現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「最近の軽自動車は眩しい!」ってホント!? 意外と知らなかった、軽自動車の「最新ヘッドライト事情」とは!

ここから本文です

「最近の軽自動車は眩しい!」ってホント!? 意外と知らなかった、軽自動車の「最新ヘッドライト事情」とは!

掲載 484
「最近の軽自動車は眩しい!」ってホント!? 意外と知らなかった、軽自動車の「最新ヘッドライト事情」とは!

■最近の軽自動車は…眩しい!?

 クルマを日常的に運転する人から、「最近の軽自動車のヘッドライトは眩(まぶ)しい」という声を時々聞くことがあります。

82万円のスズキ新型「ワゴンR」発表!? 軽規格を超えた巨大ボディ採用

 たしかに信号待ちなどで後ろの軽自動車のライトが明るいなと感じることもありますが、これには一体どのような理由があるのでしょうか。

 最近の軽自動車のヘッドライト事情について、中古車販売店の整備士に話を聞いたところ、以下のような回答がありました。

「軽自動車のヘッドライトの明るさが増しているのかという質問ですが、じつは軽自動車に限らず、最近のクルマは全般的にヘッドライトが明るくなっています。

 その理由としては、ヘッドライトの光源に『HID』や『LED』を採用するモデルが増えていることが挙げられるでしょう。

 以前のクルマのヘッドライトの光源は、ハロゲンガスを用いた『ハロゲンライト』が主流でした。これは黄色みがかった光が特徴で、現行車種でもグレードによってはハロゲンライトの採用を残しているものもあります。

 しかし、2000年代半ば以降にはより明るいHIDが登場し、近年ではさらに明るさの増したLEDのヘッドライトを採用したモデルが一般化しています。

 HID、LEDのライトの特徴は、前述のようにハロゲンよりも明るく、それでいて「白く鋭い光」を放ちます。とくにHIDはその特徴が顕著に見られます。

 これはクルマの前方を広く明るく照らすため安全運転に貢献するのですが、その一方で周囲のクルマにとっては眩しい光が増しているとも言え、つまり『対向車のライトが眩しいと感じる機会が増えた』原因は、LEDなどの最新式ヘッドライトを搭載するクルマが増えたことにあると考えられます(中古車販売店の整備士)」

 さらに加えて、近年採用の増えている先進機能「オートハイビーム機能」も眩しい原因のひとつとして考えられると言います。

 これは、先行するクルマや対向車のライトを自車が自動で認識して、自動でハイビームとロービームを切り替える便利な機能。

 しかし、カーブやアップダウンの続くような道路状況のほか、対向車との距離があるため先方のライトが検知できていないなど状況では、ドライバーの意図しないタイミングでハイビームになってしまうケースも現実的にあります。

 そのような場合には、ハイビームに照らされた対向車のドライバーは当然のように「眩しい!」と感じてしまうでしょう。

■「軽自動車」が眩しさのやり玉に上がる理由とは

 このように「HIDやLEDを採用したヘッドライトの普及」と「オートハイビーム機能の搭載」によって、クルマのヘッドライトが眩しいと感じる機会が増えていると言いますが、ではなぜ“軽自動車”がそのやり玉に挙げられることが多いのでしょうか。

 これについても先述の整備士に聞いたところ、「その原因には軽自動車に『軽スーパーハイトワゴン』というタイプのモデルが増えていることが可能性のひとつとして考えられる」とのこと。

 ホンダ「N-BOX」に代表される軽スーパーハイトワゴンは、軽自動車でありながらクルマの全高が高く車内が広いため、居住性も高く快適な点が大きな特徴です。

 しかしその一方で全高とともに運転席の着座位置も高くなり、さらにヘッドライトも高めの位置に設置されているので、対向車がセダンやスポーツカーのように視点が低いクルマだった場合には、眼に軽ハイトワゴンの光軸から放たれた光が直接入ってしまう可能性があります。

 その結果、最近の軽自動車のヘッドライトが眩しいと感じる人が増えている可能性があるということでした。

※ ※ ※

 軽自動車に限った話ではなく、技術の進歩によってクルマのヘッドライトは以前よりも格段に明るく、広く照らせるようになりました。

 これには夜間でも遠くが見渡せて安心して運転できるというメリットがありましたが、眩しいと感じる対向車への影響も無視できないものがあります。

 また時には「蒸発現象」といって、歩行者が前後両方のクルマのヘッドライトに照らされることで光に紛れて見えなくなってしまうこともあります。

 明るくなったヘッドライトは夜間に安心して運転できるメリットのひとつではありますが、万が一の事態や事故の誘発を避けるためにも、これまで以上に対向車や周囲を意識した運転をするように気を配っていきましょう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

東京ガス、EV充電サービス「EVrest」に新料金メニュー…充電器ごとの柔軟な設定が可能に
東京ガス、EV充電サービス「EVrest」に新料金メニュー…充電器ごとの柔軟な設定が可能に
レスポンス
【RQ決定情報2025】スーパーフォーミュラの新チームをサポートする『KDDIレースアンバサダー』のメンバーが発表
【RQ決定情報2025】スーパーフォーミュラの新チームをサポートする『KDDIレースアンバサダー』のメンバーが発表
AUTOSPORT web
ホンダe:HEVと日産e-POWER 元エンジニアが判定「長所」と「短所」をガチで比べるとどっちがいいの?
ホンダe:HEVと日産e-POWER 元エンジニアが判定「長所」と「短所」をガチで比べるとどっちがいいの?
ベストカーWeb
「マイクロバス」はトヨタの商品名だと知ってた? 60年以上むかしのトラック「ダイナ」ベースのバスがとってもおしゃれ! 昭和懐かしのクルマを紹介します
「マイクロバス」はトヨタの商品名だと知ってた? 60年以上むかしのトラック「ダイナ」ベースのバスがとってもおしゃれ! 昭和懐かしのクルマを紹介します
Auto Messe Web
ユーザーがクルマの「リコール」を放置すると車検に通らない場合も! そもそも「リコール」ってどんな場合に出されるもの?
ユーザーがクルマの「リコール」を放置すると車検に通らない場合も! そもそも「リコール」ってどんな場合に出されるもの?
WEB CARTOP
ママチャリとロードバイクが合体!? トップチューブレス設計のスポーツバイク「ママチャリロード2」発売
ママチャリとロードバイクが合体!? トップチューブレス設計のスポーツバイク「ママチャリロード2」発売
バイクのニュース
ホンダ「WR-V」一部改良! 高級インテリア採用&精悍すぎる「ブラックスタイル」登場! 値上げ実施も“全車250万円台以下”をキープ!
ホンダ「WR-V」一部改良! 高級インテリア採用&精悍すぎる「ブラックスタイル」登場! 値上げ実施も“全車250万円台以下”をキープ!
くるまのニュース
2025年2月の新車販売ランキング、スペーシアが2位浮上 N-BOXはトップ変わらず
2025年2月の新車販売ランキング、スペーシアが2位浮上 N-BOXはトップ変わらず
日刊自動車新聞
テストでは最多周回を走り込んだメルセデス。弱点の克服を実感「開幕戦には完全な準備ができたマシンを持ち込む」
テストでは最多周回を走り込んだメルセデス。弱点の克服を実感「開幕戦には完全な準備ができたマシンを持ち込む」
AUTOSPORT web
ジャガーは何をやろうとしているのか 1900万円の新型EV、狙いは? 独占インタビュー
ジャガーは何をやろうとしているのか 1900万円の新型EV、狙いは? 独占インタビュー
AUTOCAR JAPAN
レクサス最新「“5人乗り”コンパクトSUV」に注目! リッター「28キロ」走る“最安&最小”な「LBX エレガント」がスゴイ! “豪華内装×特別カラー”など気になる仕様とは?
レクサス最新「“5人乗り”コンパクトSUV」に注目! リッター「28キロ」走る“最安&最小”な「LBX エレガント」がスゴイ! “豪華内装×特別カラー”など気になる仕様とは?
くるまのニュース
タカラトミーが Juju 選手とパートナー契約…スーパーフォーミュラマシンに「TOMICA」のロゴ
タカラトミーが Juju 選手とパートナー契約…スーパーフォーミュラマシンに「TOMICA」のロゴ
レスポンス
2025年2月の外国メーカー車販売、前年比3.6%増の1万8601台 2カ月連続プラス VW増加で底上げ
2025年2月の外国メーカー車販売、前年比3.6%増の1万8601台 2カ月連続プラス VW増加で底上げ
日刊自動車新聞
【中国】約200万円! トヨタ新型「bZ3X」25年3月発売に反響多数! 「RAV4より広くて快適そう」「価格安すぎ」「先進運転支援システムが気になる」の声も! 新たな「bZシリーズ」登場!
【中国】約200万円! トヨタ新型「bZ3X」25年3月発売に反響多数! 「RAV4より広くて快適そう」「価格安すぎ」「先進運転支援システムが気になる」の声も! 新たな「bZシリーズ」登場!
くるまのニュース
トヨタ「アルファード」でスポーツVIPを表現! 愛車に「リンファード」と名付けた理由は給油口を見れば納得…実は家族愛あふれる1台でした
トヨタ「アルファード」でスポーツVIPを表現! 愛車に「リンファード」と名付けた理由は給油口を見れば納得…実は家族愛あふれる1台でした
Auto Messe Web
黒いトヨタのエンブレムがカッコいい! ヤリス&ヤリス クロスに特別仕様車「Z“URBANO(ウルバーノ)”」が登場。
黒いトヨタのエンブレムがカッコいい! ヤリス&ヤリス クロスに特別仕様車「Z“URBANO(ウルバーノ)”」が登場。
くるくら
「運転者管理システム」の運用3月22・23日全国一斉停止、マイナカード移行作業で免許証更新業務もストップ[新聞ウォッチ]
「運転者管理システム」の運用3月22・23日全国一斉停止、マイナカード移行作業で免許証更新業務もストップ[新聞ウォッチ]
レスポンス
外国人が「簡単に取れる日本の免許証制度」とは? 問題が指摘される「外免切替」 国家公安委員長「制度改正の検討」を示唆! 事故実態は「把握せず」
外国人が「簡単に取れる日本の免許証制度」とは? 問題が指摘される「外免切替」 国家公安委員長「制度改正の検討」を示唆! 事故実態は「把握せず」
くるまのニュース

みんなのコメント

484件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

169 . 0万円 192 . 2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0 . 0万円 898 . 0万円

中古車を検索
ホンダ N-BOXの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

169 . 0万円 192 . 2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0 . 0万円 898 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村