マクラーレンのカルロス・サインツJr.は、2019年のルノー製パワーユニット(PU)が”戦える”モノになったと感じたようだ。
ルノーは、PUが導入された2014年からライバルのフェラーリやメルセデスの後塵を拝してきた。その進歩の遅さ、特に予選におけるパワー差がレッドブルとの関係崩壊の主な要因となり、レッドブルとホンダが提携することとなった。
■今年の不運はこれで出し切った……サインツJr.、開幕戦は災難の連続
2015年にF1デビューしたサインツJr.は、そのF1キャリアのほとんどでルノーPUを使用してきた(例外は2016年のフェラーリの型落ちPU)。
2019年の開幕戦オーストラリアGP予選では、サインツJr.がQ1敗退を喫したものの、チームメイトのランド・ノリスが8番手を獲得。サインツJr.は有望な予選結果の後で、ルノーの競争力に「変化を感じることができた」と振り返った。
「正しい方向へ一歩を踏み出したと感じた」
「まだ僕たちはフェラーリとメルセデスのエンジンから少し遅れていると思う。だけど、ついに僕たちは戦えるモノを手に入れたと、確かに感じているんだ」
「僕はF1で4年間ルノーPUを使ってきた。その4年間はずっとストレートで時速10km負けていた」
「だが(今年の)メルボルンでトップチームと時速2~3kmしか遅れていなかった。それは、本当に励まされるシナリオだ」
サインツJr.は、こうした進歩からルノーがPU開発において、何か手応えを得たと考えている。ただそれは、2年ほど遅かったとも感じているようだ。
「彼ら(ルノー)はエンジン開発のやり方について、明確なアイデアを得たと思う。それが前向きな雰囲気をもたらしている」
「僕はそういう意味でルノーを称賛したい。2年前に必要としていたような前進を、ついに果たしたと思うからだ」
そうした良い兆候とは裏腹に、オーストラリアGPはサインツJr.にとって不本意な形で幕を閉じた。PUから火が出たことで、レース序盤にリタイアを喫したのだ。
MGU-Kの故障が疑われているが、サインツJr.はシーズン前のテストから、ルノーはすでにその問題に苦しんでいたと指摘。対してルノーはこれについてコメントはしなかった。
サインツJr.は、このトラブルが1度限りのものであると予想している。トラブルは予選後のポジティブな感触を損なうようなものではなく、「僕はルノーを信頼している。彼らは前進したんだ。プッシュを続けられると願っている」と、レース後に述べた。
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