トランスフォーマーの元デザイナーが作ったバイク!
こんにちは! 電動モビリティに興味津々の近藤スパ太郎です。今、電動モビリティは過渡期で、最新技術や最新機能を投入した個性豊かな車両が次から次へと登場して、目が離せません。
【画像】バイクが変形!? ICOMAの電動バイク「タタメルバイク」を画像で見る(37枚)
そんな中2024年9月6日~7日に、日本のEVモビリティベンチャー「ICOMA(イコマ)」の試乗会が、ライコランドTOKYO BAY東雲で開催され、ボクも参加して来ました~!
受付には、次から次へとライダーがやって来て、車両の質問をしたり試乗に出発する方もいて、注目度の高さを実感しました。
試乗したのは、スーツケースサイズに四角形に折り畳みができる電動バイク、その名も「タタメルバイク」です。とてもコンパクトな車体ですが、定格出力0.6kWのモーターを搭載した原付一種です。
開発者は玩具メーカーのタカラトミーで、変形ロボット玩具 “トランスフォーマー”のプロダクトデザイナーの経歴を持つ生駒崇光さん。
2015年頃に輸入された折り畳み式電動バイクを見て「僕だったらもっとカッコ良く、面白く変形させるのになぁ」と、自宅で開発をスタート。2021年には本格的に取り組むためにICOMAを創業。その後も試作を重ねて改良した7世代目の車両が完成した今年、予約販売が開始になりました。資材価格の変動等に対応するため「価格変動あり」というユニークな販売方法で、現在の価格は49万8000円です。
「バイクとしてのカッコ良さと走行性能」「トランスフォームする楽しさ」を両立させ、さらに「折り畳んでデスク下にコンパクトに収まり、玄関にも違和感なく置きたい!」と欲張りな要件を求めた結果、空間効率が良い四角いデザインになったそうです。全て自社設計と自社開発で、ウインカー等は自社の3Dプリンターで作っています。
なかなか走行性能が良いんです!
コンパクトな車体でホイールベースも880mmと短いのですが、シートが後方にあり、跨って窮屈さはありません(身長172cmです)。NFCカードキーでメーターをタッチして車体電源を起動。
スロットルレスポンスとスタート加速性が良く、急な上り坂でも速度が落ちることなく走り、6.5インチのリヤタイヤに搭載したモーターの力強さを感じられました。
走行モードは最高速が異なる3モードから選択でき、最高速≦45km/hの一番上のモードがメイン使いとなりました。
コンパクトさゆえの走行性能を改善するために、既存の原付スクーターで採用が多い10インチのフロントタイヤを履き、前後にサスペンションも搭載したそうです。
折り畳みができるコンパクトな車両のため、乗り心地の期待はしていなかったボクですが「走行安定性、コーナリング性、なかなか良く考えて作っているなぁ~」と感じながら走るのも、楽しい要素のひとつとなりました。
トランスフォームも良く考えられている!
参考までに、折り畳みの手順は以下の通りです。
1.スタンドを解除しICOMAのタグを引っ張ってテールを持ち上げスイングアームを立てる
2.スイングアームのロックを兼ねるステップを折り畳んで収納
3.ステムととハンドルストッパーのロックを解除し、ハンドルを畳んでボディ内に収納
4.ナンバーを折り畳んでテール部を前にスライドさせる…などなど、手順は多いのですが、パズルの様にピッタリ収まる楽しさがあります。シートをスライドさせる「シュイン!」という音が爽快で、意味なく何度もスライドさせてしまいました。
BOX形状に畳んだらローラーが機能してカートの様に運べちゃいます。
他にもこんな便利な機能もあります!
サイドパネルは簡単に着脱可能で、着せ替え感覚でカスタマイズが可能。別売のストッパーでパネルがミニテーブルにもなります。2AのUSBポートも備え、スマホ充電やLED照明などアウトドアシーンで活躍できそうです。
車両充電はプラグイン式で、100V電源で3時間弱でフルチャージ。スペック上の最大航続距離は≦30kmですが、走行条件にもよりますが、安全マージンを持つともっと短いでしょう。
それでも、おもちゃの楽しさが実物大の電動バイクになった、タタメルバイクの使い勝手は無限大! 量産化に向けた準備も進めているそうなので、今後のタタメルバイクバイクの進化と、ものづくりベンチャーICOMAの躍進にも期待しているボクです!
ICOMA「タタメルバイク」主要諸元
●全長×全幅×全高:1230×650×1000mm (折り畳み時:690×260×690mm)●シート高:710mm●ホイールベース:880mm●最低地上高:110mm●車体重量:63kg●原動機:インホイールモーター●定格出力:0.6kW●最大出力:2kW●最高速度:≦45km/h●一充電航続距離:≦30km●駆動用バッテリー:リチウムイオン電池●バッテリー電圧/容量/充電時間:51.2V/12Ah(約0.6kWh) /約3h●ブレーキ:F/ドラムブレーキ R/機械式ディスクブレーキ●タイヤサイズ:F/80/90-10インチ R/90/65-6.5インチ●耐荷重:100kgまで
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
4児の父「杉浦太陽」の愛車は「高級ミニバン」だけじゃない!? もうひとつの愛車は“1000万円超え”の「トヨタ高級車」!? 「うらやましい」「家族想いのパパ」と反響多数
6速MT搭載! 日産「悪魔の“Z”」実車公開に反響多数! 「原作通り」「ヤバすぎ」 旧車デザインに「伝説のブルー」×3L「直6ターボ」採用! 車好き大興奮の「240Z」米で披露
「道路にはみ出たって……ちょっとじゃん」 街で見かける車庫に入りきっていないクルマ「違反です」!
「半数がまだ止まらない」怒りの警告! いまだに「横断歩道で一時停止しない都道府県」はどこ? 最新ランキング発表! JAFが公開
なぜ「ハイブリッド車」はガソリン車よりもちょっと高額? 何年乗ったら“モト取れる”? メリットばかりでないHVの注意点とは
時速194キロでの死亡事故は「危険運転」じゃないの? 焦点は「過失か・危険か」 懲役7年と20年で違い、元警察官が解説 判決は28日に
日産「次期シルビア?」に反響多数! 「期待したい」「復活させて」 高性能“ターボエンジン”搭載の「“FR”スポーツ」! 全長4.1m級でクルマ好き興奮の「IDx」は今こそ登場すべき
【変わりゆく市場】トヨタの象徴「クラウン」2台はなぜカー・オブ・ザ・イヤー10ベストに落ちたのか?
水冷っていうけど水じゃない! クルマのエンジンの冷却に使われる「クーラント」の正体とは
140馬力超え「“軽”規格エンジン」採用!? ダイハツ「斬新スポーツカー」に反響多数! 600kgボディ採用で「大排気量スポーツカー」とも戦える「コペン RJ」が話題に
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント