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フォルクスワーゲン カタログ2008年版 03 《VWゴルフ・トゥーラン》【VW GOLF FAN Vol.14】

掲載 更新 2
フォルクスワーゲン カタログ2008年版 03 《VWゴルフ・トゥーラン》【VW GOLF FAN Vol.14】

※この記事は2007年12月に発売された「VW GOLF FAN Vol.14」から転載されたものです。

ミニバンらしからぬ実力に満ちた“ゴルフのミニバン”

フォルクスワーゲン カタログ2008年版 02 《VWゴルフ・ヴァリアント》【VW GOLF FAN Vol.14】

多人数乗車や日常での実用性といったミニバンの基本性能に、「これがミニバン!?」と驚嘆するハイレベルな走行性能を融合。ゴルフのミニバンには、常識を超えた実力が備わっている。

■model summary

TSI Trendline
275万円(6速DSG/4ドア/右ハンドル)
TSI Highline
325万円(6速DSG/4ドア/右ハンドル)

実はゴルフVよりも先に日本デビューを果たしたトゥーラン。現行モデルは'07年3月に上陸した新型で、エンジンをツインチャージャーのTSIに積み替え、さらにワッペングリルを採用するなどVWの最新トレンドを採り入れたモデルだ。グレードはトレンドラインとハイラインの2モデル構成。

Outline

2+3+2の7人乗り3列シートを採用するミニバンが、ゴルフ・トゥーランだ。全長4420mm×全幅1795mm×全高1660mmのボディは、ゴルフ・シリーズのなかではヴァリアントに次いで長く、最も幅広で最も背が高い。ホイールベースもシリーズ最長となる2675mmだ。そうした余裕ある車格は、もちろん室内空間の余裕に繋がり、特に頭上空間は広々と快適性に優れる。またそれは、乗降性の良さやチャイルドシート装着のしやすさなどにも効果的に働き、ファミリーユースにはまさに最適なゴルフといえるだろう。

3列目は背もたれも座面もやや薄めの造りに見えるが、構造自体はしっかりしており、大人の体重も問題なく受け止める。が、スペースはかなり狭くなるため(頭上空間の広々感も2列目まで)、やはりエマージェンシー的な役割となる。とはいえアレンジ性には優れており、左右別々に床下収納できるし、その際の床面のフラット感もなかなかのもの。加えて2列目は3座分割式で、それぞれを背もたれ前倒し、座面ごとチップアップ、さらには取り外しも可能。国産ミニバンにも負けない、便利なシートユーティリティを誇る。




トゥーランは、このような使えるミニバン性能と、後述するミニバンとは思えない高次元の走行性能を併せ持つモデル。国産の同クラスミニバンと比べれば価格は少々高くなるが、それに見合う価値は多分にある。

Impression

本家のゴルフVよりも先に日本デビュー(2004年2月)し、そのときに「もうトゥーランがゴルフでもいいのでは?」という好評の声が多方面であったように、トゥーランの走りは相当イイ。当時の評価は、直進でもコーナーでも実に安定したフットワークや、大きなボディなのに軽々と操れるハンドリングなどが中心で、もちろんそれは現行モデルにも脈々と受け継がれている。

TSI Trendline コストパフォーマンス重視派にオススメ




加えて2007年3月に、ハイラインには170ps、トレンドラインには140psの、共にTSIエンジンが搭載されたのだから、現行モデルの走りはもっと洗練されている。トレンドラインで1600kg、ハイラインで1630kgという重いボディであるにも関わらず、ツインチャージャーのTSIエンジンは、アクセルをちょいと踏むだけでトゥーランをグイグイと走らせていく。重さなんぞまるで感じさせず、ワインディングの登りであろうと、軽くて速い印象のまま駆け抜けるフィーリングは猛烈に爽快だ。

TSI Highline トレンドラインより50万円高いが旨味十分







当然、前述したフットワークやハンドリングも優れるから、スポーツ走行しても怖さは微塵もない。高速道路では、ハイラインは3Lクラス、トレンドラインだって2.5Lクラスのクルマに乗っているかのような、余裕と俊敏さに溢れるクルージングを楽しめる。ミニバンだけどミニバンとは思えない走行性能。トゥーランを試せば、きっと誰もが驚くはずだ。

リポート:斎藤 充

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みんなのコメント

2件
  • 以前ハイライン乗ってたけど良い車だった。1人で乗っても多人数で乗っても乗り味は変わらなかった。
  • ツインチャージャーのモデルめちゃくちゃ速くて楽しかったなぁ。
    長く乗れる気はしなかったけど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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