1.6Lハイブリッドで総出力500ps以上
トヨタは、2022年のWRC(世界ラリー選手権)に対応したハイブリッドシステム搭載の新型GRヤリス・ラリー1を発表した。
【画像】今シーズンもWRC制覇なるか?【トヨタGRヤリスを写真で見る】 全93枚
3.9kWhのバッテリーと最高出力134psの電気モーターを搭載し、1月20日にスタートするモンテカルロ・ラリーで初戦を迎える。
2022年には、パワートレイン以外にもメカニカルおよびエアロに関する規制変更が行われる。ウィングはカットされ、5速の機械式トランスミッションが必要となり(昨年は6速の油圧シフト)、アクティブ・センターデフが廃止された。フロントとリアの機械式ディファレンシャルは残されている。
ガソリンエンジンはキャリーオーバーされており、昨シーズンの1.6Lターボを搭載し、モーターと合わせて500ps以上のシステム出力を実現しているが、今回はサステイナブル燃料で走るようになった。トルクは昨年の43kg-mから大幅に向上し、51kg-mを超えるという。スペースフレームシャシーは引き継がれた。
今回の規制変更は、最近のトヨタの優位性を揺るがす可能性があり、WRCにとって興味深い時期となっている。トヨタのチーム代表、ヤリ-マティ・ラトバラは次のように語っている。
「多くの疑問符がありますが、ラリー・モンテカルロでその答えを得ることができるでしょう。チームとして懸命に準備を進めてきましたが、最初のラリーを迎えるまでは、それぞれのマシンがどのように違うのか、誰にもわかりません」
「また、新しいマシンに一番自信を持っているドライバーと、まだ自信を持ちきれていないドライバーの違いも見られるかもしれません。ドライバーは運転方法やセッティングなど、多くの変化に適応しなくてはいけないのです」
2021年にマニュファクチャラーズ・タイトルとドライバーズ・タイトルを総なめにしたトヨタは、王者セバスチャン・オジェの部分的な引退を受けて、2022年のドライバーラインナップに手を加えている。
8度の優勝を誇るオジェはモンテに参戦するものの、その後は特定のラウンドにのみ出走する。フォードMスポーツ・プーマを駆るセバスチャン・ローブとのバトルの可能性は、今シーズンのハイライトの1つになるかもしれない。
過去2シーズン、オジェに肉薄したエルフィン・エヴァンスがトヨタの名目上のチームリーダーとなり、若手のカッレ・ロバンペラがセカンドカーに乗り込む。
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みんなのコメント
色んな部分もスピードも全然違う
ヤリスで500psだとかなり速いだろーなぁ