オートポリスで行われたスーパーGT第6戦。気まぐれな空模様のレースでGT300クラスの3位を獲得した#88 マネパ ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が、ランキング2位に浮上することとなった。
予選22番手と後方に沈んでしまった88号車。スタートスティントを担当した元嶋は16番手まで着実にポジションを上げた。そして雨が降り始め、コンディションが急激に悪化したタイミングを逃さずに88号車はピットイン。32周を走った元嶋から小暮へとバトンタッチし、ウエットタイヤに交換してコースに復帰した。
■吉本大樹、100戦目に悲願の優勝「ありがとうじゃなく、チームに”おめでとう”」
その直後、クラッシュした車両が出たことでセーフティカーが出動。88号車のピット作業でのロスタイムが事実上帳消しとなった上、この時点でまだスリックタイヤを履いていたマシンも多く、一気にポジションを上げることができた。
3度目のセーフティカーが出動した40周を過ぎたタイミングで、88号車は2番手。その後、トップを走っていた#55 ARTA NSX GT3にペナルティが出たこともあり、クラストップに躍り出た。
レース終盤、小暮は#720 McLaren 720Sのアレックス・パロウと激しいバトルを繰り広げたものの、オーバーテイクを許して2番手に後退。さらに、ドライタイヤで猛烈な追い上げを見せた#60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3の吉本大樹を抑えることができず、3位でレースを終えた。
レースを盛り上げた”主役”のひとりである小暮は、チームの戦略が完璧に機能し、ウエットタイヤでのパフォーマンスが良かったとレースを振り返った。
「チームが良いタイミングで送り出してくれました。ウエットタイヤの暖まりがすごく良かったのと、ドライタイヤの車もいたので、ポジションを上げることができました」
前戦の富士500マイルでは、同じランボルギーニ ウラカン GT3を使う#87 T-DASH ランボルギーニ GT3が勝利を飾っているだけに、小暮も”ランボルギーニの連勝”が頭をよぎったという。それでも、終盤のほぼ乾いた路面コンディションをウエットタイヤで走るのはつらかったようだ。
「(ランボルギーニの連勝について)簡単じゃないなとは思いましたけど、アレックス選手もすごく速かったですし、吉本選手は異次元の速さだったので……それがなければ(優勝は)見えていたかもしれないです」
「チームはもっと雨が降ると思っていましたし、(スティントの)スタートダッシュにかけていたので、最後はリヤタイヤがつらかったです。レース終盤の路面はかなりドライでした」
88号車は、3度目のセーフティカー出動直前、前を走っていた55号車に追突してしまうインシデントがあった。小暮は、この時の状況について次のように説明。避けられない事故だったと語った。実際、この件はレーシングアクシデントだと判断されたようでペナルティは出されなかった。
「僕がぶつけちゃったんですけど、でもアレはもう避けられなかったですね。あの瞬間は55号車を抜きにかかったんですよ」
「でも、無理かなあと思って(55号車の)後ろに入った瞬間でした。あの場所は緑旗が出てたんですが、次のセクターでは黄旗が振られていて、スリックタイヤのGT500(#37 KeePer TOM'S LC500)がいたんです」
「55号車もそれを抜くわけにいかないじゃないですか。それで急ブレーキになったのでぶつかっちゃったんですけど、本当に悪いことしちゃいましたね」
今回のレースで11ポイントを稼いだ88号車は、僅差のGT300タイトル争いの中でランキング2位に急浮上。ポイントリーダーの55号車とは5ポイント差まで迫っている。
メディアの囲み取材に応じた時点では、ランキングの状況を把握できていなかった小暮。記者からその詳細を知らされると、逆転でのタイトル獲得へ照準を定めたように目の色が変わった。
「元嶋選手とも話していたんですが、ポイントが獲れて本当に良かったです。シリーズ争いもこれでかなり……2位まで上がったんですか? これはもうマジでチャンピオン狙えますね」
元嶋は、今回のレース結果はチームと小暮のおかげだと謙遜しきり。それでも、残り2戦でタイトル獲得に貢献してみせると意気込んだ。
「僕は何もしてないです。決勝を見据えたタイヤを選んで順位を上げてたんですけど、なかなか周りの車も速くて、小暮さんにつなぐことをしっかり意識していました。本当に良いタイミングでピットに入れたので、個人的にはそれくらいなのかな」
「チームの戦略と小暮さんの力強いレースのおかげで得られた結果ですね」
「(残り2レースは)かなり面白くなると思います。チャンピオン獲りに行かなくちゃですね」
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