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BYDがRJCテクノロジーオブザイヤー受賞!「シール」に採用のLFPブレードバッテリーとCTB技術で

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BYDがRJCテクノロジーオブザイヤー受賞!「シール」に採用のLFPブレードバッテリーとCTB技術で

ブレード(刃)型バッテリーと高剛性ボディ

BYD Auto Japan株式会社(BAJ)のフラッグシップ・モデル「BYD SEAL (ビーワイディー シール)」に採用されている「LFPブレードバッテリーとCTBボディ構造」が、「第34回(2025年次)RJCカーオブザイヤー」で「RJCテクノロジーオブザイヤー」を受賞した。

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今回受賞したBYDの独自技術である「LFPブレードバッテリーとCTBボディ構造」は、BYDが長年に亘るバッテリーの研究・開発で得た知見を活かして誕生したというブレード(刃)型のバッテリーと、それを車体構造の一部として搭載する技術であるCTB(Cell to Body)のことである。




LFPバッテリーは、正極材にリチウム(Li)、鉄(Fe)、リン(P)を用いたバッテリーの一種で、三元系のリチウムイオンバッテリーに比べ、万一の事故でバッテリーが損傷を受けた場合でも熱暴走の恐れが極めて低く、充放電による劣化も少ない(長寿命)といった特徴があるという。

さらに、このLFPバッテリーをブレード(刃)状に成型したことで、限られたスペースにより多くのバッテリーを搭載することができ、高い安全性を担保しながら、エネルギー密度を大幅に高められたとのこと。BYDは、このブレードバッテリーを国内で販売中の3車種全て(コンパクトEV「BYD DOLPHIN」、e-SUV「BYD ATTO 3」、e-スポーツセダン「BYD SEAL」)に搭載している。

一方CTB(Cell to Body)構造は、その採用により、欧州プレミアムクラスと同等の高いボディ剛性と安全性を確保したとのことで、欧州の新車評価プログラム「Euro NCAP」で5つ星(最高評価)も獲得している。さらには、「優れた搭載性と理想的な前後重量バランス、低重心化を実現したことで、優れた操縦安定性も実現」したという。

【受賞理由】(RJC/日本自動車研究者ジャーナリスト会議ホームページから抜粋)
受賞理由 LFPブレードバッテリーは、安価なリン酸鉄を正極材料とし、リチウムイオン電池につきものの発火の恐れを低減。これを板状に成型して密に並べ、さらにCTB方式でそのセルを直接ボディに搭載することで、搭載時のエネルギー密度、スペース効率を向上。EVの性能向上に貢献したことを評価した。

【問い合わせ】BYD Auto Japan株式会社 お問い合わせフォーム

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みんなのコメント

4件
  • ats********
    C国製だのK国製なんていつ発火炎上するか知れない危険な代物だし、そうでなくても連中の国民性を考慮したら信頼性や耐久性には疑問しかない。
  • ニーナ
    BYDのATTO3に乗っています。リン酸鉄リチウムは充電寿命回数が4500回、また2000回までは殆ど劣化せずその後リニアに劣化していきます。日本メーカーのHV車等に採用の三元系リチウムは寿命は500回で使用開始直後よりリニアに劣化します。また、エンジン車は極端な前重心ですが、BYDのEVは中央重心低重心なので、コーナリング等の走行性能が極めて安定しています。ATTO3で日々ドライブを楽しんでいます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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