インディカーが2024年から導入予定のハイブリッドシステムの本格的なテストが初めて行なわれ、スコット・ディクソンは従来とはレース戦略が変わってくるだろうと語った。
当初の予定では、2023年から2.4リッターツインターボV6エンジンにハイブリッドシステムを組み合わせた新しいパワートレインを使う予定だったが、幾度かの計画変更を受け、従来の2.2リッターインターボV6エンジンにハイブリッドシステムを組み合わせることになった。
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今回、回生システムも含めたフルユニットでの初テストがセブリングで行なわれ、ホンダのテストカーをディクソンが、シボレーのテストカーをウィル・パワーがドライブした。両ドライバーは2日間のテストでセブリングのショートコースを800周以上、約2200kmを走破した。
ディクソンはIndyCar.comの取材に対し、次のように感想を語った。
「戦略が変わることになると思う。特に回生をしなければいけない時や、攻撃を受けていて回生するのが難しい時だ」
「戦略面だけでなく、シートに座っている人間にとってもね。かなり素早く考え、適切なタイミングで適切な決断を下さなければならないので、レースはさらに刺激的かつクールなものになるだろう」
ハイブリッドパワーは、ブレーキング時に回生された電力が用いられる。手動と自動の回生技術がテストされており、スーパーキャパシタを使った共通ハイブリッドシステムによって最大150馬力が追加される。
「新しいことに挑戦するのはいつも楽しみなんだ」と、パワーは語った。
「僕は新しいハイブリッドのテストをかなりやっているんだ。インディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースを、ここで使ったような回生パワーなしで走った」
「とてもスムーズだったし、問題はなかった。今は回生で得られたエネルギーでパワーアップしている。すべてがエンジニアの期待通りに進んでいる」
シボレーとホンダが共同で開発したハイブリッドユニットは、ベルハウジング内に収まるほど小さい。ディクソンは、市販車との関連が強い技術が導入されることを歓迎している。
「僕が知っているのはホンダに関してだけど、両メーカーにとって、市販車で生産しているものと関連付けることは大きな推進力だ」とディクソンは言う。
「軽量でコンパクトなユニットは、将来的にはより良いものになるだろう。効率に関しても、排出ガスを少なくし、市販車にとってより良いものにするんだ」
新システムのテストは、2024年シーズン開幕戦でのレースデビューに先立ち、秋から冬にかけて続けられる。これにはオーバルでのテストも含まれる。オーバルでは回生を行なうためのブレーキングがあまりないことから、より未知の領域となる。
「決めるべきことはたくさんあるが、最終的には常により多くのパワーを発揮することができる。それは素晴らしいことだ」とパワーは言う。
「僕たちはみんな、モアパワーを愛している。最大限に回生をして、エンジンを最大限に使いたいんだ。エキサイティングだよ」
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