現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「前から見るとY33セドリックのグランツだけど・・・」シャコタンドリフトを追求するプライベーターの意欲作!

ここから本文です

「前から見るとY33セドリックのグランツだけど・・・」シャコタンドリフトを追求するプライベーターの意欲作!

掲載 更新 167
「前から見るとY33セドリックのグランツだけど・・・」シャコタンドリフトを追求するプライベーターの意欲作!

シャコタンドリを極めるためにサイクルフェンダー化まで敢行!

ステージアRS FOURでここまでやるか!

「前から見るとY33セドリックのグランツだけど・・・」シャコタンドリフトを追求するプライベーターの意欲作!

ワゴン好きが高じて22歳の時にステージア(WGNC34)を購入したオーナーだったが、当初はドレスアップ系の置きマシンを目指していたため、選んだのは4駆グレードだった。

しばらくして友達の影響でドリフトに目覚め、その時はじめてグレード選びを後悔したことは言うまでもない。とはいえ、すぐにフロントドラシャを抜いてFR化を敢行したのだが…。

ドリフト&ドレスアップを両立させるためのモディファイは、全て自分の手で行なっている点もこの車両の大きな特徴だ。型にとらわれず、やりたい事を詰め込んだオモチャなのである。細部をチェックしていこう。

ドシャコを目指した結果、リヤはアーチ部を13cm切り上げた上でインナーフェンダーを1mm厚のボンネ鋼板で新設。ハンマリングしながらサイクル形状にしていった。80mmのワイドフェンダーと合わせて、10J-5の深リム&265幅のタイヤを余裕で飲み込む。

シャコタン対策も徹底。このステージアは元々ハイキャス付きだったため、ハイキャスなしのC35ローレル用サスメンバーを移植。ついでに25mm近い上げ加工&補強を行なっている。

マフラーはメイン76.3φから50φ×2のデュアルテールへと繋がるレイアウト。廃材を使って自作したそうだが、通勤にも使っているせいかインナーサイレンサー無しでも非常に静かだった。

足回りは、フロントの車高調がファイナルコネクションで、スプリングを326パワーのチャラバネ(24kg/mm)に変更。アッパーアームはクスコで、サードリンクは502ワークスのショートタイプ。ナックルはプレジャーの製品で、合わせてユラモードの50mm延長ロアアームを導入する。

一方のリヤは、アッパーとトーコンロッドが326パワー製で、トラクションロッドはヤフオク製。ちなみに日産のリヤマルチリンクは車高を極端に下げていくと、ホイールベースが短くなる方向に大きくズレていく。そのため、このステージアはトラクションロッドを30mm伸ばして強制的にホイールベースを純正値近くまで戻している。

バッテリーやヒューズボックスは室内の助手席側に移設。フロアには男らしく鉄パイプを溶接して補強しているが、効果を聞くと「効いてる気がします…」とのこと。

そして外装。ある意味、ココがキャラクターポイントでもあるのだが「本当はプレジ顔を目指していた…というか、妄想していたんです。そんな時に偶然Y33セドリックグランツーリスモの廃車が出てきて、あーこりゃ移植するしかない!ってなりました」とオーナー。

顔面移植自体はそれほど難しくなかったそうだが、オーナーは完成度を高めるためにセドリック用とステージア用のレインフォースをニコイチして違和感のないフィッティングを実現している。ちなみに、エンジンは純正タービンのブーストアップ仕様だ。

フェンダー部は、セドリックベースでAピラーとの合わせ部分だけ鉄板溶接。なお、フェンダーのサビはヘラフラ系で言うところの“ラスティング”というドレスアップ?手法のひとつで、オーナーの狙いでもある。

「色々な意味で実験車両です。エンジン系が適当なのでキッチリ作りたいですね。それとリヤサスもプッシュロッドにするつもりです!」。そう楽しそうに語るオーナーだが、ここまで作り込んだその情熱には、ただ感服するばかりだ。

こんな記事も読まれています

ラリージャパン2024の来場者数が発表。4日間合計54万3800人で前年を上回る
ラリージャパン2024の来場者数が発表。4日間合計54万3800人で前年を上回る
AUTOSPORT web
おじさん気軽に投票!! 今年の10台からどれを選ぶ!?  [クルマ総選挙 新車編]最終選考開始
おじさん気軽に投票!! 今年の10台からどれを選ぶ!? [クルマ総選挙 新車編]最終選考開始
ベストカーWeb
燃費はプリウス超え???? [次期型カローラ]は内燃機関の未来を背負って2026年に登場か!!!!
燃費はプリウス超え???? [次期型カローラ]は内燃機関の未来を背負って2026年に登場か!!!!
ベストカーWeb
2025年MotoGP暫定エントリーリストが発表。ヤマハは3年ぶりの4台体制、國井がMoto2へ参戦
2025年MotoGP暫定エントリーリストが発表。ヤマハは3年ぶりの4台体制、國井がMoto2へ参戦
AUTOSPORT web
新型[NSX]は1000馬力オーバーか!? ホンダが全固体電池搭載のハイパーBEVを投入する可能性大 
新型[NSX]は1000馬力オーバーか!? ホンダが全固体電池搭載のハイパーBEVを投入する可能性大 
ベストカーWeb
大ヒット予想!! マツダ[新型CX-5]が超絶進化! ハイブリッドモデル登場でしかも安いなら期待大!!
大ヒット予想!! マツダ[新型CX-5]が超絶進化! ハイブリッドモデル登場でしかも安いなら期待大!!
ベストカーWeb
3万7000台も売れたロールス・ロイス! 10年の予定が30年以上も貢献した「シルバーシャドウ」とは一体どんなクルマだった?
3万7000台も売れたロールス・ロイス! 10年の予定が30年以上も貢献した「シルバーシャドウ」とは一体どんなクルマだった?
Auto Messe Web
トヨタのラリー育成は4名全員がプログラム継続。3期生の松下、後藤はラリー3にステップアップ
トヨタのラリー育成は4名全員がプログラム継続。3期生の松下、後藤はラリー3にステップアップ
AUTOSPORT web
新生EVツーリングカーの2年目に向け、2025年STCCカレンダー発表。ヨーテボリ市街地を含む全5戦に
新生EVツーリングカーの2年目に向け、2025年STCCカレンダー発表。ヨーテボリ市街地を含む全5戦に
AUTOSPORT web
なぜ「モータースポーツ新会社」設立? GRとは違う「TGR-D」誕生!? トヨタ会長が語る会社分割の狙いとは
なぜ「モータースポーツ新会社」設立? GRとは違う「TGR-D」誕生!? トヨタ会長が語る会社分割の狙いとは
くるまのニュース
エリーゼを「徹底」レストモッド! アナログ・オートモーティブ・スーパースポーツへ試乗 ローバーKは維持
エリーゼを「徹底」レストモッド! アナログ・オートモーティブ・スーパースポーツへ試乗 ローバーKは維持
AUTOCAR JAPAN
ベントレーがストリート感漂う「PICANTE」とコラボしカプセルコレクションを発売! テーマは「旅」…懐メロも入ったプレイリストも公開中
ベントレーがストリート感漂う「PICANTE」とコラボしカプセルコレクションを発売! テーマは「旅」…懐メロも入ったプレイリストも公開中
Auto Messe Web
2025年のMotoE暫定カレンダーが発表。ハンガリー大会が新たに追加も年間7大会14レースに減少
2025年のMotoE暫定カレンダーが発表。ハンガリー大会が新たに追加も年間7大会14レースに減少
AUTOSPORT web
「早く月曜日になってくれ」勝田貴元が明かすシート喪失の重圧と、来季決定の瞬間/ラリージャパン
「早く月曜日になってくれ」勝田貴元が明かすシート喪失の重圧と、来季決定の瞬間/ラリージャパン
AUTOSPORT web
2025年ジャパンカップのエントリー受付がスタート。3月にはプレシーズンテストも開催へ
2025年ジャパンカップのエントリー受付がスタート。3月にはプレシーズンテストも開催へ
AUTOSPORT web
“エンジンルーム”に「謎のスピーカー」搭載!? なんのため? 新型「Gクラス」に備わるユニークな機能とは
“エンジンルーム”に「謎のスピーカー」搭載!? なんのため? 新型「Gクラス」に備わるユニークな機能とは
くるまのニュース
“オーバーフェンダー”が高性能車の証! メルセデスAMGのド迫力クーペ「CLE53」はサーキットも視野に入れた「生まれながらの武闘派」
“オーバーフェンダー”が高性能車の証! メルセデスAMGのド迫力クーペ「CLE53」はサーキットも視野に入れた「生まれながらの武闘派」
VAGUE
次期型BMW iX3 「ノイエ・クラッセ」初のモデル、試験生産開始 2025年投入
次期型BMW iX3 「ノイエ・クラッセ」初のモデル、試験生産開始 2025年投入
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

167件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村