角田裕毅はF1アブダビGPの決勝レース終了後に記者団の取材に応じ、リードラップを走れたのは驚くべきことだったと語った。
角田は6番グリッドからアブダビGPの決勝レースをスタートすると、多くのドライバーが2ストップで走る中、1ストップ作戦でチェッカーを目指した。結果的にその戦略は功を奏さず8位に終わったが、道中にはリードラップを記録し、さらにはその奮闘ぶりが認められ、ドライバー・オブ・ザ・デイにも選出された。
【F1分析】アルファタウリの角田裕毅8位入賞。トスト代表は「1ストップは失敗」と発言も、チーム含め成長が感じられた1戦だった:F1アブダビGP
「全てを出し切りました。正直に言って、自分が先頭に立っているとは知りませんでした。それにはとても驚いています」
角田はレース後にそう語った。
「シーズン前半を振り返ってみると、レースをリードできるとは夢にも思っていませんでした。これは素晴らしいことであり、チームの努力がなければ、これほどの成果を達成することはできなかったと思います」
「今年のチームは、ほとんど全てのレースでアップデートを用意してくれました。それは信じがたいことでした。その努力は、今回のパフォーマンスに値すると思います」
このレース限りでチーム代表を退任するフランツ・トストに対して、自らのパフォーマンスによって感謝の気持ちを示すことができたと角田は考えているようだ。
「フランツには、最大の贈り物(コンストラクターズランキング7位奪取)を渡すことはできませんでした。でも、全てを賭けたつもりです」
「僕は彼への感謝の気持ちとして、少なくとも自分のパフォーマンスは見せることができたと思います」
1ストップ戦略は予定通りだったと語る角田。それが功を奏さなかったが、悔いはないと語る。
「計画通りでしたが、難しいレースになるだろうということはわかっていました」
1ストップ作戦について、角田はそう語る。
「僕らはずっと、タイヤが何を言っているのか、耳を傾けていました。最初のスティントでは、タイヤが非常によく踏ん張ってくれたので、それが助けになりました。それが重要だったと思います」
「最終的には、戦略について僕らが行なったことについては問題ありません。たとえトップチームと全く同じ戦略を採ったとしても、6位でフィニッシュできたかどうかは分かりません。だから、後悔はしていませんよ」
メキシコシティGPでは、上位進出のチャンスがありながら、マクラーレンのオスカー・ピアストリと接触したことによりノーポイントに終わった。このことを後悔しているのではないかと尋ねると、角田は次のように語った。
「正直言ってご指摘の通り、特にメキシコについてはいくつか後悔していることがあります。あれは、今シーズンの中でも最大のミスだったと思います。でも、そこから僕は学ばなければいけません」
「でも、あれは挑戦だったんです。僕は8番手でしたが、そのまま8位でフィニッシュしていたとしても、ランキング7位になるには足りませんでした。だから少なくとも、トライしたことについてはあまり後悔していません」
アルファタウリはシーズン終盤戦で急激にパフォーマンスを向上させた。それは、今季獲得した25ポイントのうち20ポイントを、シーズン終盤5戦で獲得していることからも明らかだ。
このことは、来季に向けた励みになるのではないかと尋ねられた角田は、次のように語った。
「アブダビでアップデートを投入したことは、来年に向けた考え方のようなモノだと思います」
そう角田は言う。
「これらのアップグレードがうまく機能していた場合、来年に向けて良い兆しと言えると思います。少なくともいくつかのポジティブな部分と、良いデータを得ることができました」
「今後も僕らがやってきたことを続けていくつもりです。明らかに、まだ十分ではないです。でも来年に向けて多くのことを変えなければいけないことは分かっています。それが、僕らに良いステップアップをもたらしてくれることを願っています」
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