■信号機の色の明るさは異なる?黄色が明るいのはなぜ?
信号機の色は、それぞれが重要な役割を持っています。
サイレンは鳴らさずにパトランプのみで走行しているパトカーに道を譲る必要はあるの?
その一方で、実は色の明るさは異なり、黄色が1番明るくなるように設計されているといいます。なぜ黄色が1番明るいのでしょうか。
クルマやバイク、歩行者にかかわらず、公道を通行する際には大前提として、道路交通法第7条により「道路を通行する歩行者又は車両等は、信号機の表示する信号又は警察官等の手信号等に従わなければならない」と、信号を守ることが義務づけられています。
かつての信号機は、電球を用いた電球信号でしたが、近年ではLED化が進んでいます。
そんな進化を続ける信号機は、道路交通法第4条の3において「公安委員会は環状交差点以外の交通の頻繁な交差点その他交通の危険を防止するために必要と認められる場所には信号機を設置するように努めなければならない」と定められています。
よって、道路の道幅などに関係なく、交通量が多い場所や事故の危険性の高いとされる場所には基本的に信号機が設置されるようになっています。
信号機の役割としては、進行方向別に通行時間を定め、分離して通行させることで、ほかのクルマや歩行者との衝突事故を防止することが挙げられます。
また、交通量に応じて適切なタイミングで色を切り替えることで、自動車の流れを円滑にするという目的もあります。
そんな重要な存在である信号機ですが、実は色によって光の明るさは異なるようです。
そもそも、日本の信号機の色は、左から順に青・黄・赤の並びで統一されています。
道路を利用するすべての人の共通認識ではありますが、クルマにおける信号機の色の意味は、それぞれ道路交通法施行令第2条において、青は「直進し、左折し、又は右折することができる」、黄色と赤は共通で「停止位置を越えて進行してはならないこと」と定められています。
ただし、黄色の場合は例外もあり、「黄色の灯火の信号が表示された時において当該停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合を除く」とされています。
そんな信号機の色ですが、日本の信号機を製造している日本信号の担当者によると「真ん中の黄色が1番明るくなるように設計されています」と話します。
信号機の色は、それぞれが重要な役割を持っているといえますが、なぜ黄色が1番明るいのでしょうか。
前出の日本信号の担当者は「黄色が明るく設計されているのは、国土交通省など、国が定めているものではない」としつつ、その理由について以下のように話します。
「黄色が1番明るく設計されている理由のひとつは、色覚異常をもつ人への配慮が挙げられます。
色覚異常がある人には、赤と青がグレーのような色に見えることがある人もいるといわれており、比較的、色が視認しやすい黄色を利用して『これから信号が赤に変わる』という危険性を認識してもらえるようにしています」
このように黄色が1番明るく設計されているのは、法律で決められたものではないものの、こうした信号機メーカーがユーザーの安全に配慮した結果からであるといえます。
ひとりでも多くのユーザーが安全に道路を利用することができるよう、普段の道路にはこういった工夫がさまざまされているのかもしれません。
■青・黄・赤の明るさはどのくらい違う?
前述のように、黄色が1番明るく設計されている信号機ですが、青・黄・赤の3色は、具体的にどのくらい明るさが異なるのでしょうか。
前出の担当者は「信号機は色によって、明るさだけでなく、使用されているLEDの個数も異なります」と説明します。
メーカーによって、詳細な個数は異なるものの、日本信号では、黄色に使われているLEDの個数は、赤のおよそ1.3倍になっているようです。
また、光源から一定の方向へ向かう光の強さである「光度(単位:カンデラ)」で違いを表すと、赤と青は350カンデラですが、黄色はその2倍である700カンデラです。
このように、肉眼ではほとんど気づくことはないかもしれませんが、黄色は赤や青と比べて2倍の明るさを持っています。
※ ※ ※
ちなみに、信号機がかつて電球信号だった際は、3色すべてが、基本的には60ワットほどの明るさに設計されていたといわれています。
多くの人が目にする信号機は、時代の変化にともなって、ユーザーがふだんは気がつかないような、さまざまな配慮や工夫が進められているようです。
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