車種別・最新情報 [2024.12.21 UP]
2025最新版《WR-V》ズバリ! “買い”のポイント
ニューモデルで振り返る2024年…自動車業界はどう動いた?最新トレンドを分析!
人気モデル『“買い”の決め手はコレでした!』魅力掘り下げ大研究
月刊自家用車のレギュラー執筆者が国産人気モデルの魅力をあぶり出し、ズバリ解説! その“買い”のポイントはあなたに“刺さる”のか。クルマ選びの際は本企画を参考にしっかり吟味していただければ幸いだ。
●文:川島茂夫/渡辺陽一郎
HONDA WR-V【SUV】
“価格だけ”にあらず
基本性能の高さも大きな見どころ
現行ヴェゼルはハイブリッドのe:HEVを中心にしたグレード構成に変わったことで、価格帯が少し上がってしまった。その影響で売れ筋グレードの価格帯は300万円の大台を超えている。この価格のギャップを埋めるために、WR‐Vをインドから輸入することになったのだ。
WR‐Vのエンジンは直列4気筒1.5ℓガソリンで、駆動方式は前輪駆動の2WDのみになる。
WR‐Vのボディサイズはヴェゼルとほぼ同じだが、フロントマスクを野性的なデザインに仕上げることで、都会的な雰囲気のヴェゼルと差別化。こちらの方が今のSUVのトレンドに沿っている。
さらに空間効率が優れていることも特徴。全長を4325mmに抑えながら、後席に座る乗員の膝先には握りコブシ2つ半の余裕がある。この広さはヴェゼルと同程度だが、ホイールベースはWR‐Vが40mm長く、後席と後輪が離れているため乗降性は良好で、荷室容量も余裕十分。最小回転半径は5.2mと、ヴェゼルに比べて小回りの利きもれている。
WR‐Vはパーキングブレーキがレバー式で、これに伴って運転支援機能のACCも全車速追従型ではなく、時速25kmを下まわると解除されてしまう。少しクセはあるが、価格は機能や装備の割に安く抑えられて買い得だ。
WR-V《買いのポイント》
価格が最大のセールスポイント。最も安価なXがベストバイ
一般的には中級グレードが買い得だが、WR-Vは高くなったヴェゼルを補うために投入されたから、最も安価な209万8800円というXをオススメしたい。中級のZと比べて、省かれた装備は18万円相当だが、価格は25万800円安い。16インチタイヤの採用で乗り心地は柔軟なこともマルだ。
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