レース終盤にミッチ・エバンス(ジャガー)とのエネルギー残量ギリギリでの争いを制し、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(DSテチータ)は、2.848秒という僅差でフォーミュラE第7戦モナコePrixを制した。ロビン・フラインス(ヴァージン)は、ダ・コスタに先行されたエバンスを抜き倦ねるも、チェッカー寸前でわずかにエバンスの前に出て2位でゴールした。
昨シーズンのチャンピオン、ダ・コスタは、最終ラップのトンネル出口から続くヌーベルシケイン(ターン10)への飛び込みでエバンスをアウトから抜き、1位のままチェッカーフラッグを受けた。
■フォーミュラEモナコePrix決勝:F1と同じコースで初開催。ダ・コスタ、魂のオーバーテイクで優勝
第3戦ローマePrixでチームメイトのジャン-エリック・ベルニュが勝利したのに続き、DSテチータは導入が遅れたマシン「DS E-Tense FE21」で2勝目を挙げた。
また、ダ・コスタはドライバーズランキングで14番手から4番手に浮上し、トップに躍り出たフラインスに10ポイント差まで迫っている。
ダ・コスタは、レースまでの1週間、自分自身にプレッシャーをかけており、この勝利は大きな安心感につながったと語った。
「今年はとにかく結果を取り戻さなければ、と自分にプレッシャーをかけていた」とダ・コスタは説明した。
「僕らは昨年チャンピオンになったが、今年はそこそこで際立った結果はなかった。モナコで勝ちたかったが、今週はずっと調子が悪かった」
「メンタルトレーナーと少しずつ仕事をしてきたが、週末を通して一歩一歩良い仕事をして全ての面で改善することができた」
「1週間を通じて僕の中に何かあった感じなんだ。今はそれが無くなって気分がいい」
ダ・コスタは、「多分うまくいかないだろう」と思っていたエバンスに対するオーバーテイクを含め、様々なシナリオが重なり、自分に有利な結果になったと考えている。
「様々な出来事が僕を“ラッキーな男”に仕立て上げ、レース前に準備してきたことがこのような状況を作り出した」と彼は語る。
「(僕のマシンには)エバンスよりも少しだけエネルギーが残っていて、最終ラップではその差が大きくなることがわかっていた。だから、その時が来るのを待っていたんだ」
「正直言って、『よし、頑張ってみるが、上手くはいかないだろう』と思って、最終ラップのターン12に飛び込んだんだ。彼には1位を死守するだけの力が残されていたが、僕にも彼を捕まえるには十分な力があった」
また、ダ・コスタはシーズンの半分が過ぎた現時点でも、「どのチームが最強か」という疑問に明確な答えはないと述べた。
「ここ最近のフォーミュラEのレースで勝つのは非常に難しい。特に今年は、どこのチームも優位に立っているとは思えない」
「ただ、僕らは皆、レースのやり方や全てのエネルギー管理などについて深く理解している」と続けた。
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