現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ウインカー“矢印”じゃん!? 超スゴい斬新「2ドアクーペ」世界初公開! 美しいファストバック採用の「Cyber GTS」とは

ここから本文です

ウインカー“矢印”じゃん!? 超スゴい斬新「2ドアクーペ」世界初公開! 美しいファストバック採用の「Cyber GTS」とは

掲載 4
ウインカー“矢印”じゃん!? 超スゴい斬新「2ドアクーペ」世界初公開! 美しいファストバック採用の「Cyber GTS」とは

■60年ぶりに復活? 「サイバーGTS」とは

 イギリスの名門自動車ブランド「MG」が新型2ドアクーペ「サイバーGTS」を発表しました。

【画像】超カッコイイ! 新型「FRクーペ」を画像で見る(57枚)

 いったいどのようなクルマなのでしょうか。

 MGブランドは1920年代に誕生した「モーリス・ガレージズ」に由来するイギリスの自動車ブランドです。

 誕生後、長らくはブリティッシュ・レイランドやローバー・グループ、MGローバーなどのイギリス会社の傘下でしたが、2005年のMGローバ倒産をきっかけに、中国の自動車メーカー「南京汽車」に買収されました。

 南京汽車傘下のMGでも、2ドアロードスター「MG TF」といった以前のモデルを継続して生産していました。

 そして2007年12月、南京汽車が上海汽車によって買収されたことにより、現在までMGは上海汽車傘下のブランドとなっています。

 それからのMGは小型ハッチバックやセダン、SUVなどの実用的なモデルをメインにリリースし、MGの代名詞でもある「2ドアライトウェイトスポーツ」は2011年のMG TF生産終了を機に姿を消しました。

 ですが、それから10年後の2021年、MGは2ドアロードスターのコンセプトモデル「サイバースター」を発表。

「ゲーミングスタイル」と銘打った近未来的なフォルムは大きな話題を呼びました。

 世界的な電動化の流れでパワートレインは純電動の電気自動車(BEV)となりますが、それでも反響は大きく、晴れて2023年に中国国内で販売が始まりました。

 MGサイバースターはMG TF以来、21年ぶりとなる新たなMGの2ドアロードスターです。

 ボディサイズは全長4533 mm x 全幅1912 mm x 全高1328 mm、ホイールベースは2689 mmと、全長4m以下・全幅1.7m以下だったMG TFと比較するとかなり大きく仕上がっています。

 また、電気自動車であるため、車両重量は2075-2210 kgとかなり重くなっています。

 後輪駆動と四輪駆動の2種類を用意し、前者はベースグレードで出力309 hp、上位グレードが335 hpを誇ります。

 また、四輪駆動モデルでは前に出力201 hpのモーターを追加し、合計で536 hpを叩き出す仕様です。

 バッテリーはベースグレードのみ容量64 kWhで、それより上はすべて77 kWhのものを搭載しています。

 そんなMG サイバースターですが、2024年7月に開催された自動車の祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」では、2ドアクーペモデルの「サイバーGTS」がお披露目となりました。

 サイバーGTS最大の特徴は、ファストバックのスタイリングを取り入れた2ドアクーペボディです。

 MGがかつて1960年代に販売していた2ドアロードスター「MGB」「MGC」では、同じボディを共有する2ドアファストバックモデル「GT」が1980年まで設定されていました。

 1995年に登場した後継モデル「MG F」以降は設定されなくなったため、MGのロードスターをベースとする2ドアクーペはおよそ60年ぶりとなります。

 また、MGの2ドアクーペ全般を含めると、2003年に登場した「XパワーSV」以来となります。

 グッドウッドに登場したサイバーGTSは、イギリスのレーシングカーにおける伝統的なカラー「ブリティッシュグリーン」に身を包んでいます。

 ベースとなるサイバースターはメタリックレッドをテーマカラーとしていたため、サイバースターよりも上品で落ち着いた印象を漂わせています。

 ルーフ以外はサイバースターと変わらず、笑みを浮かべたようなフロントマスクに、矢印型のウィンカーが特徴的なリアもそのままです。

 公開されたサイバーGTSは一応「コンセプト」と銘打っているものの、実際の量産モデルにかなり近い段階にあると見られます。

 また、サイバースターでは2人乗りでしたが、サイバーGTSは2人分の後席を追加した4人乗りになると見られ、MGがラグジュアリークーペ市場へ挑戦する形となります。

 MGは2024年を「MG 100周年の年」と位置付け、今回のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードではサイバーGTS以外に、ミドルサイズSUV「HS」のフルモデルチェンジもお披露目しました。

 サイバーGTSは2025年内の発売を予定していると見られますが、一方で肝心の価格に関してはまだ発表されていません。

 参考までに、サイバースターの中国での価格は31.98万元(約666.5万円)から36.58万元(約762.4万円)で販売されています。

 また、2024年4月下旬にはイギリスでも発売され、価格は5万4995ポンド(邦貨換算:約1083.2万円)からとなります。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

WRCラリージャパンで発生した“一般車両コース侵入事件”、FIAは「非常に深刻な問題」として調査へ。来季大会にも暗雲
WRCラリージャパンで発生した“一般車両コース侵入事件”、FIAは「非常に深刻な問題」として調査へ。来季大会にも暗雲
motorsport.com 日本版
サンパウロGP3位の勢いそのままに……ガスリーがラスベガス予選3番手「最後のアタックはアドレナリンが溢れたよ!」
サンパウロGP3位の勢いそのままに……ガスリーがラスベガス予選3番手「最後のアタックはアドレナリンが溢れたよ!」
motorsport.com 日本版
【旧車高騰の背景を見たり?】足を運んだファンは過去最大の1万2500人! 全米最大のJDMイベント
【旧車高騰の背景を見たり?】足を運んだファンは過去最大の1万2500人! 全米最大のJDMイベント
AUTOCAR JAPAN
アルピーヌ、東京オートサロン2025に『A110 Rチュリニ』など出展へ。山野哲也のトークショーも実施
アルピーヌ、東京オートサロン2025に『A110 Rチュリニ』など出展へ。山野哲也のトークショーも実施
AUTOSPORT web
12月1日は岡山国際でドラテク磨き! 初心者向け「カルガモクラス」もある「TOYO TIRES PROXES DRIVING PLEASURE」は要チェックです
12月1日は岡山国際でドラテク磨き! 初心者向け「カルガモクラス」もある「TOYO TIRES PROXES DRIVING PLEASURE」は要チェックです
Auto Messe Web
F1第22戦水曜会見:レースディレクター交代は「知らなかった」と驚くラッセル。一方で対話を続ける意思も明かす
F1第22戦水曜会見:レースディレクター交代は「知らなかった」と驚くラッセル。一方で対話を続ける意思も明かす
AUTOSPORT web
いすゞ新型「FRマシン」発表! 斬新「スポーティ顔」採用&四駆設定あり! “新開発エンジン”と8速AT搭載の「D-MAX」「MU-X」タイで発売!
いすゞ新型「FRマシン」発表! 斬新「スポーティ顔」採用&四駆設定あり! “新開発エンジン”と8速AT搭載の「D-MAX」「MU-X」タイで発売!
くるまのニュース
大人気の輸入車コンパクトSUVが進化! VW改良新型「Tクロス」はどう変わった? 乗って思った「これでいいんだよ」感とは
大人気の輸入車コンパクトSUVが進化! VW改良新型「Tクロス」はどう変わった? 乗って思った「これでいいんだよ」感とは
VAGUE
トラックの頭と積荷が載ったトレーラーの知られざる接続部! 最後のロックはあえて「手動」にしていた
トラックの頭と積荷が載ったトレーラーの知られざる接続部! 最後のロックはあえて「手動」にしていた
WEB CARTOP
いよいよラリージャパン最終日。勝田貴元の“全開プッシュ”は見られるか?「難しい1年を支えてくれたチームのために仕事をしたい」
いよいよラリージャパン最終日。勝田貴元の“全開プッシュ”は見られるか?「難しい1年を支えてくれたチームのために仕事をしたい」
motorsport.com 日本版
伝説のジャガーXJSが現代に蘇る、660馬力V12スーパーチャージャー搭載『スーパーキャット』誕生
伝説のジャガーXJSが現代に蘇る、660馬力V12スーパーチャージャー搭載『スーパーキャット』誕生
レスポンス
ヒョンデのタナクが総合首位をキープ。トヨタのエバンスとオジェが続く……勝田貴元5番手|WRCラリージャパンDAY3午後
ヒョンデのタナクが総合首位をキープ。トヨタのエバンスとオジェが続く……勝田貴元5番手|WRCラリージャパンDAY3午後
motorsport.com 日本版
岩佐歩夢の気になる去就。「F1に向いているハイブリッド思考」担当の小池エンジニアが話すローソンとの比較
岩佐歩夢の気になる去就。「F1に向いているハイブリッド思考」担当の小池エンジニアが話すローソンとの比較
AUTOSPORT web
F1ラスベガスGP FP2:好調メルセデスのハミルトンが最速。角田は初日10番手、アルピーヌやハースもトップ10入り
F1ラスベガスGP FP2:好調メルセデスのハミルトンが最速。角田は初日10番手、アルピーヌやハースもトップ10入り
AUTOSPORT web
レクサス「FRスポーツカー」がスゴイ! 5リッター「V8」&4.7m級の“美しすぎる”「流麗ボディ」採用! 豪華内装もイイ「LC」とは
レクサス「FRスポーツカー」がスゴイ! 5リッター「V8」&4.7m級の“美しすぎる”「流麗ボディ」採用! 豪華内装もイイ「LC」とは
くるまのニュース
フェルスタッペン、特化仕様のリヤウイングがなく「2戦を棒に振っている」予算の影響で2022年から”割り切り”
フェルスタッペン、特化仕様のリヤウイングがなく「2戦を棒に振っている」予算の影響で2022年から”割り切り”
motorsport.com 日本版
高性能Aクラスの集大成、メルセデスAMG『A45 S ファイナルエディション』が限定発売
高性能Aクラスの集大成、メルセデスAMG『A45 S ファイナルエディション』が限定発売
レスポンス
「いきなりステージから現れたんだ」エバンス、WRCラリージャパン“一般車両乱入事件”を語る。当該SSは安全確保のため中止に
「いきなりステージから現れたんだ」エバンス、WRCラリージャパン“一般車両乱入事件”を語る。当該SSは安全確保のため中止に
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

4件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村