2024年11月16日~17日、トヨタはスーパー耐久シリーズ第7戦「S耐ファイナル 富士」に新技術を投入した液体水素エンジン車「#32 ORC ROOKIE GR Corolla H2 Concept」(以下、液体水素エンジンGRカローラ)を投入し、総合53位クラス7位で完走を果たした。トヨタは液体水素エンジンGRカローラで2023年よりスーパー耐久シリーズに参戦し素利活用社会に向けて開発を進めているが、今回より新たに、走行時のボイルオフガス活用技術への挑戦を開始した。
走行時のボイルオフガスを有効活用する取り組み
トヨタは液体水素エンジンGRカローラでスーパー耐久シリーズに参戦しながら、過酷なモータースポーツのフィールドで実証実験を繰り返して市販化向けた開発を進めているが、今回から新たに、走行時のボイルオフガスを有効活用する取り組みを開始した。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
ボイルオフガスとは、タンクに貯蔵されている液体水素燃料が外部からの自然入熱などで気化してしまう水素のこと。液体水素は気体水素に比べて密度が高いが、走行中に燃料タンク内で発生したボイルオフガス(気化した水素)は活用されることなく大気中に放出されていた。
ボイルオフガスは圧力を加えることで再び水素燃料として利用可能となるが、通常であれば増圧には電力などのエネルギーを必要となる。ただそれでは意味がなく、トヨタでは自己増圧器(外部からのエネルギーに頼らず圧力を高める装置)で、再利用できる燃料を作り出す技術開発に取り組んでいる。
今回開発した自己増圧器は、ボイルオフガス自体が持つ圧力を操作することで、新たにエネルギーを使うことなく約2~4倍に増圧し、再利用燃料を作り出す。
ただこの増圧工程でも一定の割合で余ったボイルオフガスが排出されるため、これを新開発の小型燃料電池パッケージ(FCスタック)に送り、水素を化学反応させて発電する試みも同時に行われる。生み出した電力は、液体水素ポンプ用のモーターなどの動力としての活用を想定。これが実現すればオルタネーター(小型発電機)での発電量に相当する電力をボイルオフガスから補うことが可能になる。
この発電工程でも使いきれなかったボイルオフガスは、これまでと同様に触媒を通じて水蒸気に変換して車外に安全に放出する。
トヨタはこの技術開発を積極的に進める一方、その技術を公開し、ともに技術開発に挑戦する仲間を募っており、今回、レースの舞台となった富士スピードウェイでそのコンセプトモデルを展示した。スーパー耐久シリーズ第7戦「S耐ファイナル 富士」での成果は今後明らかになっていく。
[ アルバム : 液体水素エンジンGRカローラ はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「ガソリン代が安くなってサイコー!」高すぎた「ガソリン価格」引き下げへ! 「暫定税率」の廃止決定に「やっとか」「他の税金もなくして」「どれくらい安くなる?」の声集まる!
トヨタが「100万円以上」安い「8人乗りの“新”アルファード」発表! 「待ってました!」 510万円の「Xグレード」 どんな仕様?
ゴールド免許だと「違反が消える」ってホント? 5年後の“更新”で「ブルー免許に格下げ」される条件は? 実は難しい「ゴールド維持」条件とは!
新型[ハリアー]は大変身!? 新開発エンジンでボンネットが超低く!! 1.5Lターボ搭載のハイブリッドで登場なるか
高速道路で「なんか急に詰まり出した……」 実は前では“ノロノロ通せんぼ!”道路会社があえて行うワケ
「ガソリン代が安くなってサイコー!」高すぎた「ガソリン価格」引き下げへ! 「暫定税率」の廃止決定に「やっとか」「他の税金もなくして」「どれくらい安くなる?」の声集まる!
ホンダ新型「プレリュード」2025年登場へ! 新ハイブリッド搭載? 迫力エアロ仕様もあり!? 24年ぶり復活の「スペシャリティクーペ」どんなクルマになるのか
今日から「ガソリン“5円”値上げ」に国民ブチギレ!「“25年1月さらに値上げ”…ふざけるな」「生活苦しくなるやん」「もっと国民に寄り添って」の声! 消えゆく「ガソリン補助金」今後どうなる?
モデリスタやば!! 新型アルファード専用エアロが鬼カッコいい件
トヨタが「100万円以上」安い「8人乗りの“新”アルファード」発表! 「待ってました!」 510万円の「Xグレード」 どんな仕様?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?