フェラーリはル・マン24時間レースの公式テストから速さを発揮し、レースウィークに入ってもワンツーで予選を突破するなど好調だが、51号車のドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィはトヨタがまだ前にいると確信している。
LMH車両『499P』で、50年ぶりにプロトタイプ車両でル・マン24時間レースに挑戦しているフェラーリ。公式テストから速さを見せ、6月7日(水)に行なわれた予選もワンツーで突破してみせた。
■ル・マンの”ルールにない”性能調整。トヨタWEC代表の小林可夢偉は怒り心頭「これはBoPではないらしい」
WEC(FIA世界耐久選手権)開幕3戦はトヨタのGR010が勝利したが、ル・マンではテスト前に性能調整が行なわれたこともあり、ハイパーカークラスの勢力図が変化しているようだ。この調整では各車の車両最低重量が引き上げられており、フェラーリ499Pも24kg重くなっている。ただトヨタGR010は37kg増となっているため、フェラーリから見て差が縮まる方向性の調整となった。
しかしジョビナッツィは、トヨタがハイパーカーの中で一歩リードしていることを確信していると語った。
プラクティスを前に、フェラーリとライバルの位置関係はどうなっているかと問われたジョビナッツィは、次のように答えた。
「テストはテストだ。トヨタはまだ僕たちの前にいると思う。ポルシェとキャデラックも近づいているかもしれない」
「僕たちは戦う準備ができているし、チャンスはある。24時間だから何でも起こりうるが、トヨタはまだ前にいるんだ」
「特にル・マンでは、トヨタは僕たちよりはるかに多くの経験を持っている。僕たちは速いクルマを持っていると思うし、今季最初の3レースの予選でもそれを示したけど、経験を買うことはできないんだ」
「僕たちは若いチームだし、ハイパーカーでこのレースを走った経験もない。トヨタにはそれがあるし、彼らは勝ち方や速くなる方法を知っている」
「僕たちとしてはトヨタにもっとプレッシャーをかけることの方が重要かもしれない。そうすれば、何かが起きる可能性がある」
フェラーリのスポーツカー・レーシング・テクニカルディレクターであるフェルディナンド・カンニッツォは、トヨタが有利だというジョビナッツィの評価を支持しつつ、トヨタとフェラーリの直接対決にはならないだろうと強調した。
「トヨタが有利なのは確かだが、キャデラックやポルシェのことも侮ってはいないよ」
「我々にとって最も重要なのは信頼性であり、その点ではトヨタがベンチマークとなる。トヨタが最強であることは分かっている。彼らは経験に頼ることができるんだ」
「しかしLMDh(キャデラックやポルシェ)もゲームに加わってくると予想している。彼らも競争力があるはずだ」
「トヨタが速すぎてフェラーリが2番手という、これまでのWECのような状況にはならないだろう」
ジョビナッツィは、フェラーリがシーズン序盤に苦戦した一因であるタイヤのデグラデーションの問題について、ル・マンのサルト・サーキットではあまり問題にならないことを期待している。
「(タイヤマネジメントは)僕たちの得意なところではなかったから、そこに注力しているよ。スパではタイヤのデグラデーションやセーブという点で、セブリングやポルティマオより改善できたと思う」
「ここル・マンは、タイヤにとってそれほど攻撃的なサーキットではないので、問題は起きづらくなる。それは僕たちにとって良いことだ。でも、問題はそれだけじゃない」
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