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せっかくの高いタイヤだから長持ちさせたい! スタッドレスの「寿命を縮める」要因

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せっかくの高いタイヤだから長持ちさせたい! スタッドレスの「寿命を縮める」要因

 この記事をまとめると

■タイヤの磨耗のスピードは使用条件によって変わる

スタッドレスタイヤは「安いものを毎年買う」or「高価なものを数年使う」どちらが正解?

■スタッドレスタイヤにも同じことが言える

■降雪地帯・非降雪地帯、乗る頻度などでどれぐらい変わるのか解説する

 乾燥路を走ることが多いとスタッドレスの減りは早くなる

 タイヤの摩耗は使用条件によってかなり変わる。それは夏タイヤだけでなく、スタッドレスタイヤにもいえること。

 スタッドレスタイヤは、溝の部分にある50%摩耗の目印、プラットホームが出るまで減ると冬用タイヤとしての寿命は終了となっているが、底まで減るのに、雪国での使用ならおよそ1万5000kmは走れるはず。

 ところが関東の平野部など、冬になってもほとんど雪の降らない地域でスタッドレスタイヤを履いていると、1万kmちょっとでプラットホームが出てしまう。

 スタッドレスタイヤは夏用タイヤに比べて柔らかいゴムを使っているので、雪道よりも摩擦係数の大きい乾燥路ばかり走っているとどうしても減りが早くなるのは仕方がない……。

 また摩耗は走行距離に比例するので、毎日通勤に使っている人と、週末だけしか乗らない人とでは減りが違う。

 ただ、通勤で週に5日間、片道10km、週に100km走る人と、冬の間、週末ごとに片道100kmかけてスキー場に通うという人であれば、当然後者のスタッドレスタイヤのほうが早く摩耗する。

 あとは乗り方と重量も大きな要素。

 同じ銘柄、同じサイズのタイヤでも、車重が重いクルマほどタイヤの摩耗は進みやすい。同様に同じクルマでもいつも荷物が満載、あるいは人をたくさん乗せているクルマだと、タイヤの減りも早くなる。

 荒い運転もタイヤの寿命を縮める!

 さらにストップ&ゴーが多かったり、タイヤをこじるような運転をしたり、運転が荒い人のタイヤの寿命は短くなる。

 レースでもタイヤマネージメントの巧拙で、タイヤの寿命に差がつき、それが勝敗を左右することはよく知られているはず。

 スタッドレスタイヤで公道を走る場合も、やはりドライバーの運転の仕方によってタイヤの寿命もかなり影響されるのは確かだ。

 その他の要素では、どんなスタッドレスタイヤを履くのかも重要。

 例えば、ダンロップのWINTER MAXXは、ロングライフ性能に定評があるタイヤ。とくにWINTER MAXX 02は、雪のない乾燥路でも減りにくいとされる。

 ミシュランのX-ICE 3+も「長く効き続ける信頼感」を打ち出していて、耐久性を重視。

 そして北海道・北東北主要5都市での装着率NO.1のブリヂストンBLIZZAKは、今シーズン新モデルのVRX3が登場。氷雪路では最強といわれたグリップ力を強化しながら、摩耗ライフをVRX2に対し17%も向上。効き持ちもアップし、氷上性能120%到達を謳っている。

 スタッドレスタイヤには、氷上グリップ、雪上グリップ、ドライ&ウエット性能、燃費性能、静粛性、ライフ性能、そしてコスパといろいろな要素があるので、自分の住んでいる地域、そして使い方に合ったスタッドレスタイヤタイヤを選びたい。

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みんなのコメント

28件
  • 減るのがイヤなら乗らなければいい。命を守ってくれるなら安いものだ。
  • 280馬力車で5万キロ位走って、流石に年数で国産スタッドレス変えたけど
    降雪地だけどプラットまでタイヤは減らなかった
    1.5万キロで出るって、据え切りのしすぎじゃないの?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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