■最近の軽自動車は…眩しい!?
クルマを日常的に運転する人から、「最近の軽自動車のヘッドライトは眩(まぶ)しい」という声を時々聞くことがあります。
82万円のスズキ新型「ワゴンR」発表!? 軽規格を超えた巨大ボディ採用
たしかに信号待ちなどで後ろの軽自動車のライトが明るいなと感じることもありますが、これには一体どのような理由があるのでしょうか。
最近の軽自動車のヘッドライト事情について、中古車販売店の整備士に話を聞いたところ、以下のような回答がありました。
「軽自動車のヘッドライトの明るさが増しているのかという質問ですが、じつは軽自動車に限らず、最近のクルマは全般的にヘッドライトが明るくなっています。
その理由としては、ヘッドライトの光源に『HID』や『LED』を採用するモデルが増えていることが挙げられるでしょう。
以前のクルマのヘッドライトの光源は、ハロゲンガスを用いた『ハロゲンライト』が主流でした。これは黄色みがかった光が特徴で、現行車種でもグレードによってはハロゲンライトの採用を残しているものもあります。
しかし、2000年代半ば以降にはより明るいHIDが登場し、近年ではさらに明るさの増したLEDのヘッドライトを採用したモデルが一般化しています。
HID、LEDのライトの特徴は、前述のようにハロゲンよりも明るく、それでいて「白く鋭い光」を放ちます。とくにHIDはその特徴が顕著に見られます。
これはクルマの前方を広く明るく照らすため安全運転に貢献するのですが、その一方で周囲のクルマにとっては眩しい光が増しているとも言え、つまり『対向車のライトが眩しいと感じる機会が増えた』原因は、LEDなどの最新式ヘッドライトを搭載するクルマが増えたことにあると考えられます(中古車販売店の整備士)」
さらに加えて、近年採用の増えている先進機能「オートハイビーム機能」も眩しい原因のひとつとして考えられると言います。
これは、先行するクルマや対向車のライトを自車が自動で認識して、自動でハイビームとロービームを切り替える便利な機能。
しかし、カーブやアップダウンの続くような道路状況のほか、対向車との距離があるため先方のライトが検知できていないなど状況では、ドライバーの意図しないタイミングでハイビームになってしまうケースも現実的にあります。
そのような場合には、ハイビームに照らされた対向車のドライバーは当然のように「眩しい!」と感じてしまうでしょう。
■「軽自動車」が眩しさのやり玉に上がる理由とは
このように「HIDやLEDを採用したヘッドライトの普及」と「オートハイビーム機能の搭載」によって、クルマのヘッドライトが眩しいと感じる機会が増えていると言いますが、ではなぜ“軽自動車”がそのやり玉に挙げられることが多いのでしょうか。
これについても先述の整備士に聞いたところ、「その原因には軽自動車に『軽スーパーハイトワゴン』というタイプのモデルが増えていることが可能性のひとつとして考えられる」とのこと。
ホンダ「N-BOX」に代表される軽スーパーハイトワゴンは、軽自動車でありながらクルマの全高が高く車内が広いため、居住性も高く快適な点が大きな特徴です。
しかしその一方で全高とともに運転席の着座位置も高くなり、さらにヘッドライトも高めの位置に設置されているので、対向車がセダンやスポーツカーのように視点が低いクルマだった場合には、眼に軽ハイトワゴンの光軸から放たれた光が直接入ってしまう可能性があります。
その結果、最近の軽自動車のヘッドライトが眩しいと感じる人が増えている可能性があるということでした。
※ ※ ※
軽自動車に限った話ではなく、技術の進歩によってクルマのヘッドライトは以前よりも格段に明るく、広く照らせるようになりました。
これには夜間でも遠くが見渡せて安心して運転できるというメリットがありましたが、眩しいと感じる対向車への影響も無視できないものがあります。
また時には「蒸発現象」といって、歩行者が前後両方のクルマのヘッドライトに照らされることで光に紛れて見えなくなってしまうこともあります。
明るくなったヘッドライトは夜間に安心して運転できるメリットのひとつではありますが、万が一の事態や事故の誘発を避けるためにも、これまで以上に対向車や周囲を意識した運転をするように気を配っていきましょう。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
新車102万円! トヨタ新「軽トラック」発表に反響あり!「もはやハイラックス・ミニ!」「あぜ道の王様だね」の声も!“2人乗り×超タフ”が自慢な「新ピクシストラック」とは!
激混み国道1号に代わる“快適バイパス”いよいよ全通近し! 車の流れ変わる? 滋賀「山手幹線」が3月延伸
トヨタ「新型クラウンエステート」まもなく登場へ 18年ぶり復活で「大型SUV化」×奥行き2mの「めちゃ広ラゲッジ」採用! シリーズ“第4”のモデルはなぜ延期が続いたのか
6MT搭載! ホンダが名車「Z」を復活!? 超レトロな「旧車デザイン」ד丸目ライト”採用した「3ドアクーペ」に注目! めちゃ懐かしい“水中メガネ”搭載した「Re:Z」コンセプトとは
日産「新型エクストレイル」まもなく登場!? 大人気SUVが「三菱のOEM」に? 明らかになった「PHEV」モデルの正体とは
トランプ大統領が「日本の消費税廃止」を要求? JEEP以外のアメ車が日本で売れない理由は「そこじゃない」
外国人が「簡単に取れる日本の免許証制度」とは? 問題が指摘される「外免切替」 国家公安委員長「制度改正の検討」を示唆! 事故実態は「把握せず」
【中国】約200万円! トヨタ新型「bZ3X」25年3月発売に反響多数! 「RAV4より広くて快適そう」「価格安すぎ」「先進運転支援システムが気になる」の声も! 新たな「bZシリーズ」登場!
「高性能ターボ×MT」がウリなのに… 日産「“最強”2人乗りスポーツカー」なぜATのみ? 「フェアレディZ NISMO」がMTじゃない理由とは?
タカラトミーが Juju 選手とパートナー契約…スーパーフォーミュラマシンに「TOMICA」のロゴ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント