主力の電動SUVにテコ入れ
text:Greg Kable(グレッグ・ケーブル)
【画像】アウディeトロン/eトロンスポーツバック【最新のQ4と写真で比較】 全105枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
アウディは、2022年後半のモデルチェンジで、電動SUVのeトロンおよびeトロン・スポーツバックに新世代のバッテリーを搭載し、航続距離を延長する計画だ。
このアップデートは、少なくとも2025年まで同モデルの寿命を延ばすことを目的としており、その後、Q8 eトロンと呼ばれる可能性のあるニューモデルに置き換えられる予定だ。
新しいバッテリーに加えて、より効率的な電気モーターと、エネルギー回収能力の向上などを実現する電子システムが搭載される。
アウディ社内の関係者の話では、このパワートレインの改良により、航続距離は両モデルともに600km以上になるという。一方、現在使用している95kWhバッテリーの最大航続距離は400kmだ。
Q6 eトロンは後継ではない?
アウディのEVシリーズ最初のモデルであるeトロンとeトロン・スポーツバックは、英国ではそれぞれ2019年と2020年に発売された。もともとICEモデルのために開発されたMLBプラットフォームの改良版をベースにしており、完全にEVに特化して作られたものではなく、本質的に妥協したものになっている。
両モデルは、アウディとポルシェが共同開発した新しいEV専用のPPEプラットフォームをベースにしたQ6 eトロンの登場が待たれる中でのアップデートとなる。
アウディの幹部はAUTOCARに対し、次のように語っている。
「SUVのeトロンとeトロン・スポーツバックについては、フェイスリフトが行われます。両モデルとも、競争力をさらに高めるために、いくつかの技術的なアップデートで大幅に強化されます」
今年4月に上海モーターショーで存在が確認された新型Q6 eトロンは、2台の後継モデルになるのではないかと言われていた。しかし、Q6 eトロンは、通常のSUVとクーペ風のスポーツバックスタイルを導入する一方で、現在のeトロンよりも小型であるとされている。
今回の情報提供者は、「Q6 eトロンは、eトロンおよびeトロン・スポーツバックとは異なる市場セグメントで競合します。サイズは現在のQ5とほぼ同じですが、専用のプラットフォームを採用することで、Q7と同様の室内空間や積載スペースを確保することができます」と述べている。
さらに、来たるべき電動ポルシェ・マカンと並行して開発されているQ6 eトロンは、2023年の発売を予定しているという。
中国企業との合弁も注目
Q6 eトロンが登場する前に、アウディは中国限定ではあるが、別の電動SUVを市場に投入する予定だ。フォルクスワーゲンID.6(これも中国専用)の兄弟車となる7人乗りのこのモデルは、MEBプラットフォームをベースに開発される。
小型のQ4 eトロンに次ぐ、MEBをベースにしたアウディ2番目のモデルは、当初、中国の上海にあるSAICとの合弁会社の工場で生産される予定だ。
また、2023年までには、長春にあるFAWとの合弁会社の工場でも生産されることになっている。
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