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昭和から令和まで日産の高級セダンとして君臨! 日産の高級セダン3代目「シーマ」とは

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昭和から令和まで日産の高級セダンとして君臨!  日産の高級セダン3代目「シーマ」とは

3代目「日産・シーマ」とは

 初代日産シーマが誕生したのは1988年。日本経済はバブルの春を謳歌しており、旺盛な購買力は高級車を求めていました。日産のパーソナルな高級セダンには「セドリック」と「グロリア」がラインナップしていましたが、その豪華さでは満足できない、さらに高級なセダンを求めるユーザーをゲットにしたのが「シーマ」です。

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 皇室や政治家といった超VIP向けの高級セダンに「プレジデント」が存在していたものの、それが主な公用車的な扱いだったこともあり、富裕層はパーソナル色の残る最上級の高級セダンです。

 このシーマは、とんでもなく売れたましたね。デビュー後にすぐさま約3万6400台が販売されたというから驚きです。初代シーマは結局4年間で約12万9000台も販売されたと記録されています。日産のパーソナル最高級車が、まるで安価なコンパクトカーのように販売されたことがバブル経済の象徴的な現象であり、当時それを「シーマ現象」と囁かれたのです。

 そんなシーマですが、バブル経済の終焉と共に販売台数を落としていくことになります。2代目シーマは、トヨタ・セルシオやクラウン・マジェスタと競うものの、人気に翳りが見せ始めており、翳りが見え始めました。今回ここで紹介する3代目の誕生は1996年であり、シーマ現象からわずか5年ほどしか時間が経過していないにも関わらず、販売的には苦戦を強いられたモデルです。

 もっとも、クルマの作り込みはバブル時代の勢いのままです。搭載するエンジンは、V型6気筒3リッターターボに加え、高級車の証であるV型8気筒4.1リッターユニットを搭載していたのです。

 そのユニットはとても力強く、わずかなアクセル開度でスルスルと静かに突き進みました。乗り心地は上質です。時代はバブル経済がはじけていましたが、一度味わった高級感を忘れることができず、走りの性能は一流のままだったのです。

 フロントグリルは富の象徴のように威風堂々としていました。ボンネットの先には高級車の証であるマスコットが装着されていました。

 ボンネットマスコットの代表としては、ロールスロイスの「スピリット・オブ・エンジェル」や、メルセデス・ベンツの「スリー・ポインテッド・スター」、あるいはジャガーの「リーピング・ジャガー」が代表例ですが、シーマには、地中海沿岸に分布するアカンサスの葉をモチーフにしたオーナメントが飾られているのです。

 現在では歩行者保護の観点から、ボンネットマスコットの装着は禁止されていますから、希少なマスコットといってもいいでしょうね。

 そのボンネットマスコットが象徴するようにシーマは高級車の証であり、バブルの記憶を呼び起こしてくれます。走りも高級感に溢れている。日産が豊かだった頃の生き字引でもありますね。

◾️日産「CIMA」<エンジン>形式:VH41DE種類:DOHCV型8気筒使用燃料:無鉛プレミアムガソリン総排気量(cc):4130圧縮比:10.5最高出力(ps/r.p.m):270/5600最大トルク(kg-m/r.p.m):38.4/4000燃料供給装置:ニッサンEGI(ECCS)燃料タンク容量(リットル):80<寸法・定員>全長(mm):4,970全幅(mm):1,820全高(mm):1,460ホイールベース(mm):2,790車両重量(kg):1,870乗車定員(名):5

※ ※ ※

ホンダの軽二輪ロードスポーツバイク「HORNET」は、1996年2月20日に発売されました。ワンランク上のボディや足回りを装備、直列4気筒エンジンを組み合わせて搭載することで、市街地走行では軽快に、郊外のワインディングロードでは重量車クラスの手応えのある走り味が楽しめるネイキッド・ロードスポーツバイクとして生まれました。

 250ccクラスながらワンランク上のクラスを彷彿とさせる足廻りは、前:130/70ZR16、後:180/66ZR17を装着。「HORNET」は、迫力あるボディや極太タイヤのシルエットも強烈に印象に残る1台でした。

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みんなのコメント

9件
  • 日本人に理不尽なヤフー
    バイクのニュースなのか
  • 投資家のコメント
    時代が変わってもシーマはシーマであり続けた。クラウンもそうであって欲しかった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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