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3月新車販売は6ヶ月連続でプラス 「ヤリス」「ルーミー」「アルファード」などがけん引

掲載 更新 12
3月新車販売は6ヶ月連続でプラス 「ヤリス」「ルーミー」「アルファード」などがけん引

3月の新車販売は、前年比5.4%増の61万3003台で6か月連続のプラスとなった。登録車が2.4%増、軽自動車が10.9%増と、コロナの影響で急速に消費マインドが悪化した前年と比べ、全体として好調な結果となっている。

登録車は38万4114台(乗用車は32万9239台)が登録され、前年に比べ2.4%増加(乗用車に限れば2.3%増加)した。乗用車販売トップ3は、トヨタ勢が前月同様ワン・ツー・スリーフィニッシュを決め、1位「トヨタ ヤリス」(ヤリスクロスを含む)、2位「トヨタ ルーミー」、3位「トヨタ アルファード」となった。

このうち普通乗用車(3ナンバー車)は18万9714台が登録され、前年比12.4%増となった。軽自動車を上回る販売好調の背景には、人気沸騰中の「トヨタ ヤリスクロス」に加え、比較的高額にもかかわらず売れている「トヨタ アルファード」などの貢献がある。

小型乗用車(5ナンバー車)は前年比8.9%減の13万9525台と3か月連続のマイナス。「トヨタ ルーミー」や、日産として唯一登録車トップ10に食い込む「日産 ノート」は好調だが、前年にフルモデルチェンジ直後で台数を伸ばしていた「ホンダ フィット」が大きく減少した。

軽自動車は10.9%増の22万8889台(軽乗用車に限れば10.9%増の18万1147台)で、6か月連続のプラス。首位「ホンダ N-BOX」を始め上位4台までをスーパーハイトワゴンが占めており、特に4位「日産 ルークス」は年末のマイチェンが効いて前年比8割以上台数を伸ばしている。

同時に発表された2020年度(4月~3月)の新車販売は前年度比7.6%減の465万6632台となり、コロナの影響によって5年ぶりに500万台を割り込んだ。年度後半にかけての回復が半導体不足等により腰折れしないか、今後の展開に注目だ。

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