2023年F1日本GPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はQ3に進出、9番手を獲得した。今シーズンQ3に進んだのは3回目、日本GPでは初めて。8番手のジョージ・ラッセル(メルセデス)とは0.084秒差だった。
チーフエンジニアのジョナサン・エドルズは、予選を次のように振り返った。
フェルスタッペン復調の今季10回目PPにマクラーレンが続く。母国GPの角田裕毅が9番手【予選レポート/F1第17戦日本GP】
「Q3で風が少し強くなったことで、Q2のラップタイムを超えることができなかった。しかし、最終的に前のメルセデスから0.1秒差で、中団勢をリードするポジションに立った。AT04を開発・改善し続けてきたことをチームは誇りに思うことができる」
「明日はまた異なるストーリーになる。路面温度が高いコンディションで燃料をたくさん積んで走るレースでは、タイヤのデグラデーションが大きなチャレンジになるだろう」
「ハードコンパウンドが1セットしかないため、ほとんどのチームに対して少し不利になるけれど、制約のなかで最大限のレース結果を出すためにどういう戦略を採るか、検討していく」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 14番手(1分31秒951:ソフトタイヤ/18周)
予選 9番手(Q1=8番手1分30秒733:ソフトタイヤ/Q2=7番手1分30秒204:ソフトタイヤ/Q3=9番手1分30秒303:ソフトタイヤ)
ホームグランプリで予選Q3に進出するのは、信じられないほど特別なことです。日本のファンの前でQ3に進めたのは今回が初めてです。終盤の走行の時に、大きな声援を感じ、とてもうれしかったです。あれほど観客の皆さんからの声援を感じたのは初めてでした。皆さんに心からお礼を言いたいです。
そして、自分のチームにはさらに感謝しています。金曜フリープラクティスでは苦戦したため、楽ではありませんでした。でもチームが素晴らしい仕事をして、改善を見出してくれたのです。
マシンは素晴らしい状態で、走っていてとても楽しかったので、明日が楽しみです。シンガポールでは(1周目でリタイアしたため)僕は新しいパッケージでレースをしていません。でもリアム(・ローソン)が先週末、素晴らしい仕事をして、良いパフォーマンスを見せたので、レースについて心配はしていません。明日はファンの皆さんと一緒に共に楽しみたいと思います。
このサーキットではタイヤのデグラデーションが高いため、苦労するでしょうが、その点は全員が同じ条件です。何ができるか見ていきましょう。リアムも僕も良い位置からスタートします。チームのためにふたり揃ってポイントを獲得できればいいですね。
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