三菱自動車が本年5月に発売予定の新型デリカミニを東京オートサロン2023に参考出品

　三菱自動車は2023年1月10日、2023年1月13日～15日に幕張メッセで開催される東京オートサロン2023での出展内容を発表した。ブースのテーマは「次の時代の、次の冒険を。」とし、環境にやさしく安全・安心で快適な三菱車の魅力をいっそう高めて提案する。

　注目の展示車を見ていこう。まず、本年5月の発売を予定している新型デリカミニを参考出品。新世代の軽スーパーハイトワゴンは、デリカらしい力強いデザインと大径タイヤによるSUVらしいスタイリングに、アウトドアから日常使いまで便利で快適な広々とした室内空間、毎日の運転をサポートする走行性能と安全装備を特長とし、ユーザーの行動範囲を拡げ、家族や仲間と楽しく過ごす時間やレジャーシーンを提供する。出品車は新開発したアッシュグリーンメタリックのボディカラーで彩るとともに、SUVらしいアクティブなイメージを高めるサイドアンダーデカールやオールウェザーマット、9型ナビゲーションなど、デリカミニに設定予定の純正用品を装着して披露する。

　デリカミニでは、アウトドアブランドとして広く親しまれているColemanとコラボレーションしたドレスアップカー「デリカミニ×Coleman（デリカミニ ミーツ コールマン）」も参考出品する。最新のColeman製品とベストマッチするグレーとベージュを掛け合わせたグレージュのボディカラーを纏ったうえで、ボディサイドにはランタンロゴマークをあしらい、個性あふれる特徴的な外観を創出。また、グロスブラックを基調としたダイナミックシールドやテールゲートガーニッシュ、前後のホワイトレターロゴやマッドフラップなど、アウトドアシーンに映える純正用品も装着した。一方で内装にはベッドキットを採用して車中泊を可能とし、合わせてサイドストレージパネルなどを配して収納性を高めている。

　デリカミニとデリカD:5をベースに、雪道を力強く駆け抜けるデリカのイメージを共通の世界観でコーディネートしたカスタムカー「SNOW SURVIVOR（スノーサバイバー）」も要注目。エクステリアは雪山を思わせるホワイトのボディカラーを基調に、等高線をモチーフとしたグラフィックとスノーカモフラージュを配し、合わせてフロントガードバーやルーフキャリア、リアラダー、オールテレーンタイヤを装着。さらにリフトアップを施すことで、力強いデリカらしさをいっそう強調した。内装ではベッドキットやサイドストレージパネルなどを採用し、キャンプや車中泊での使い勝手を引き上げている。

　ブースではアウトランダーおよびエクリプス クロスの特別仕様車「BLACK Edition」をベースとし、いっそう上質かつ精悍なスタイリングに仕上げたカスタムカー「BLACK Edition Premium」もひな壇に上げる。アウトランダーはボディカラーをチタニウムグレーメタリック（ボディ）とブラックマイカ（ルーフ）の2トーンカラーとし、ボディ同色のフロントおよびリアのコーナーガーニッシュ、サイドアンダーガーニッシュや、ブラックのテールゲートスポイラー、プロテクションガーニッシュなどを特別装備。エクリプス クロスはボディカラーをチタニウムグレーメタリックとし、ブラックのフロントおよびリアのアンダーガーニッシュやテールゲートスポイラーなどを装着し、精悍さとともにプレミアム感を高める。また、2モデルともにベースキャリアやルーフバスケットを配備し、アウトドアレジャーでの使い勝手を向上させた。

　2台の軽EVのカスタムカーも見逃せない。1台はeKクロスEV「Smooth×Tough（スムーズ バイ タフ）」。既存のeKクロスEVをベースに、ボディカラーを上質なマットグレーメタリック（ボディ）とブラックマイカ（ルーフ）の2トーンカラーで仕上げ、ここにフロントグリルガードやオールテレーンタイヤを装着。さらにリフトアップを施して、オフローダースタイルを強調した。また、ルーフラックやリアラダーなどを配備して、アウトドアレジャーでの使い勝手を引き上げている。

　もう1台はミニキャブ・ミーブ「B-Leisure StyleII（ビーレジャー スタイル ツー）」。EVならではの給電機能を活用し、平日は移動式オフィスとして、休日は渓流釣りなどのアウトドアレジャーや自然の中でeスポーツなどをシームレスに楽しむことのできるカスタムカーで、ボディカラーはアウトドアシーンに溶け込むアイボリー（ボディ）とモスグリーン（ルーフ）の2トーンカラーとし、ボディサイドにはEVを象徴する電源プラグなどのデカールをあしらう。また、キックスケーターや渓流釣りセットを装備して、アウトドアスタイルを演出。一方で室内はリアスペースをフルフラットとして居住性を高め、リモートワークに必要なデスクや座椅子、車中泊に必要なベッドキットを配備して、プライベートな空間を創出した。さらに、駆動用バッテリーの電力を利用できる装置「ミーブ・パワーボックス」を使用し、リアゲートに取り付けたプロジェクターでのeスポーツ体験や、リモートワーク用パソコンの充電などを可能としている。

　モータースポーツ仕様としては、2022年11月にタイ～カンボジアで開催されたアジアクロスカントリーラリー（AXCR）に参戦して総合優勝を果たしたT1仕様（改造クロスカントリー車両）のレプリカとなるトライトン ラリーカー“アジアクロスカントリーラリー参戦車（レプリカ）”を披露する。ボンネットや前後ドア、内装部品などを軽量化するとともに、ロールケージやアンダーガードを装着するなどしてボディの要所を補強。また、専用のサスペンションを組み込んで優れたハンドリング性能を実現したうえで、前後LSDの採用や大径オフロードタイヤ＆軽量アルミホイールを装着して悪路走破性を大幅に向上させた。搭載する2.4リットルディーゼルターボエンジンは、フリクションロスの低減と軽量化を中心としたチューニングを施し、ラリーで使用頻度の高い中速域での応答性を向上。AXCRのステージには川を渡るシチュエーションも存在するため、各部のシーリング強化やシュノーケル（吸気ダクト）の装着など水回りの対策も図っている。

Comments

デリカjrは？

単純にデザインが不評で売れなかった
ｅｋクロススペースを廃盤にして
車名も変えたマイナーチェンジですね。