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森口博子がエンジンに!? 80年代から90年代のイケてる軽自動車5選

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森口博子がエンジンに!? 80年代から90年代のイケてる軽自動車5選

■乗用車全盛期でも売れた、昭和の名軽自動車たち

 近年の新車市場では、軽自動車の販売が好調です。現在の軽自動車は「広い室内空間」「走行性能の向上」「充実した装備」が揃ったコンパクトカーにも引けを取らないほど総合的なパッケージが向上しています。

不人気にもほどがある!? ビックリするほど売れていない軽自動車5選

 しかし、ひと昔前の軽自動車には「狭くて非力」といった、現在とは真逆のイメージがありました。そんな時代でありながらも、販売が好調だった1980年代から1990年代の軽自動車を5台紹介します。

●ホンダ初代「トゥデイ」

 当時、ホンダが約11年ぶりに発表した軽自動車が、3ドアハッチバックの軽ボンネットバンのホンダ「トゥデイ」です。

 初代モデルは丸いヘッドライトが特徴的で、エンジンを前傾させエンジンルームの全長を抑えることで室内空間を広くすることを実現しています。

「ニュー・スモール」のキャッチフレーズが有名で、女性向けの装備やカラーラインナップの追加をしたことで、おしゃれなクルマとして認知されることとなりました。

 当時のCMには歌手の今井美樹さんが起用され、「青山育ちのハンサムです」といったフレーズがいまでも記憶に残る人もいるのではないでしょうか。

 グッドデザイン選定商品にも選ばれたこともあり、ルノー初代「トゥインゴ」のデザインにも影響を与えたともいわれています。

●スズキ3代目「アルト」

 いまでも人気車種として名を馳せるスズキ「アルト」は、1979年以来から現在まで続くロングセラーとなっており、「軽ボンネットバン」とよばれるジャンルを作り出しました。

 乗用車並みの居住空間を目指して設計された3代目アルトは、軽自動車では珍しい回転ドライバーズシートやスライドドアを採用するなど、走りだけではなく使いやすさにもこだわった一台となっています。

 発売当時のCMでは「パリにも似合う使いよさ」をキャッチフレーズとし、女性をターゲットに販売台数を大幅に伸ばすこととなりました。また、当時の大人気アイドルであった浅香唯さんがCMに起用されたことも話題になり、「アルトのモデルはあなたがいい」というフレーズも多くの人々の記憶に残りました。

●ダイハツ初代「ミラ・クオーレ」

 現在 でも人気「ミラ」シリーズの初代は、1980年にミラ・クオーレの名称で登場しました。当時は物品税がかからない商用車バージョンとして、4速MTとイージードライブ(セミAT)の2タイプを販売していました。1982年に車名をミラに変更し、2018年の生産終了までダイハツの看板車種として活躍しました。

 CMは当時の人気アイドル岡田奈々さんが出演し、「小さなクルマの大きなスペース」がうたい文句の新感覚「1.5BOX」として話題になりました。

 狭くて人が乗るだけで精いっぱいだった軽自動車が多いなか、トランクに荷物が積める広いスペースが設置されたことで爆発的な人気を獲得したようです。

 ちなみに、当時の車体価格は49万3000円と、当時でもかなりの低価格となっていたようです。また、ウォークスルーバンと呼ばれる、人が立ったまま車内を移動ができるモデルなども登場しました。

 4代目ミラのCMには森口博子さんが起用され、元気な森口さんがエンジンルームに入る「森口エンジン」といったCMも話題になりました。

■かつて軽自動車といえばN-BOXではなく…あの車だった

●三菱5代目「ミニカ」

 三菱初の軽自動車として1962年に登場したのが、「ミニカ」です。とくに、人気となった5代目以降のモデルではFFとなり、車体の四隅にタイヤを配置することで、当時では類を見ない広々した室内空間を実現しました。

 一般ユーザーにはもちろん、その広いスペースは仕事用のクルマとしても高評価を得たため、ミニカを営業車として使用する会社も多かったようです。当時のCMでは浅野温子さんが長きに渡り起用され、ミニカの良さをアピールするにあたり「乗ればわかるじゃない」のフレーズが印象的でした。

 また、ハイルーフモデルの「ミニカトッポ」のCMには、小さなクルマの天井からジャイアント馬場が飛び出してくるといった、ギャップのある演出も話題となりました。その後、2011年の商用シリーズ販売終了にともない、49年の歴史に幕を下ろしています。

●スズキ初代「ワゴンR」

 スズキの初代「ワゴンR」は1993年に登場し、「RJCニューカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、そのデザインと機能性で爆発的な人気を獲得しました。

 当時のキャッチコピーは「クルマより楽しいクルマ」となっており、運転する楽しさをウリにしていたようです。

座面を高くすることで足が窮屈になるのを軽減することができ、なおかつ視点が高くなることで開けた視界を確保、運転のしやすさも人気の理由だったとされています。

 軽自動車の販売台数のトップを常に維持していたワゴンRは、現在も順調な売れ行きを維持しており、現行モデルでは広瀬すずさんと草刈正雄さんを起用したCMも話題となっています。

※ ※ ※

 2019年全体の新車販売台数において、1位ホンダ「N-BOX(25万3500台)」、2位ダイハツ「タント(17万5292台)」、3位スズキ「スペーシア(16万6389台)」、4位日産「デイズ(15万7439台)」、そして5位に登録車のトヨタ「プリウス(12万5587台)」がランクインとなり、上位4台を軽自動車が占めています。

 現在の軽自動車と1980年代から1990年代の軽自動車と比べると、性能も大きさもまったく異なるものとなっているようです。

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