フェルナンド・アロンソ、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴組の8号車トヨタTS050 Hybridは、2019年のル・マン24時間レースで優勝。昨年の初優勝に続き、同レース連覇を成し遂げた。
しかし今年のレースを支配していたのは、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス組の7号車トヨタ。ポールポジションからスタートし、レースの大半をリードしていた。
ル・マンの運命は、あまりにも過酷だった。レース残り1時間というところで、7号車をトラブルが襲う。タイヤがパンクしたためピットインしなければならなかったのだ。しかしそれだけではなく、センサーの問題のため、実際には右リヤタイヤを交換せねばならなかったところ、右フロントタイヤを交換してしまったのだった。
当時ドライブを担当していたロペスは1周しただけでピットに再び戻り、タイヤを改めて交換。この結果、当初2分以上遅れていた中嶋一貴がドライブする8号車トヨタが先頭に躍り出ることになった。そして、そのままル・マン勝利を手にした。
トヨタのチーム・ディレクターであるロブ・ルーペンは、複雑な気持ちの連覇だと語った。
「とても難しい気持ちだ」
ルーペンはレース終了後にそうmotorsport.comに対して語った。
「本当に退屈なレースにしたかった。でも、そうはならなかった」
「7号車は2台のうちで抜きん出て速かった。彼らは懸命に働いたんだ」
「最終的にパンクを負った。そしてチームがそれにうまく反応できなかったことは、非常に痛いことだ」
ルーペン曰く、トヨタは再び順位を入れ替え、7号車に勝たせることを検討したという。しかし、その決断を下すことはなかった。
「我々はポジションを入れ替えることについて考えた。しかし、それは正しいことではなかっただろう」
そうルーペンは説明する。
「それについて、ドライバーたちとも話し合った。でも、我々は正しいことをしたと思っている。ル・マンは再び勝者を選んだのだ」
7号車のタイヤがパンクした時、4本全てのタイヤを交換するという選択肢もあった。しかしそれは、後から言えることだとルーペンは指摘する。
「我々がなぜ4本のタイヤを交換しなかったのか、そう問うのは簡単だ」
「我々はただそうしなかった。それも全て戦いのうちだ。そして何らかの決断を下さねばならなかった」
「センサーに関して、何が起きたのかは分からない」
「7号車の担当者は、それについて多くの疑問を抱えていると思う。そしてまずは、今回のことを受け入れなければいけない」
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