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スバル「アウトバック」30周年を祝うスペシャルモデルは“STIチューニング”で格上の走りを実現 「レガシィ」の歴史に終止符が打たれることも明らかに

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スバル「アウトバック」30周年を祝うスペシャルモデルは“STIチューニング”で格上の走りを実現 「レガシィ」の歴史に終止符が打たれることも明らかに

「アウトバック」は日本におけるクロスオーバーSUVの先駆け

 スバルは2024年10月24日、「レガシィ アウトバック」の特別仕様車「30thアニバーサリー」を公開しました。果たしてどのようなモデルなのでしょうか?

【画像】「えっ!…」これが最後の「レガシィ」! STIチューンで走りも格上の「アウトバック」30周年記念車です(18枚)

 スバル「レガシィ アウトバック」は、クロスオーバーという新たなジャンルのパイオニアとして1994年に誕生しました。

 初代モデルは、アメリカのSUVニーズに応えるべく投入され大成功。日本では「レガシィ グランドワゴン」の名称で発売されました。フルタイム4WDのオールラウンド性能をさらに高めた新しいパッケージングは、日本におけるクロスオーバーSUVの先駆けとなりました。

 1998年には、「レガシィ ランカスター」として2代目へと進化しました。クルマの本質を高めるべくクルマとしての性能の熟成と進化を徹底追求。現在のモデルにまで受け継がれるマルチリンク式リアサスペンションを初めて搭載したのもこのモデルからです。これにより、走行性能とワゴンとしてのユーティリティはひとつ上の次元へと昇華しました。

 2003年に誕生した3代目から、日本でも「レガシィ アウトバック」という名称に。3ナンバーサイズへのボディ拡大など多彩な刷新を施し、その性能と魅力を格段に高めました。また2008年には、運転支援システム“アイサイト”を初搭載するなど、スバルの新たな時代を牽引する重要なモデルとなりました。

 4代目は2009年に誕生。新技術の採用やボディサイズ拡大など、すべてが大きく進化したものの、クルマづくりの信念は初代から不変。時代の変化や人々の想いに寄り添いながら、クルマの価値を磨き続けてきました。また2010年には“アイサイト”の新種がver.2へと進化。スバルが掲げる安心と愉しさのレベルを大きく引き上げました。

 2014年に誕生したのは5代目の「レガシィ アウトバック」。デザインと走りの質感をさらに磨き上げ、「そのクルマは、あなたの人生を高めていく」というコピーとともに、人々の生活を豊かにする“LIFE QUALITY CAR”を提案。フラッグシップモデルとしてスバル車に乗る人すべてに、「クルマと過ごす豊かな生活・人生を提供する」ブランド価値を提唱しました。

●STIがチューニングした足回りで格上の走り味を実現

 1994年の「レガシィ アウトバック」誕生から30周年を迎えた2024年、重ねてきた歴史、技術、情熱の集大成ともいえる特別仕様車「30thアニバーサリー」が公開されました。

 この特別仕様車は「レガシィ アウトバック リミテッドEX」がベース。どこまでも走り続けられるような安心感と快適性、荷物を効率的に積める積載性、質感の高い内装といった上質さの中に、スバルがこれまで磨き続けてきたスポーティな走行性能を織り込んだ記念モデルとなっています。

 エクステリアは、フロントグリルやルーフレール、ドアミラーなどのカラーをブラックに統一することで、精悍さをアピール。

 またインテリアは、アイボリー×ブラックのナッパレザー本革シートを採用することで、スポーティかつ上質なデザインに仕上げています。

 さらに、30周年記念を象徴する専用のリアオーナメントや、ドアトリムの専用刺繍を施すことで、特別感があふれるモデルとしています。

 そんな「レガシィ アウトバック 30thアニバーサリー」で見逃せないのが、足回りのチューニングです。

 スバルのモータースポーツ活動を取りまとめているSTI(スバル テクニカ インターナショナル)がチューニングした、日立アステモ製の周波数応答型ダンパー“SFRDフロントダンパー”と、同じくSTIがチューニングを施したリアダンパーを装備。

 これにより、フラットでなめらかな乗り心地と、思いのままに操れる優れた走行安定性を両立し、上質でありながらスポーティな走行性能を実現しているといいます。

 ちなみに、「レガシィ アウトバック 30thアニバーサリー」は、500台限定で販売。2024年11月10日までの期間中、全国の販売店で抽選申し込みを受けつけています。

* * *

 最後に残念なニュースを。実は日本市場向けの「レガシィ アウトバック」は、現行モデルを最後に生産が終了。2025年3月末までの受注をもって販売終了となる予定だといいます。

 そして、もしも想定を上回るオーダーが入った場合は、2025年3月末以前でも受注終了となる可能性があるといいます。

 また「レガシィ アウトバック」の生産終了により、1989年のデビュー以来、36年の歴史を紡いできた「レガシィ」の歴史にも終止符が打たれることとなりました。

 かつて大ヒットを記録したビッグネームがこの世を去るのは非常に残念な話です。

 しかし、スバルはこの先、ストロングハイブリッドを搭載した「クロストレック S:HEV」や新型「フォレスター」の日本導入など、ニューモデルの市場投入を相次いで予定しており、そうした小型SUVに資源を注力していく考えのようです。

 そうした歴史の節目に発表された「レガシィ アウトバック 30thアニバーサリー」は、まさに注目すべき1台といえるでしょう。

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みんなのコメント

4件
  • Ai
    知名度からも、レイバックをレボーグアウトバックに車名変更すれば良いと思います。
  • rhp********
    自分たちで車体をどんどん肥満体にしときながら、、、
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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