現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 青山剛昌先生は乗り物好き!? 『名探偵コナン』に登場するバイクがすごいリアルなので、モチーフ車を探してみた

ここから本文です

青山剛昌先生は乗り物好き!? 『名探偵コナン』に登場するバイクがすごいリアルなので、モチーフ車を探してみた

掲載 更新 7
青山剛昌先生は乗り物好き!? 『名探偵コナン』に登場するバイクがすごいリアルなので、モチーフ車を探してみた

1994年に『週刊少年サンデー』(小学館)にて連載を開始した漫画作品『名探偵コナン』。
黒の組織によって体を小さくされた高校生探偵・工藤新一が、江戸川コナンを名乗り、組織の行方を追いながら数々の事件を解決していく……というのはもはや説明不要の人気作品ですね。

1996年からはTVアニメ化もされたほか、映画も現在(2020年)までに23作品が作られており、2019年に公開された『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』の興行収入は93.7億円と、『名探偵コナン』の映画の中でも過去最高の売り上げを達成!

【関連写真7点】乗れば『名探偵コナン』の世界観に浸れる!? モチーフ車と思われる車種を写真で紹介

そんな『名探偵コナン』の作中では、様々なキャラクターたちがクルマやバイクに乗っていますが、2017年に公開された劇場版『から紅の恋歌』で西の名探偵・服部平次がバイクに乗って、ヒロイン・遠山和葉を窮地の状況から助けたシーンなどは特に印象的ですね!

また、作中で描かれているクルマやバイクは「実車をそのまま参考にしたのでは!?」と思うほどリアルに描かれている点が特徴的です。
そこで、当記事では『名探偵コナン』に登場するバイクに似ている……そして、青山先生も参考にしたかもしれないモチーフ車両について、(意外と)ファンキーな登場人物と共に考えていきます。

オフロードバイクとネイキッドバイクに乗る服部平次

まず、バイクに乗るキャラクターとして思い浮かぶのは高校生探偵・服部平次ではないでしょうか?
服部平次といえば、バイクに乗っている回数が登場人物の中でも、映画やアニメ内でバイクに乗っているシーンが多いキャラクターです!
また、推理力の高さから『西の服部、東の工藤』と並び称される服部平次は、自動二輪免許を取得しており、バイクの操縦もスタントライダー並み!(どこでその腕を磨いたんだ……!?)

しかし、事件を解決したい熱い想いが先走って、犯人を追いかけている最中に転倒するという危ないシーンも……そんな彼はオフロードバイクとネイキッドバイクに乗っている姿が漫画やアニメ、映画内で描かれています。

服部平次のオフロードバイクはカワサキ KLX250ではないか

服部平次が乗っているオフロードバイクをよく見ていくと、まず初めに目につく緑色のカラー。
そのほか、マフラーまわりにゼッケンプレート風パーツがある点や、ハンドガードが装備されている点、また、フロントフォークが倒立フォークである点などを考えると、これはカワサキ KLX250で間違いないのではないでしょうか?

軽量・ハイパワーな2ストマシンに敢えて4ストエンジンで挑んだKLX250はデビュー当時「闘う、4スト。」というキャッチコピーが付けられていましたが、数々の事件や苦難と闘っていくアグレッシブな平次らしいバイクだと思います。

劇場版『世紀末の魔術師』や『迷路の十字路』、そして『から紅の恋歌』にてオフロードヘルメットを被った服部平次が乗っていましたが、そのKLX250と思われるバイクが登場すると、必ずと言ってもいいほどカーチェイスシーンがありますよね。

カーチェイスの中でも特に、劇場版『迷宮の十字路』の作中で線路の上をバイクで走行するという場面は過激的でした。
そんな運転を後部座席で見ていたコナンが「道交法違反…免停だな、こりゃ」と言っていたシーンは印象的ですね(笑)。
しかし、KLX250と思われるバイクは登場するたびにデザインが微妙に変わっているので、じゃあ何年式のモデルなの?という特定依頼はご容赦ください……。

服部平次のネイキッドバイクはホンダCB400Fourではないか

次に、単行本第25巻、アニメでは第166話~168話の『鳥取クモ屋敷の怪』で服部平次が乗っているネイキッドバイクはCB400Fourにそっくりです!

単行本25巻の51ページに描かれている場面では、片側の2本出しマフラーや、サイドカバーの特徴的なエンブレム、タンクには「HONDA」っぽいロゴが確認できますし、さらに細かく見ていくと、エンジンにはフィンがあって一見空冷かと思いきやラジエターがあるなど……外観上の特徴がこれだけ揃っていれば、もうCB400Fourで間違いないでしょう!

なお作中では、バイクに乗っているときガス欠になってしまったので、バイクを押して歩く服部平次でしたが、隣には遠山和葉もいたので、おそらく2人乗りをしていたのではないかと思われます(羨ましいわぁ~)。

あえて言おう「世良真純のバイクはヤマハXT400E アルテシアである」と!

物語の中盤から登場するFBI捜査官・赤井秀一は黒の組織から「組織を壊滅させ得る存在」として恐れられており、700ヤード(640m)離れた場所から一円玉より小さい盗聴器を狙撃する凄腕のスナイパー。

その赤井秀一の妹として登場するキャラクターが世良真純(せら・ますみ)です。
ブルース・リーが広めた武術・截拳道(ジークンドー)を得意としており、空手の達人であるメインヒロン毛利 蘭とも互角に戦えるほどの実力があります。
普段は高校生として生活していますが、実は高い推理力を持っており、女子高生探偵という肩書も持っています。

そんな世良真純が乗っているバイクは、アニメ版公式ホームページのほか、ダイドードリンコで発売されていた「名探偵コナン サイダー」で、XT400E アルテシアと公式に紹介されています。
実際、単行本76巻の50ページでは、エアインテークのある特徴的なサイドシュラウドが忠実に描写されていたり、同73ページでは、「YAMAHA」っぽいロゴが描かれていたり、タンク横には実車同様ある丸みを帯びた書体で「XT」というロゴが描かれていたり……これは漫画版も「アルテシア」と断定していいでしょう!

なお余談ですが、赤井秀一の名前はアニメ版の担当声優機動戦士ガンダムの赤い彗星ことシャア・アズナブルを演じた池田秀一さんが担当したことにちなんでいると噂されていますが、シャア・アズナブルの妹はセイラ・マス。
世良真純(せら・ますみ)という名前もまた……!? 加えて、セイラ・マスの本当の名は「アルテイシア・ソム・ダイクン」という名前。それでバイクもアルテシアってこと!?
こう見ると、青山先生のガンダム好きが伝わってきますよね!

ベルモットのバイクはハーレーダビッドソンのVロッドシリーズではないか

工藤新一の体を小さくさせた黒の組織の一員・ベルモット。
変装技術の高さから「千の顔を持つ魔女」と呼ばれているベルモットですが、黒の組織の中でも江戸川コナンの正体(工藤新一であること)を知っているキャラクターでもあります。
そんなベルモットが乗っているバイクは、単行本48巻と49巻、アニメでは第425話『ブラックインパクト! 組織の手が届く瞬間』でコナンを追跡しているシーンに登場するのですが、この車両は恐らくハーレーダビッドソン・Vロッドファミリーの「何か」だと思われます。

単行本48巻の194ページで描かれている場面を見ると、スラント形状のヘッドライトや独特なデザインのフレーム、エンジンはシリンダーヘッドの上にカムシャフトが2本描かれている(=DOHC)ので、Vロッドファミリーなのは間違いないと思うのですが……Vロッドファミリーは似たデザインでバリエーションモデルを色々と展開しているので、残念ながら「何か」とまでしか言えないのです……。

アメリカでも人気のモータースポーツ「ドラッグレース」のイメージを継承したスタイルのVロッドは、バイクに乗ってターゲットを猛スピードで追跡する彼女にとってはピッタリな1台かもしれませんね。

【番外編】『まじっく快斗』黒羽快斗のバイクはスズキGSX250Rではないか

1987年に連載が開始された青山剛昌先生の初連載作品『まじっく快斗』。
その主人公・黒羽快斗は普段は高校生、裏では大泥棒・怪盗キッドとして活動しているキャラクターですが、『名探偵コナン』の漫画やアニメ、映画にも登場します。
黒羽快斗こと怪盗キッドは、『銀翼の奇術師』をはじめ『探偵たちの鎮魂歌』や『業火の向日葵』など数多くの劇場版にも登場しており、『週刊少年サンデー』が企画した『名探偵コナン』の人気キャラクター投票でも、江戸川コナンが1位に輝く中、必ず2位を抑えるほど人気を誇っています!

そんな黒羽快斗はバイクにも乗っており、『まじっく快斗』単行本5巻の「日輪の後光の巻[前編&後編]」に登場していますが、そのデザインを見る限り、ほぼ間違いなくスズキGSX250Rだと思われます。
単行本5巻の90ページで描かれているヘッドライトの形、91ページで描かれているタンク左横の「GSX」っぽいロゴ、テールランプ、テールカウル、リヤシートの形状、92ページにあるメーターのデザイン……ここまで実車GSX250Rと同じ特徴を持っていれば、もうGSX250Rでしょう、コレは。
(高校2年生なので普通二輪免許しか取得できないですから、GSX-R1000やGSX-R750ってことはないでしょうし)
「黒羽」という苗字だけに、ボディカラーはブラックで決まりかも!?

『名探偵コナン』作中には、バイクだけでなくクルマもよく登場していて、バイク同様リアルな描写がされていることから、青山剛昌先生はかなりバイクやクルマが好きなのではないかと伺えます。
その証拠に、青山先生も乗っているマツダ RX-7というクルマが劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』で私立探偵・安室 透の愛車として登場していましたね!

もし、この記事をきっかけに『名探偵コナン』に登場するバイク(&クルマ)が気になった人は、その場面をじっくり確認しながら、漫画やアニメ、映画を楽しんでみてください!

まとめ●モーサイ編集部・小泉 写真●ホンダ/カワサキ/ヤマハ/スズキ/ハーレーダビッドソン/マツダ/八重洲出版

こんな記事も読まれています

ミニバンやSUVの形は「クルマの原点」! ゆえにセダン人気が復活することはないが存在価値はある
ミニバンやSUVの形は「クルマの原点」! ゆえにセダン人気が復活することはないが存在価値はある
WEB CARTOP
グレー&シアンで「MTシリーズ」の世界観を表現、ヤマハ『MT-03』『MT-25』2025年モデル発売 
グレー&シアンで「MTシリーズ」の世界観を表現、ヤマハ『MT-03』『MT-25』2025年モデル発売 
レスポンス
KINTO、走行安定性をアップグレードする「士別フィン」を発売
KINTO、走行安定性をアップグレードする「士別フィン」を発売
月刊自家用車WEB
KINTOから、LEXUS ISをアップグレードする「Performance Upgrade “Solid” for IS」が発売
KINTOから、LEXUS ISをアップグレードする「Performance Upgrade “Solid” for IS」が発売
月刊自家用車WEB
40年の歴史を持つ伝説的なハイパフォーマンスセダンは7世代目に! 新型「BMW M5」がデビュー
40年の歴史を持つ伝説的なハイパフォーマンスセダンは7世代目に! 新型「BMW M5」がデビュー
LE VOLANT CARSMEET WEB
SP忠男から Z650RS(’24-)用フルエキ「POWERBOX FULL 2in1ステンポリッシュ」が発売!
SP忠男から Z650RS(’24-)用フルエキ「POWERBOX FULL 2in1ステンポリッシュ」が発売!
バイクブロス
三菱「新型デリカ」発表近い!? 超ビッグ&タフな「SUVミニバン」発表で「出たら即買う」の声! 度肝抜く「D:X」登場で期待ヒートアップ!?
三菱「新型デリカ」発表近い!? 超ビッグ&タフな「SUVミニバン」発表で「出たら即買う」の声! 度肝抜く「D:X」登場で期待ヒートアップ!?
くるまのニュース
「e-BIKE」ってなに? ペダル付き電動バイクとの違い
「e-BIKE」ってなに? ペダル付き電動バイクとの違い
バイクのニュース
モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカーFIA-F4を初体験してきた件
モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカーFIA-F4を初体験してきた件
カー・アンド・ドライバー
アウトドアを楽しもう…アンダーソン・パークとコラボ、「ワールド・ミュージック・デイ」でレクサス GX を起用した映像公開
アウトドアを楽しもう…アンダーソン・パークとコラボ、「ワールド・ミュージック・デイ」でレクサス GX を起用した映像公開
レスポンス
カッコよさ重視のデザインに!! 燃費29km超えの[カローラツーリング]はハンドリングが抜群!
カッコよさ重視のデザインに!! 燃費29km超えの[カローラツーリング]はハンドリングが抜群!
ベストカーWeb
【BYD シール】「売れるかは未知数」縮小する日本のセダン市場で、中国のEVはどう戦うのか
【BYD シール】「売れるかは未知数」縮小する日本のセダン市場で、中国のEVはどう戦うのか
レスポンス
アウディの高性能SUV『RS Q8』、600馬力ツインターボ搭載…発表
アウディの高性能SUV『RS Q8』、600馬力ツインターボ搭載…発表
レスポンス
「えっ!」捕まるのはイヤだけど…乗ってみたい!? 爆速「“2ドア”パトカー」3選
「えっ!」捕まるのはイヤだけど…乗ってみたい!? 爆速「“2ドア”パトカー」3選
くるまのニュース
専門店もあるのにPBブランドまで展開! いまホームセンターが「カー用品」を充実させる理由を大手に聞いてみた
専門店もあるのにPBブランドまで展開! いまホームセンターが「カー用品」を充実させる理由を大手に聞いてみた
WEB CARTOP
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「モビリティ業界の新規事業のつくり方~ヤマハ発動機の成功と失敗に学ぶ~」
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「モビリティ業界の新規事業のつくり方~ヤマハ発動機の成功と失敗に学ぶ~」
レスポンス
ハミルトンへの嫌がらせ告発する怪メールに警察「犯罪行為無し」と結論。チーム側には今後に向けアドバイス与える
ハミルトンへの嫌がらせ告発する怪メールに警察「犯罪行為無し」と結論。チーム側には今後に向けアドバイス与える
motorsport.com 日本版
Wedsの注目ブランド MAVERICK(マーベリック)から新作2ピースモデル「1613M」誕生
Wedsの注目ブランド MAVERICK(マーベリック)から新作2ピースモデル「1613M」誕生
ベストカーWeb

みんなのコメント

7件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村