一部改良を受けたスズキの「ワゴンRスマイル」に、小川フミオが早速乗った! 見た目以上に軽やかな走りに迫る。
マイルドハイブリッドで、走りにゆとりを
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スズキがワゴンRスマイルの一部仕様変更を行い、2024年12月に発売した。実用性が高い設計で、かつ“やさしくかわいらしいデザイン”が、セリングポイント。と、いっても、誰が乗ってもなかなかヨイ。デザイン性の高さも魅力だ。
ワゴンRスマイルは、全長3395mm、全幅1475mm、全高1695mmの、いわゆる“1.5ボックススタイル”の車体に、後席用には実用性の高いスライドドアを備えた仕様だ。
エンジンはマイルドハイブリッド化された657ccの3気筒。36kWの最高出力と58Nmの最大トルクを発揮し、これに40Nmのモーターがアシストする。CVT(無段変速機)の組み合わせで、駆動方式は前輪駆動と4WDが選べる。
今回の変更点は以下のとおり。
・フロントバンパーとフロントグリルとヘッドランプガーニッシュの意匠変更
・ロアグリルを「ほほえんでいるような表情」に意匠変更
・ボディ側面のショルダーラインの一部意匠変更
・新しい車体色の設定
・ダッシュボードやアームレストの色の変更
・衝突被害軽減ブレーキを標準装備
・停止保持機能つきアダプティブクルーズコントロールと車線維持支援機能を採用
・低速時ブレーキサポートと車線逸脱抑止機能と標識認識機能など標準装備
・電動パーキングブレーキとブレーキホールド採用
・「スズキコネクト」に対応
加えて、ボディへの減衰接着剤の採用、タイヤの変更(試乗車はダンロップ「エナセーブ」)、サスペンションダンパーの新たなチューニングによって、乗り心地向上が目指されている。
はたして、ワゴンRスマイルのドライビングの印象は、スタイリングから想像するより、はるかによく走った。乗ったのは「ハイブリッドX」で、前輪駆動版。
マイルドハイブリッドなので、発進加速は期待以上に鋭い。モーターがトルクの上乗せをしてくれる。かわいさが強調された雰囲気に似合わないような、スピード感で走れる。
「ふらつきにくい」と、性能を謳うタイヤの恩恵もあるのか、ステアリングフィールも路面とのコンタクト感があり、走る楽しさがそれなりに感じられるのもよい。
ただし、高めの速度で乗ると、サスペンションのストローク感がもうすこしあればなぁ……と、思うのは事実。ゆったりした気持ちでドライブしたほうが、このクルマの良さをよりよく味わえる。
室内の出来というか、デザインのセンスはとてもいい。とりわけシート地。ざっくりした麻を思わせるファブリック張りのシート地が、品よく軽やかな見た目の印象と、気持ちよい肌ざわりだ。シートの作りも、乗員のからだをちゃんとホールドしてくれる。
ワゴンRスマイルは、どちらかというと、生活における彩りとか、ちょっとしたこだわりを大事にする若年層が中心ユーザーなのかもしれない。でも、インテリア各部の造型とか表面処理を見ていると、性別年齢を問わずに、評価出来る仕上がりだと思う。
車体色が豊富なのも、スズキのいいところだ。モノトーンと、ルーフが車体との2トーンが用意されていて、暖色も寒色もえらべる。ブラックとかマット系がないのは“スマイル”というサブネームが示唆するコンセプトに合わないという判断か。
でも、幅広いユーザー層拡大の可能性を考えると、少しワルい感じの車体色があってもいいかもしれない。
そのぐらい許容量の大きなクルマである。
ワゴンRスマイルの価格は、今回のハイブリッドXのFWD(前輪駆動)が¥1,864,500。4WDは¥1,984,400だ。同じパワートレインをもちつつ、LEDフロントフォグランプ、後席右側ワンアクション電動スライドドア、360度UV&IR(赤外線)カットガラス、6スピーカー、それに内装の装備の一部といったものが省略される「ハイブリッドS」はFWDが¥1,766,600、4WDが¥1,889,800となる。
文・小川フミオ 写真・田村翔 編集・稲垣邦康(GQ)
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