この記事をまとめると
■メルセデス・ベンツCLSがマイナーチェンジを実施
昭和のスーパースター3人が乗っていたガルウイング! 当時のドル円換算で245万円だったメルセデス・ベンツ300SLとは
■エクステリア・インテリアの意匠変更や快適装備の充実が図られた
■特別仕様車メルセデス AMG CLS 53 4MATIC+ Edition1を50台用意
スタイリッシュな4ドアクーペがさらに流麗スポーティに
かつて4ドアのクルマといえば3つのボックスを繋ぎ合わせたようなセダンが基本だった。しかしいつしか、「スタイリッシュな4ドアのクルマが欲しい」というわがままな需要が高まり、各メーカーはさまざまなボディバリエーションを生み出した。メルセデス・ベンツがリリースしているCLSも、時代の要請から生まれた4ドアクーペだ。そんなCLSマイナーチェンジを受けた。
新型CLSでは、グリルを中心とするフロントエンドのデザインが変更された。CLS 220 d スポーツとCLS 450 4MATIC スポーツでは、台形型のグリルにマットクローム仕上げの小さなスリーポインテッドスターが散りばめられたシングルルーバータイプの「スターパターングリル」を採用し、アグレッシブで先進的なデザインとなったフロントバンパーとも相まって、4ドアクーペらしい躍動感が強調されている。
ホイールのデザインも一新されており、さらにCLS 450 4MATIC スポーツではサイズも19インチから20インチへとインチアップされている。
メルセデス AMG CLS 53 4MATIC+では、グリルを縦にルーバーが入ったAMG専用デザインに変更。ワイド感のあるバンパーとともに、スポー的な印象をより強めている。
さらに、新たに設定されたカーボンパッケージでは、ドアミラーやスポイラーリップ、トリムなどがカーボンに変更され、レッドブレーキキャリパー、マットブラックペイント20インチホイールが装着され、迫力あるエクステリアを手に入れることができる。
外装色には新たに加わったスペクトラルブルーをはじめとする全10色から選択可能になっている。とくにCLS 220 d スポーツとメルセデス AMG CLS 53 4MATIC+には、受注生産となる「Individualizationプログラム」も設定され、これまではハイエンドな一部モデルでのみ選択できたカラーを含む全6色から選ぶことができるようになっている。
インテリアでは、ステアリングホイールが最新世代へとアップグレードされたのがトピックス。ステアリングホイールに触れているだけでドライバーが握っていることが認識されるようになり、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手が向上している。
インテリアカラーは、CLS 220 d スポーツとCLS 450 4MATIC スポーツは全6色から、メルセデス AMG CLS 53 4MATIC+は全5色から選択することができる。
新型CLSのAMGモデルに特別仕様車Edition1を50台用意
新型CLSでは、快適性を高める装備が充実したのもうれしいポイント。全モデルでヘッドアップディスプレイが、また、メルセデス AMG CLS 53 4MATIC+ではドアクロージングサポーターが標準装備となった。
さらに今回、「エナジャイジングパッケージ」が初めてCLSに設定された。これには、各種ヒーターやパフュームアトマイザー、シート設定、照明、音楽などのシステムを統合的にコントロールして快適性を高める「エナジャイジングコンフォート」や、走行時間やドライバーのストレスレベル、睡眠の質などの個人データを加味して運転をサポートをするモードを提案する「エナジャイジングコーチ」などが含まれている。
そして今回の新型CLSの発表を記念し、おなじみの「メルセデス AMG CLS 53 4MATIC+ Edition1」も設定された。世界限定300台となるこの特別仕様車は、日本仕様として「カシミアホワイトマグノ」が30台、「セレナイトグレー」が20台、計50台が用意されている。
いずれもマットブラックペイントの20インチホイールや、ダーククローム仕上げのスリーポインテッドスターとモデル名バッジが採用されたスポーティなエクステリアが特徴となっている。
メーカー希望小売価格は、CLS 220 d スポーツが918万円、CLS 450 4MATIC スポーツが1189万円、メルセデス AMG CLS 53 4MATIC+が1441万円、メルセデス AMG CLS 53 4MATIC+ Edition1が1599万円。
なお、新型CLSniha,新車購入から3年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用される。
メルセデス・ケア終了後も引き続き2年間、一般保証/定期メンテナンス/24時間ツーリングサポートなどを利用できる有償のサービスプログラム「メンテナンス&保証プラス」が用意されている。
新型CLSはすでに予約を受注中で、納車は2022年第一四半期を予定している。
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