TWカスタムで広まった足周りカスタム
ロンスイとはロングスイングアームの略称・通称です。ロングスイングアームとは、その名の通り、スイングアームを加工してロング化すること、もしくは純正より長い社外スイングアームを指します。
ロングスイングアーム自体は昔からあったカスタム手法でしたが、ロンスイという言葉が広まったのは、ストリートバイクブームが巻き起こった2000年代。TW200/225のカスタムがキッカケだと思われます。
TWといえば、ストリートバイクブーム以前はコアなトレールバイクでした。しかし、極太のリアタイヤが生み出す独特のフォルムが注目され、カスタムベースとして一気に人気が広まりました。そして、TWのアイデンティティともいえるリアタイヤをさらに強調するために生まれたのが、ロンスイだったのです。
はじめは純正比3cmロングや5cmロングといった“控えめ”だったロンスイですが、ブームが盛り上がり、さまざまなカスタムが出てくると20cmロングや30cmロングなど、どんどん長くいっていったのです。
しかし、どんなブームも過激になりすぎるとついてこれなくなるユーザーも増え、終焉を迎えるものです。これはあくまでも筆者(佐賀山敏行)の個人的な印象ですが、TW人気が衰退した理由のひとつに、ロンスイをはじめとするカスタムの過激化があったのではないかと考えています。
シルエットを整えて、直進安定性を高める働きも
前述のとおり、「ロンスイ」という言葉はTWカスタムで広まりましたが、「ロングスイングアーム」自体はそれ以前からあったカスタム手法です。
当然ながら20cmも30cmも長いものではなく、数cm程度が一般的。例えばSR400/500の場合、クラシカルな車体デザインに対してスイングアームがやや短いという印象を抱くユーザーが少なくありません。そこで純正に対して5cm程度長いスイングアームに交換することで、よりクラシカルなシルエットに変更できるのです。
さらにスイングアームを延長することで、当然ホイールベースも長くなります。そうすると直進安定性が増します。ネイキッドなどのスポーツバイクに乗るユーザーが安定感に不安を感じて、ロンスイ化することもあるようです。
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みんなのコメント
もともとは、砂漠でタイヤが埋もれない様に極太タイヤを履かされたオフ車だったのに、キムタクがドラマで乗ってただけで流行った。
しかし、流行は、にわかライダーを生み出しただけで、そのまま、今度は、バカスクと呼ばれた改造ビッグスクーター乗りを発生させた。
しょせん、この流行は、バイク乗りではない。
ノーマルのスイングアームではウイリー連発でマトモに乗れなくなる。
当然、それに見合ったフロントフォークも必要になり、
ハンドル、タイヤのサイズアップ、ブレーキのディスク化、ステップと泥沼にはまっていく…