刺激的な前輪駆動の走り 秀でた才能は霞まない
知る人ぞ知るフランス製ホットハッチ、ルノー・メガーヌR.S.。刺激的な前輪駆動の走りを愛するドライバーなら、嫌いになることはないだろう。
【画像】刺激的な前輪駆動の走り ルノー・メガーヌR.S. スポーツツアラーとBEV版メガーヌ 先代R.S.も 全116枚
現在販売されているのは、2016年にリリースされた3代目に当たるメガーヌR.S.。何台かの有能なホットハッチがそれ以降モデルチェンジしているが、まだ秀でた才能が霞むことはない。ちなみに、メガーヌとしては4世代目に当たる。
ボディスタイルは5ドアのみとなったが、リアドアが追加されたことで実用性は高まった。4気筒ターボエンジンは先代の2.0Lからダウンサイジングされ1.8Lになったが、大きなターボチャージャーの力を借り、R.S. 280でも280psへ強化されている。
英国仕様の場合、トランスミッションは6速マニュアルか6速デュアルクラッチ・オートマティックが選択可能。優れたシャシーには、引き締められたカップ仕様が用意された。中古車でもまだまだ魅力的だ。
メガーヌR.S. 300トロフィーでは、そのカップ・シャシーが標準。最高出力も300psへ増強されている。ブレーキはアップグレードされ、補機バッテリーは軽量なリチウムイオンを採用。通常より18kgも軽く仕上がっている。
合計で8kg軽量なホイールも、英国では選択できる。これでも満足できないドライバー向けに、一層のダイエットを果たしたR.S. トロフィーRが、頂点に据えられている。
軽いボディに強力なエンジンが融合
小柄なハッチバックでも装備は充実しており、LEDヘッドライトにリア・パーキングセンサー、キーレスエントリーなどは標準。オプションのセーフティパック・プレミアムを指定すれば、衝突被害軽減ブレーキも実装される。
軽いボディに強力なエンジンが融合し、一般道ではまさに宝石。R.S. 300トロフィーの0-100km/h加速は5.7秒で、最高速度は260km/hと速さも不満なし。スポーツ・モードやレース・モードを選ぶと、壮観なエグゾーストノートも奏でる。
サスペンションは標準でも硬めだが、荒れた路面に手を焼くことはない。カップ・シャシーでは一層引き締まり、舗装状態では激しい揺れに見舞われる。
操縦性や姿勢制御は秀抜。ステアリングは鋭く正確で、グリップ力は極めて高い。後輪操舵システムも備わり、息を呑む勢いで旋回してみせる。望外に面白い。
コクピットには、乗員の体をしっかり支持するレカロシートが2脚。スポーティに仕立てられた内装の品質は、高いところもあれば、そうでない部分も。インフォテインメント・システムは、スマートフォンとのミラーリングに対応する。
フロントシート側の空間は広く、リアシートは大人2名で問題なくくつろげる。荷室の形状はスクエアで、容量も充分。ロングドライブにもしっかり使える。
英国の中古車市場を確認すると、2018年式のR.S. 280なら2万3000ポンド(約416万円)前後で探せる。R.S. 300トロフィーには、2万5000ポンド(約452万円)程度が必要。カリカリのR.S. トロフィーRは、約5万ポンド(約900万円)で流通している。
知っておくべきこと
280psのR.S. 280の燃費は、WLTP値で12.7km/L。300psのR.S. 300でも12.5km/Lと大きくは違わない。デュアルクラッチATでは、若干効率が良くなる。
英国では、車両登録から1年以内なら保証を追加できる。3年か4万8000kmの保証で499ポンド(約9万円)、4年か6万4000kmの保証で699ポンド(約13万円)だ。
購入時に気をつけたいポイント
エンジン
ホットハッチだけに、パワーアップを求めてチューニングされた例が少なくない。エアクリーナーやエグゾーストが、社外品であることは珍しくない。将来的な価値を考えると、純正の方が望ましい。
チューニングがシリアスな場合は、それだけハードに乗られてきた可能性もある。サーキットでの走行会に、興じられてきたかもしれない。点検整備の履歴を振り返り、高品質な部品や油脂類が与えられてきたか確かめたい。
ステアリングとサスペンション
可能なら数台を試乗し、印象を比べたいところ。適度に引き締まり、クイックでダイレクトな反応が正解。
ホイールとタイヤ
R.S. トロフィーRには、オプションとしてカーボンファイバー製ホイールを組めた。もし装備しているなら、見逃したくない。新品を購入すると、1万2000ポンド(約217万円)もする。リムの状態も観察したい。
タイヤは、フロントで過度に偏摩耗していないか観察する。
インテリア
オーナーの中には、ファブリックの内装は汚れが吸着しやすいと話す。レザーの方が、きれいな状態は保ちやすいといえる。
英国編集部の推しチョイス
ベスト:メガーヌR.S. 280カップ
通常のR.S.とカップとの間で、英国の中古車市場では大きな価格差はないようだ。カップ・シャシーのクルマを発見したら、多少奮発してでも選んだ方が吉。費用対効果は絶大といえる。
ワイルドカード:メガーヌR.S. トロフィーR
妥協のないホットハッチ。シリアスなドライバーを誘惑するが、中古車でも驚くほど価格は高い。リアシートが省かれるのでご注意を。
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みんなのコメント
走っててもルーテシア、メガーヌ、カングー、辺りたまーに見かけるかな。
キャプチャー、トウィンゴは最早レア車。