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マツダの新世界! レトロスポーツ登場 CX-5改良型の特別仕様車を見てきた

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マツダの新世界! レトロスポーツ登場 CX-5改良型の特別仕様車を見てきた

世界観は「スポーティ×レトロ」

執筆:Yasuhiro Ohto(大音安弘)

【画像】こんなの待ってた! マツダ3、CX-30、CX-5特別仕様【レトロスポーツを見る】 全60枚

マツダは、魂動デザインによるモダンなスタイルと伝統的に得意としてきた“走りの魅力”を新たな形で表現した特別仕様車「レトロスポーツ・エディション」を発表した。

同仕様が用意されるのは「CX-5」「CX-30」「マツダ3セダン」「マツダ3ファストバック」の4車種だ。

本日より予約受注を開始し、発売は10月中旬~下旬を予定している。ここでは新提案となる「レトロスポーツ・エディション」の世界観に加え、CX-5の特徴を紹介しよう。

本特別仕様車は、スポーティグレード「ブラックトーン・エディション」の人気を受けて誕生した新たなグレードだ。

近年、流行の日本独自のレトロ文化に注目し、世代やライフスタイルの垣根を越えた「レトロ×モダン」のコーディネートが目指された。

イメージカラーとなる「ジルコンサンドメタリック」は、鋳造の砂型に使う“砂”をモチーフに生まれたアースカラーで、21年のビッグマイナーチェンジのCX-5に投入された特別仕様車「フィールドジャーニー」のイメージカラーとして採用。

初代CX-5が持っていたアウトドアで活躍するSUVとしての魅力を、現行型でも復活させることに一役買った。

内装は? テラコッタとレガーヌ

しかし、22年のロードスターの年次改良で、クラシックな雰囲気を与える遊び心のある色として新採用され、カフェレーサー的な雰囲気を実現。

懐かしくもありながら、スポーティさを感じる新たな色としての魅力が掘り起こされた。

その色味が持つ独自の雰囲気と、現代の日本人が愛する“暖かく懐かしさのあるレトロさ”を重ね合わせ、専用アクセントによる上品かつスポーティなモデルに仕上げたのが、今回の特別仕様車なのだ。

全仕様で共通するのが、ブラックをアクセントとしたスポーティなエクステリア。

そして、温かみと上品さのあるテラコッタカラーと、質感を高める人工皮革とスエード調生地「レガーヌ」を取り入れたお洒落で贅沢さもあるインテリアである。

因みに、同仕様のためのメカニカルな変更はなく、ブラックトーン・エディションよりも、親しみやすく上質なスポーティ仕様と理解すれば良さそうだ。

スポーツ系2グレードの中間価格

CX-5に設定された「レトロスポーツ・エディション」は、デザインなどの意匠変更を受けた年次改良モデルがベース。現行型で強めた都会派クロスオーバーとしての魅力を活かした人気のスポーティ仕様の新たな選択として提案されている。

そのポジションは、王道的なスポーツスタイルを与えた「ブラックトーン・エディション」とラグジュアリー感を高めた「スポーツ・アピアランス」の中間に収まる存在だ。

CX-5のスポーティモデルは、「黒」を基調するのは共通だが、同仕様では、エクステリアには、ドアミラー/ホイール/フロントグリルをグロスブラック仕上げとし、グリル周囲のシグネチャーウィングを黒メッキとすることで、より精悍に仕上げている。

ユーザーが乗車時に常に触れるインテリアでは、レトロな雰囲気と上質な手触りを実現すべく、天井をブラックとするなど、黒を基調とした空間に、テラコッタとブラックを組み合わせた合成皮革とスエード調生地であるレガーヌのコンビシートに加え、ステアリング/シート/トリムなどのステッチをテラコッタとすることで、上質さとレトロ感を演出している。

ボディカラーは、イメージカラーの「ジルコンサンドメタリック」だけでなく、他のカラーも選択可能。担当デザイナーによれば、同仕様の世界観では、「マシングレー」や「ポリメタルグレー」の選択もおススメとのこと。

ディーゼル&2Lガソリン 価格は?

実車の印象は、スポーティさと上質さのバランスの良さ。「スポーツ・アピアランス」が上級感を高めた一方で、やや重厚感も感じるようになったためだ。

スポーツ色の強い「ブラックトーン・エディション」までクールに徹してもない。そのため、「レトロスポーツ・エディション」には、優しさと爽やかさを感じるのだ。

インテリアは、「レトロ」を意識した温かみとスポーティさを併せ持つインテリアに仕上げられており、CX-5の魅力である居心地の良さが際立った。シートは、テラコッタ部は合成皮革だが、ブラック仕上げのシート中央をパーフォレーション(穴あき加工)のレガーヌとすることで、肌触りの良さに加え、蒸れにくく滑りづらい構造となっており、機能性を高めている点も見過ごせない。

同モデルは、「ブラックトーン・エディション」だと、ちょっと尖りすぎと感じる人や上級指向の人にお勧めできるし、上級感がありながら、「スポーツ・アピアランス」よりも価格も抑えられており、お買い得だ。

パワーユニットは、人気のクリーンディーゼル「XD」に加え、お手頃な2.0Lガソリン車「20S」も選べる。駆動方式はいずれもFFと4WDの選択が可能だ。

「レトロスポーツ・エディション」の価格は、XDで374万5500円~397万6500円。20Sで342万6500円~365万7500円となる。

CX-30とマツダ3の本特別仕様車については、続報でお届けしよう。

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