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「ノスタルジック2デイズ」展示車10台がヤフオクに BHオークション、結果を解説

掲載 更新 16
「ノスタルジック2デイズ」展示車10台がヤフオクに BHオークション、結果を解説

ノスタルジック2デイズと提携

BHオークションが主催するコレクションカー・オークションは、日本のネット・オークションを代表する「ヤフオク!」とジョイントして開かれてきた。

【画像】リクリエーション車 2台 細部まで見る【ディーノ/マセラティ】 全102枚

9回目となる今回は、ヒストリックカーのトレードショーとして親しまれている「ノスタルジック2デイズ」とタッグを組んだオークションとされた。

実イベントは2月19~20日にパシフィコ横浜で開催され、その出展車両の中から厳選した10台が「ヤフオク!」内で行われる「ノスタルジック2デイズ・オークション」に出品された。

今回の主役といえるのがディーノ196とマセラティ450のリクリエーション車だ。輸入車はこのほかランボルギーニ400GT、ポルシェ930ターボ、フェラーリ・スーパーアメリカの5台を用意。

「ノスタルジック2デイズ」の王道といえる国産旧車は、ハコスカGT-Rとケンメリ・スカイラインは2000GTと輸出用の240Kの2台、ホンダ・スポーツを象徴するS600とS800Mクーペが用意された。

リクリエーション車とは?

今回出品されたディーノ196とマセラティ450に付く「リクリエーション車」は日本では聞きなれない名称だが、これは後年オリジナルに準じて製作された車両を意味する。

ディーノ196Sリクリエーション車は数多く作られているが、こちらは196Sを忠実に再現したフェラーリ公認車両という。

196Sの現役当時に製作され1960年12月にモデナで登録されている。

ボディはもちろん、鋼管で組まれたフレームも忠実に再現。エンジンは現在ディーノ246gt用2.4Lのティーポ135Cユニットが積まれていた。スタート価格は8900万円。

マセラティ450Sは、マセラティ公認のリクリエーション車といわれる。

オリジナルと同様に組まれたパイプフレームを基にアルミボディを架装。エンジンは450Sの流れを汲むマセラティ・メキシコ用のV8、4.2Lユニットが積まれる。

450Sリクリエーション車は9台が作られたと言われ、現在確認されているのは6台のみ。

日本に存在するのはこの1台だけとなる。スタート価格は7300万円。

オークションの結果は?

入札終了直前となる20:00時点のウォッチリスト数を見ると、ハコスカGT-Rが156を記録してトップ。

そこにスカイライン・ハードトップ2000GT(同123)とホンダS600(同107)、ダットサン240K(同106)と国産旧車が上位につけた。

オークションを終えてみれば、出品された全車が流札する残念な結果となってしまった。ロシアのウクライナ侵攻による影響も考えられるが、その主な要因をチェックしてみた。

ディーノ196Sとマセラティ450は、リクリエーション車であることが足を引っ張ったようだ。この種のモデルを狙っているマニアックな富裕層は本物志向が強いからだ。

9000万円スタートのランボルギーニ400GTだが、ここ2年の欧米での落札額を見ると4000~6000万円程度で、コンディションの良さは理解できるが高かったようだ。

同様にスカイラインは、2000GT-Rに加えSOHCの2000GTも入札者がイメージする額より高かったようで、オークション不調の理由を物語っていたといえよう。

ノスタルジック2デイズ×ヤフオク 結果

ディーノ196Sリクリエーション

スタート金額流札/8900万円

シャシーナンバーTR246

フェラーリ575Mスーパーアメリカ(2006年)

スタート金額流札/3529万円

シャシーナンバーZFFGT61J000146880

ランボルギーニ400GT 2+2(1966年)

スタート金額流札/9500万円

シャシーナンバー4002+2GTX0604X

マセラティ450Sリクリエーション

スタート金額流札/7300万円

シャシーナンバーAM107412

ポルシェ911ターボ(タイプ930)(1989年)

スタート金額流札/3648万円

シャシーナンバーWP0ZZZ93ZKS000710

ホンダS600(1964年)

スタート金額流札/430万円

シャシーナンバーAS285-1000125

ホンダS800Mクーペ(1968年)

スタート金額流札/880万円

シャシーナンバーAS800C-1004244

日産スカイライン・ハードトップ2000GT-R(KPGC10)(1972年)

スタート金額流札/3000万円

シャシーナンバーKPGC10-001499

ダットサン240K(HGC110)(1974年)

スタート金額流札/770万円

シャシーナンバーHGC110-005164

日産スカイライン・ハードトップ2000GT(C-GC111)(1976年)

スタート金額流札/2176万円

シャシーナンバーGC111-034665

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みんなのコメント

16件
  • 悪いけどウクライナはあまり関係ないと思う
    出品者に自信がないのか、価格設定が天井価格
    昨今、本当に良いもの
    (ワンオーナーとか低走行とか逸話のあるもの)
    なら天井超えするが、中途半端はムリ
    コラボ(ヒロミとか)もやめた方がいい
    車好きは逃げていく
  • とにかく高すぎる。
    ヤフオク自体が怪しいオークションなのに。
    不見転で入札できるかよ

    欧州の名の通ったオークションなら、事前にキッチリ調べ上げブックも分厚い。

    怪しい出品なら怪しいで、一円スタートの成り行き落札なら、安く買えてラッキーとかになるけど。

    前回はレースで酷使した使い古しのF40が2億円スタートとか、常軌を逸しているよ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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