カワサキの名車を引き継ぐZ900RSに新色カラーが登場
カワサキを代表するネイキッドバイク「Z1(900 Super 4)」の後継車にあたる「Z900RS」シリーズの2025年モデルが、2024年9月1日に発売されました。
【画像】やばい、オシャレすぎる… 新色が登場したカワサキ「Z900RS」シリーズを写真で見る(25枚)
Z900RSシリーズは、1970年代の名車であるZ1の復活を望むファンの声を反映させる形でスタートし、2017年より発売が開始。
Z1から引き継いだティアドロップ式のガソリンタンクやオーバル形状のテールランプなど、エクステリアは同じように見えても中身は別ものとなっています。
Z1の空冷エンジンはZ900RSでは水冷化され、フロントフォークも倒立式に変更されました。
また、リアサスペンションもクラシカルな2本出しからモノサスペンションに変更されています。
さらにヘッドライトはLED化され、パネル周りもマルチファンクション液晶パネルで近年のトレンドを継承。
ほかにも、ハイパワー化したエンジンに対応すべく「カワサキ・トラクション・コントロール」を搭載し、センサーで燃料の噴出量を調整することでリアタイヤのスリップを抑制しています。
エンジンは948ccの水冷4ストローク並列4気筒を搭載し、最高出力は111ps、最大トルクは10.0kgf・mを発生します。
なお、ボディサイズは全長2100mm、全幅865mm、全高1150mm(スタンダードモデル)となっています。
バリエーションは3モデル用意されており、スタンダードモデルのZ900RS。フロントカウルやシングルシート風の専用装備を施したZ900RS CAFE。そして、ブレンボ社製のフロントブレーキ、オーリンズ製のリヤショックを装備したZ900RS SEです。
今回の新モデルの特徴はカラーやグラフィックの変更がメインとなっています。Z900RSはキャンディトーンレッド、Z900RS CAFEはエボニー×キャンディライムグリーン、Z900RS SEはメタリックフラットスパークブラック×メタリックマットカーボングレーを追加しました。
また、Z900RS CAFEではホイールリムにライムグリーンのストライプ、Z900RS SEではフューエルタンクとサイドカバーに細かな傷の自己修復作用をもつ「ハイリーデュラブルペイント」を採用しています。
ほかにも3つのモデル全てのガソリンタンクに「KAWASAKI」のヘリテージマークを採用しました。
発売から2ヶ月近くになるZ900RSですが、売れ行きは好調なようで、販売店にもさまざまの問い合わせがあるようです。
販売店に寄せられる声とは
実際の売れ行きや問い合わせ内容に関して、首都圏のカワサキプラザ販売担当者は次のように語ります。
「Z900RSについて多くの問い合わせを頂くのですが、Z900RSの元々の人気が高いということもあり現在は完売となっています。
実際に問い合わせいただいた方からは『オシャレだ』や『すごく落ち着いた色合いで良い』という声をいただいております。
また、しばらくは品薄ではありますが、メーカーから出荷されるので完全に買えなくなるということではありません。ですが、もしかしたら来年にはさらに新色が発表され、現在のカラーが買えなくなる可能性はあります。
実際に去年販売されたブラックとブルー・ブラックについてはもうすでに完売しており、入荷の方も未定となっています」
また、関西圏のカワサキプラザ販売担当者は以下のように話しました。
「現在は、レッドが1台、ブルーが4台、イエローが7台、ブラックは完売となっています。
キャンディートーンレッド自体は手元に3台あるのですが、そのうち2台はもうすでに契約済みです。また、秋に入ってからバイクを購入しに訪れるお客様も増えており、残りの1台もいつ売れてしまうかわからない状況です。
もし完売してしまったら、次の入荷が行われる12月までは購入することができなくなります。
実際に店舗の方にいらしたお客様からは『レトロの雰囲気があるカラーリングだ』や『見てると懐かしい気分になる』といった声を多くいただいております」
※ ※ ※
Z1をオマージュし、現在に復活させたZ900RSですが、価格はZ900RSが148万5000円、Z900RS CAFEが151万8000円、Z900RS SEが170万5000円(いずれも税込み)となっています。
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