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エッティンガーチューンの16Vエンジンを搭載したゴルフ GTI ピアバーグ【ゴルフ50周年 モータースポーツを彩った8台(1)】

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エッティンガーチューンの16Vエンジンを搭載したゴルフ GTI ピアバーグ【ゴルフ50周年 モータースポーツを彩った8台(1)】

1974年にドイツで誕生したフォルクスワーゲン ゴルフは、2025 年に日本導入50周年を迎える。ゴルフは当初からスポーティな車両として設計され、1974年の初期段階で、将来の GTI (1976 年にデビュー) が国際 FIA 規則に従って開発されることが想定されていたという。そうした背景のもと、その後、ゴルフにはモータースポーツと深く関係したスポーティなモデルが多数登場している。今回の特集シリーズでは、「スポーティゴルフの50年」を振り返り、さまざまな世代の忘れることのできない8台の象徴的なモデルを紹介しよう。第1回は1981年に登場したゴルフ I グループ 4 ピアバーグをピップアップする。

1981年からドイツ ラリー選手権に参戦開始
車両番号 01
ゴルフ I GTI グループ 4 ピアバーグ(1981年)
Golf I GTI Group 4 'Pierburg'

メインスポンサーにちなんで名付けられた「ゴルフ GTI ピアバーグ」には、2バルブヘッドを備えた改良型のGTI エンジンが搭載されていた。ペール・エクルンドとハンス・シルバンは、1980年にこのグループ2規定の初代ゴルフ GTI を駆ってラリーで素晴らしい成績を収め、WRCモンテカルロ ラリーで5位に入賞している。

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そして、1981年のドイツ ラリー選手権の第2戦からは、トップクラスのグループ4 の規則に準拠したエッティンガーの16Vシリンダー ヘッドを備えた車両にスイッチ。それがこの「GTI グループ4 ピアバーグ」だった。エッティンガーチューンのエンジンは、1588 ccの排気量から158 kW (215ps)を発生していた。

写真の車両は、2011年夏にゴルフGTI をベースにしたベアシャシを使用して忠実に再現されたもので、オリジナルクルーのペール・エクルンドとハンス・シルバンがサンマリノの「ラリーレジェンド 2011」に出場している。ちなみにピアバーグ(Pierburg)は燃料ポンプなどのサプライヤーだ。

ゴルフはデビュー間もない1974 年という早い時期に、すでに将来の GTI を想定して FIA の規定の下で開発がスタートし、1975 年、量産型ゴルフ GTI の正式デビューの1年前に、量産モデルの特徴である側面に沿った特徴的な黒いダブルストライプが入ったプロトタイプがニュルブルクリンク レースのペースカーとして採用されていた。

[ アルバム : ゴルフ I GTI グループ 4 ピアバーグ(1981年) はオリジナルサイトでご覧ください ]

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