WRC世界ラリー選手権に参戦中のヒョンデ・モータースポーツは5月24日、フランソワ-グザビエ・ドゥメゾンを新テクニカルディレクターに任命したと発表した。ドゥメゾンは6月1日付で新役職に就任する予定だ。
元ウイリアムズF1のテクニカルディレクターで、WRCではスバル、フォルクスワーゲンで手腕を発揮した“FX”ことフランソワ-グザビエ・ドゥメゾン。26年以上にわたる彼の輝かしい経歴のなかでも、WRC“一強時代”を築いた2013年から16年のフォルクスワーゲン時代はそのハイライトといえるだろう。
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ドゥメゾンが手掛けた『フォルクスワーゲン・ポロR WRC』は4年間で52戦46勝という目を見張る戦績を収め、ドイツのメーカーに4シーズン連続でドライバー選手権とマニュファクチャラー選手権の両タイトルをもたらした。
そんなドゥメゾンが、体制強化を図るヒョンデ・モータースポーツ(ヒョンデ・シェル・モビスWRT)に加わることとなった。彼は新しいテクニカルディレクターとしてヒョンデの車両およびパワートレイン部門の取り組みを指揮するとともに、WRCプログラムマネージャーを務めるクリスチャン・ロリオーと密接に連携し、今シーズンまだ勝利のない『ヒョンデi20 Nラリー1』の開発に着手する。
「ヒョンデ・モータースポーツで新しい役割を始められることを非常にうれしく思っている」と語ったドゥメゾン。
「ヒョンデがモータースポーツの分野で素晴らしいポテンシャルを持っていることは明らかだ。また、既存の取り組みだけでなく将来の取り組み、とくに電気モータースポーツプログラムも視野に入れている」
「私の任務は、ヒョンデ・モータースポーツ事業の能力を強化し、世界最高レベルにまで成長させることだ。私はこの新しいチャレンジを喜んでおり、WRCやカスタマー・レーシング・プログラムですでに偉大な成果を上げているスタッフとともに働くことを楽しみにしている」
ヒョンデ・モータースポーツ社長のショーン・キムは、ドゥメゾン招聘の意義を強調し、次のように述べた。
「フランソワ-グザビエが、アルツェナウ(ドイツ)でモータースポーツ活動全般にわたる技術部門を率いることになったことをうれしく思っている」
「WRC、TCR、そしてそれ以上のレースにおける彼の豊富な経験と実績は、私たちがモータースポーツプログラムのベンチマークとしての地位を確立するために、非常に貴重なものとなるだろう」
今季2023年シーズンよりWRCチーム、ならびに韓国メーカーのモータースポーツ・プログラムを率いているシリル・アビテブール代表は、「フランソワ-ザビエル(FX)をテクニカルディレクターとして迎え入れることは、ヒョンデのモータースポーツ・プログラムを拡大し、成長させる信じられないほどエキサイティングな機会だ」と語った。
「FXは現在の競争力を高めるだけでなく、トップレベルのモータースポーツ組織としての能力を高めるための設備の改善をもたらし、会社の未来を定義する手助けをしてくれるだろう」
「さらに、彼はモータースポーツで勝つだけでなく、支配するために何が必要かを知っている。そしてその経験こそが今後数年間、我々の努力を結集してチャンピオンシップのタイトルを獲得するために必要なものなんだ」
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