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2019年のスーパーGT&DTM交流戦が具体化。6月のクラス1規定完成で開催へ加速か

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2019年のスーパーGT&DTM交流戦が具体化。6月のクラス1規定完成で開催へ加速か

 スーパーGT第3戦が開催された鈴鹿サーキットでGTアソシエイションの坂東正明会長が定例会見を実施。DTMドイツツーリングカー選手権との交流戦開催についての現状を語った。

 スーパーGTのGT500クラスとDTMは、両シリーズの技術規則を統一し”クラス1”規則を導入することを目指し、これまで議論を重ねてきた。

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 2014年から、GT500クラスのレギュレーション変更に伴い、多くのパーツが共通化されてきた。またクラス1規定の導入に関して、両シリーズによるワールドファイナルの実現はその目的のひとつであり、昨年10月にはホッケンハイムで、昨年11月のスーパーGT最終戦ツインリンクもてぎで両シリーズによる交流デモランが実施されている。

 今回の記者会見で、GTAの坂東会長は6月22日~24日に行われるDTM第4戦ノリスリンクにおいて、DTMのプロモーターであるITRとクラス1規定完成の調印式を行う運びとなっていることを明かした。

「基本的に、国内7大会にブリーラム(タイ)を加えた8大会。そこに、DTMとの交流戦を課題として重視しながらスーパーGTのカレンダーを組んでいきたいと思っています」

「DTMとの交流戦に対しても、日本に呼ぶことやホッケンハイムでやることを目標にしていますので、その中で行ったり来たりすることを考えながらカレンダーを決めていきます」

「今年の6月にDTMのノリスリンクでステアリング・コミッティとしてクラス1規定の調印式ができると思っています。そうすればクラス1が出来上がるので、その規定の下に交流戦を行うということです。しかし、19年に(GT500クラスの)すべてがクラス1規定で行われるということではありません」

 現状、両シリーズは使用するエンジン形式やレースフォーマットなど違う点も多くある。また、基本的にはクラス1規定はFRマシンとなっており、ミッドシップのホンダNSX-GTはこれに該当しない。

 これに関して、各マニファクチャラーがクラス1規定に対応できるようにした上で、交流戦についてはNSX-GTの出場が許可される見込みであるとしている。クラス1規定の完成に至れば、交流戦における細かい話し合いも進んでいくことだろう。

 一方で、ここにきてFIAの中でツーリングカーのワールドカップを開催したいという話が持ち上がっているという。しかしそれは、DTMとの交流戦とは別の話であり、それぞれのシリーズをないがしろにすることはないと坂東会長は強調していた。

「先週の(ITRとの)テレビ会議で、FIAが今月末にマニファクチャラーの部会を招集し、そこにプロモーターとして(GTAが)呼ばれるという話がにわかに出ています」

「まだ直接は聞いていないのですが、FIAの中でツーリングカーのワールドカップをやるという話が持ち上がっているそうです。それとは別に、ITRとの交流戦をやるということで(ITR会長のゲルハルト)ベルガーと話をしています」

「ジャン・トッドやFIAの考えをもう一度聞かないといけない。ただ、我々はスーパーGTありき、ITRもDTMありきなので、それなくしては世界選手権化には協力できないし、今後話し合っていかなければいけません」

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