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自動車保険のCMに登場するクルマが絶妙にカスタムされているワケ|木下隆之の初耳・地獄耳|

自動車保険のCMに登場するクルマが絶妙にカスタムされているワケ|木下隆之の初耳・地獄耳|

ソニー損保のCMが気になるのである。

「保険会社、乗り換えるんですか?シニア割引とか?」
「いや、僕は学生時代の後輩の保険屋契約なのだ。乗り換えると義理を欠くからできないのである」
「じゃ、免許返納とか?」
「まだ、そのへんは大丈夫だ」
「じゃ、なんで自動車保険のCMが気になるんっすか?」
「気にならんのか? CMに登場してくるクルマがカッコいいのだ」

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ソニー損保のCMにはいくつかのパターンがある。俳優の役所広司と内田有紀の2バターンのシリーズCMが流されているのだが、いつくかの短編ドラマ形式になっている。役者が警備員や整備士に扮するのだが、そこで登場するクルマは様々。そのクルマがどれもこれも、抜群のセンスでカスタムされているのである。

役所広司の「確かめる警備員」は、渋滞に巻き込まれるドライバーに優しく話しかけるシーンであり、その巻き込まれたクルマがトヨタ・プリウスのような気がする。おそらくプリウスだろう。だが、エンブレムが外されており、バンパーの隆起もオリジナルと違うような気がする。全体的フォルムがセクシーなのだ。

「確かめるガソリン屋さん」で役所広司が歩み寄るクルマは、スバルXVに瓜二つなんだけれど、スバルのアイディティティである6角形グリルではなく、台形に近い。バンパーの形状も異なる。

「確かめる整備士」に登場してくるクルマも、先代の日産ノートであることはたしかだが、やっぱりフロントの顔つきがカスタムされている。

内田有紀の「確かめる娘」では、トヨタ・ヴィッツと思われる赤いコンパクトカーが登場する。だがこれも同様にフロントグリルからはエンブレムが取り外されているうえに、バンパーやフェンダーが微妙に異なる。テールゲートもちょっと違うような気がする。

テニス帰りの内田有紀を送ろうとする彼氏だが真男だか知らないけれど、その男が乗るクルマがカッコよすぎる。ベースはマツダ・ロードスターに違いないはずなのに、フロントマスクもスッキリしている。テールゲートもカスタムされているような気がするのだ。

「結局その男、内田有紀のフラれるんだけどね(笑)」
「なんだか嬉しそうですね」
「ユニチカのCMキャンペーンからのファンなのでね」
「だからムキになっているんっすね」
「まっ、その件とはもかく、感心するのはそのすべてがなかなかのセンスなんだよ。ありゃ素人の仕事じゃないな。ハイセンスなクルマ屋が絡んでいるとみたよ」
「そんなこと言って、キノシタさんがディレクションしているんじゃないでしょうね。自画自賛的な…」
「まさか、CMディレクションはレクサスです。ソニー損保からは依頼がまだ来ない」
「でもなぜカスタムするんですか?」
「いや、企業は一つのメーカーへのイメージが固定することを嫌うんだ。視聴者のイメージでもあり法人顧客の関係もある。企業間は裏で深く繋がっているからね。でも話の流れ上、クルマが登場しなきゃストーリーが成立しない。そんな時に、メーカー名を曖昧にするためにカスタムすることがあるのだよ」

「キノシタさんの手掛けたCMもっすか?」
「ああ、かつてレクサスISのCMをクロアチアの埠頭で撮影したことがある。ISがバイクに乗る暴漢に追われ、逃げ切るというストーリーにした。そしてそのバイクをカスタムしたんだ。暴漢のバイクだから極悪感がなければ雰囲気が出ない。だけれど、悪役をヤマハやホンダにするわけにはいかない。失礼だからね。だから、某メーカーのバイクをベースに、ガソリンタンクやハンドルをカスタムしていかにも悪漢風に武装した。ということもある」
「なるほど」
「なので、そのソニー損保のCMが気になったのですね」
「あのセンスはハンパない。そのままメーカーがマイナーチェンジすればもっと売れるのにって思ったよ」
「そんなこと言って、内田有紀が気になったとか?」
「アホか。ソニー損保から仕事をもらいたいだけだよ」
「やっぱり」
「…汗」

〈文=木下隆之〉

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