フランスの自動車メーカー、ルノーが、パワーユニット(PU)製造者としてのF1プログラムを終了する決断に近付いているようだ。
現時点で正式発表はないものの、すでにアルピーヌF1は2026年からメルセデス製パワーユニットの供給を受けることを決めたといわれる。それは、ルノーがパワーユニットの自社開発に終止符を打つことに伴う措置だ。
アルピーヌF1、ブリアトーレ主導でメルセデスPU獲得計画を推進。2025年搭載案はサインツ説得の材料か
この戦略的決定は、フランスのスポーツ紙『レキップ』が7月23日付の誌面でも報じている。それによればアルピーヌF1のエグゼクティブアドバイザーに就任したフラビオ・ブリアトーレとメルセデスとの交渉は間もなくまとまり、契約が締結される見通しとのことだ。新たな契約には、ギヤボックスとリヤサスペンションの供給も含まれるという。
■2025年からメルセデス搭載の可能性は低い
一方で『レキップ』は、アルピーヌが来季2025年シーズンからメルセデス製パワーユニットに切り替える可能性は低いと示唆している。アルピーヌにとって非常に大きな変化であり、スムーズな移行には2026年までの期間が必要というのがその根拠だ。
アルピーヌの上級技官とエンジニアたちは最近、イギリスのブリックスワースにあるメルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズのファクトリーを訪問。その陣容と施設の充実ぶりに大きな感銘を受けたことが、サプライヤー変更の決定において重要な役割を果たしたと言われる。
■エンジンメーカーとしてのルノーのF1プログラムの終焉
メルセデス製パワーユニットを採用することは、アルピーヌにとってかなりの経済的メリットをもたらす。メルセデスには年間約1,700万ユーロ(約28億円)を支払うことになるが、もしルノーのビリー-シャティヨン工場でパワーユニットを開発、製造し続けると、1億ユーロ(約165億円)が必要となる。これで浮いた莫大な予算を、アルピーヌは効率的に車体開発に振り向けることができる。
現時点では確認は取れていないものの、ビリー-シャティヨンの従業員たちは、23日の臨時社会経済委員会で、2026年パワートレイン開発の即時中止を知らされたとの報道もなされている。ルノー経営陣は、将来的にこのファクトリーで他ブランドのプロジェクトに取り組む予定であり、人員削減はないと保証したという。
ただ『レキップ』紙によれば、経営陣からのこうした保証にもかかわらず、現場スタッフの間にはかなり緊張した雰囲気があったとのことだ。
ルノーは1977年にエンジンマニュファクチャラーの活動を開始。フルワークス活動を行っていた2005年と2006年にはフェルナンド・アロンソによりドライバーズおよびコンストラクターズタイトルを獲得した。2010年~2013年にはレッドブルおよびセバスチャン・ベッテルとともに、ダブルタイトル制覇を成し遂げている。
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みんなのコメント
ホンダも撤退したり復帰したりをやってるけど、ルノーにもいつかカムバックしてほしいな