■パワーウェイトレシオに優れたセダンは?
エンジン性能といえば最高出力や最大トルクが指標になりますが、同じ出力のエンジンでも搭載されるクルマの重量によっては大きく走りが違ってしまうため、クルマの動力性能を推し量るうえで重要な指標のひとつに、車両重量/最高出力で算出できる「パワーウェイトレシオ」があります。
渋いデザインとハイパワーが似合う ちょいワルオヤジに乗ってほしい国産セダン5選
1馬力当たり何kgの重量を動かす必要があるかを示す値で、単位は「kg/ps」となります。数値が小さければ小さいほど優れているということで、古くからクルマの動力性能を比較する際に用いられてきました。
そこで、現行モデルの国産セダンで、優れたパワーウェイトレシオを誇るクルマTOP5を、ランキング形式で紹介します。
●1位 レクサス「GS F」パワーウェイトレシオ3.84kg/ps
国産セダンのパワーウェイトレシオランキングで1位に輝いたのは、レクサス「GS F」です。5リッターV型8気筒DOHCエンジンは、最高出力477馬力と最大トルク54.0kgmを誇り、1830kgと決して軽くない車体を物ともせず、豪快な加速が味わえます。
GS Fが発揮する477馬力という大出力Fは、MT車のようにダイレクトなフィーリングで本格的なスポーツドライビングを楽しめる「8-Speed SPDS(電子制御8速AT)」を介して、後輪に伝えられます。
フルスロットルを与えると、どこまでも続くような爽快な加速と、自然吸気エンジンならではのスポーツカーのようなサウンドを奏でますが、ハイエンドなセダンだけあって車内の静粛性は保たれています。
GS Fの車両本体価格は1118万5000円(消費税込、以下同様)です。なお、レクサスはGS Fを「一般道からサーキットまで、シームレスな走りを楽しめる4ドアスポーツセダン」とアピールしています。
●2位 スバル「WRX STI」パワーウェイトレシオ4.84kg/ps
2位は、スバル「WRX STI」です。2リッター水平対向4気筒DOHCターボエンジンは最高出力308馬力、最大トルク43.0kgmを発揮し、1490kgのボディを俊敏に走らせます。
低重心かつ左右対称の構造が特徴の、スバル伝統の水平対向エンジンは、左右バンクのピストンが対向して動くので、発生する力を打ち消し合う特性を持つため、直列エンジンより振動が少なく滑らかで気持ちの良い高回上昇が味わえます。
2400rpmで最大トルクの約90%を発揮するフラットな特性が、アクセル操作に対する繊細なレスポンスを実現し、小気味よいフィーリングの6速MTを駆使すれば、ハイパワーを思いのままにコントロールできます。
WRX STIの車両本体価格は386万6400円です。モータースポーツに挑みながらシャシ性能を磨き続けてきたスバル独自の“シンメトリカル AWD”が生み出す、絶大なタイヤのグリップ力は、スポーツドライブ好きには理想的な1台です。
●3位 トヨタ「マークX 350RDS GR-Sport」パワーウェイトレシオ4.87kg/ps
3位はトヨタ「マークX 350RDS GR-Sport」です。3.5リッターV型6気筒DOHCエンジンは自然吸気で、最高出力318馬力と最大トルク38.7kgmを発揮し、組み合わされるトランスミッションは「6 Super ECT(スーパーインテリジェント6速AT)」となります。
車両重量1550kgのボディは、専用パーツ&スポット溶接打点追加により剛性が上げられ、フロア下空力パーツや、専用チューニングサスペンション、専用ブレーキキャリパーとパッドにより、3.5リッタークラスのセダンとは思えない運動性能を持ちます。
外観では専用フロントバンパーと大開口アンダーグリル、専用リヤ大型バンパーと専用4本出しマフラー、235/40R19サイズのブリヂストンPOTENZA RE050Aタイヤとリム幅8Jの専用アルミホイールが採用され、スポーティな装いとなっています。
内装では専用小径本革巻きステアリングホイールや専用スポーティシート、ホワイトパネルのメーターやスタートスイッチに「GR」のロゴがデザインされていて、ただのマークXではないことをドライバーにも意識させてくれる演出がなされています。
マークX 350RDS GR-Sportの車両本体価格は442万8000円です。なお、マークXは2019年内の生産終了が発表されています。
■やはりハイパワーなエンジンを持っているレクサス強し
●4位 レクサス「LS500」パワーウェイトレシオ5.09kg/ps
4位は3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンで422馬力の最高出力を絞り出すレクサス「LS500」です。
車両重量2150kgの重量級ボディでありながら、61.2kgmの最大トルクと「Direct Shift-10AT (電子制御10速AT)」で、豪快な加速をみせます。
アグレッシブでありながら繊細な品格を兼ね備え、レクサスのフラッグシップとしてのオーラを放つ外観のデザインや、モダンな感性と「TAKUMI」の技で構築した内装は「見る人をひと目で虜にするエモーショナルな魅力を持つ、フラッグシップセダン」と表現されています。
LS500の車両本体価格は981万4000円です。ねじり剛性をできるだけ高めた上で、数値では表せないクルマの挙動をひとつひとつ洗練させたといわれるプラットフォームによって「走る・曲がる・止まる」性能は大型セダンの水準を大きく超えています。
●5位 レクサス「IS350」パワーウェイトレシオ5.16kg/ps
国産セダンで5位のパワーウェイトレシオを持っているのはレクサス「IS350」です。
エンジンは「マークX 350RDS GR-Sport」と同じ最高出力318馬力、最大トルク38.7kgmを発揮する「2GR-FKS型」3.5リッターV型6気筒DOHCエンジンを搭載。
トランスミッションはダイレクトなフィーリングの「8-Speed SPDS (電子制御8速AT)」で、1640kgの車両重量を感じさせない加速力を実現。
スポーツセダンとして走る楽しさを追求したIS350は、従来のスポット溶接より細かいピッチで溶接することで、断面変形を抑制する溶接方法「レーザースクリューウェルディング」や、パネルを面で結合して剛性の向上と振動の減衰特性を高める「構造用接着剤」などを採用し、卓越した走行性能を生み出しています。
IS350の車両本体価格は563万4000円です。快適装備も充実している「IS350 “version L”」は624万2000円となっています。
※ ※ ※
いま、国産セダンは少数派です。さらに、前述のとおりマークXはもうすぐ生産を終了すると発表されています。
使い勝手の優れたミニバンやSUVが売れているのは理解できますが、やはりドライビングプレジャーについてはセダンが一枚上手です。
もはやセダンが増えることは厳しい状況ですが、高性能セダンの火は消さないでほしいところです。
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