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ポルシェ特別映像企画“過酷な開発テスト トップ5”を公開

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ポルシェが過去の作品から、ある分野において優れたクルマや出来事のトップ5をピックアップして紹介する映像連載企画“トップ5”シリーズ。今回のテーマは、“過酷な開発テスト”。ポルシェの開発施設であるバイザッハ研究開発センターで実施されている走行テストの中から、もっとも過酷な5つのテストを紹介している。

ポルシェの開発部門がバイザッハに移されたのは1966年。生産施設と研究開発のためのテストコースが設けられた。高性能車として知られるポルシェだが、はたして開発段階ではどのような試験が実施されているのか。その内容の一部を知ることができる。

Top5 スキッドパッド
まず第5位に選ばれたのは、スキッドパッド。この円形のコースは、主にスポーツカーのハンドリング試験に使用される。旋回時に車体にかかる横Gの具合やタイヤのグリップ限界時の挙動を検証を通じて、クルマの操縦安定性や安全性に磨きがかけられるのだ。ここでは50年にわたり試験が行われ、バイザッハの施設の中でも最も古いもののひとつに数えられるという。

Top4 テストトラック
第4位はテストトラック。走行テストで中心的な役割を担う試験路だ。すべての新型車はここで性能が試される。例えば穴の開いた路面などがあり、そこを時速40kmで通過する。これは実際の荒れた路面で、シャシーが十分な強度や乗り心地を確保しているかが試される。また、水槽を通過するテストもあり、これはSUVだけでなくスポーツカーにも実施。それもただの水ではなく、時速30kmで塩水の中を通過し、後でサビの発生がないかを検証する。このテストも数十年前から実施されているという。

Top3 風洞
風洞実験はポルシェが最も力を入れているテストのひとつ。高速走行時の車体の周りの空気の流れを検証するものだ。この実験を通じてスポイラーやウイングの形状が煮詰められる。これはレースカーのみならずスポーツカーにも実施されている。なお2015年には施設に最新設備が取り入れられ、より微細な空気の流れも検証できるようになった。ここでは時速300km/hという超高速走行時の風の流れも検証できるという。

Top2 オフロードトラック
開発コースはオンロードだけでなく、オフロードも含まれる。ラリーにおける輝かしい成功もオフロードテストによる成果とされる。ここで実施される片輪だけをモーグルに乗り上げる走行は、サスペンションだけでなく車体の剛性も試される。さらに不安定な路面での安定性を確かめるメニューや、悪路を70kmの高速で通過するテストなど、クルマにとっては非常に過酷なテストが実施されている。

Top1 クラッシュテスト
そして第1位に選ばれたのは、クラッシュテスト。安全性を確保する上で不可欠なテストだ。バイザッハには80年代後半に衝突実験施設が設けられ、正面衝突、オフセット衝突、ロールオーバー、側面衝突などの検証が実施されるようになったが、それ以前の衝突試験が確立する前は、クレーンで上から落とすなどして車体の潰れ具合を検証していたという。

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