開始 ディーゼルモデルが出力アップ!
グーネット
東出昌大、ゆるキャン声優らがステージ出演決定!東京アウトドアショー2024
東出昌大、ゆるキャン声優らがステージ出演決定!東京アウトドアショー2024
グーネット
ランドローバー「ディフェンダーオクタ」7月3日ワールドプレミア!220台を日本導入
ランドローバー「ディフェンダーオクタ」7月3日ワールドプレミア!220台を日本導入
グーネット
新車価格260万円が今……S15シルビアは15万キロ超えでも200万円!! 今後さらに価格上昇か
新車価格260万円が今……S15シルビアは15万キロ超えでも200万円!! 今後さらに価格上昇か
ベストカーWeb
グランドハイエースに初代インサイトも輸出解禁!? もう25年越えってマジかよ?? 陰に隠れて高騰の可能性があるクルマ9選
グランドハイエースに初代インサイトも輸出解禁!? もう25年越えってマジかよ?? 陰に隠れて高騰の可能性があるクルマ9選
ベストカーWeb
「タコ2」三兄弟をおぼえてる? トヨタ「ターセル/コルサ/カローラII」はホットハッチ男子を魅了した国民的人気車でした
「タコ2」三兄弟をおぼえてる? トヨタ「ターセル/コルサ/カローラII」はホットハッチ男子を魅了した国民的人気車でした
Auto Messe Web
SUBARUサンバーを快走仕様!「ワイパーモーター不動からの復活」4
SUBARUサンバーを快走仕様!「ワイパーモーター不動からの復活」4
グーネット
類まれな「威厳と満悦」 ベントレー・コンチネンタルGT Sへ試乗 伝統継承のグランドツアラーを再確認 
類まれな「威厳と満悦」 ベントレー・コンチネンタルGT Sへ試乗 伝統継承のグランドツアラーを再確認 
AUTOCAR JAPAN
「メルセデス・ベンツ」ドイツ国内のディーラー網が大混乱!? リコールへの対応もあり現場は騒然です【みどり独乙通信】
「メルセデス・ベンツ」ドイツ国内のディーラー網が大混乱!? リコールへの対応もあり現場は騒然です【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
SUBARUサンバーを快走仕様!「ワイパーモーター不動からの復活」3
SUBARUサンバーを快走仕様!「ワイパーモーター不動からの復活」3
グーネット

みんなのコメント

2件
  • 微妙だな
    ストトリRSなんて188kgしかないのがメリットなのに
    EVカーの重量増は屁でもないがバイクは深刻だね
  • 短いねえ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村