ホンダS660に最後の特別仕様車「S660モデューロX バージョンZ」

ホンダは3月12日、2シーターオープンスポーツ「S660」に、最後の特別仕様車となる「S660モデューロX バージョンZ」を設定し、同日販売を開始した。メーカーの発表によればS660は2022年3月をもって生産を終了する。

S660は本田技術研究所の設立50周年を記念したプロジェクトとして開発が始まり、ホンダらしい“走る喜び”を追求した2シーターオープンスポーツとして2015年4月に販売が開始。その後、2018年7月にモデューロブランドから「S660モデューロX 」が追加。これまでに累計3万台以上を販売した。

思い入れのこめられたミドシップスポーツを締めくくるモデルとして設定される「S660モデューロX バージョンZ」は、特別なボディカラーの設定や特別感を演出したインテリアが特徴となる。

具体的には、エクステリアに特別色としてソニックグレーパールを採用。エンブレムはブラッククローム調に変更されるほか、ステルス塗装を施した特別なアルミホイールが装備される。また車速が約70km/hになると自動でせり上がるアクティブスポイラーには、ダウンフォースを高めるガーニーフラップが追加され、その色がブラックへと変更されるのも特別仕様車の特徴となる。なおボディカラーは標準色のプレミアムスターホワイトパールも選択可能だ。

インテリアについては、メーターバイザーパネルや助手席エアアウトレットパネル、センターコンソールパネルがカーボン調の仕上げに変更され、ドアライニングはブラックのラックススェードとボルドーレッド合皮を組み合わせ、さらにステッチ処理を施した専用タイプを採用。上質感を高めている。

さらにModulo Xロゴ入りの専用シートセンターバッグやVersion Zロゴ入りのアルミ製コンソールプレートも採用する。

S660モデューロX バージョンZの車両価格は、315万円。最後のモデルと聞くと、俄然気になってくるのが人情というもの。生産終了まで残り1年。じっくり検討したいところだ。

Comments

欲しいけど、遊ぶ車に300万は出せないよ…

ロードスター買える価格帯になっちゃうんだよなぁ…
どっちが幸せになれるかはその人次第だけど、自分ならロードスターに一票。