この記事をまとめると
■ひと昔前の自動車業界では燃費性能へのプライオリティが非常に高かった
給料は上がらず物価は高騰! 現代の国民車を考えてみたら昔よりも「グレードダウン」していた
■最近では自動ブレーキを筆頭とした先進安全技術が注目されている
■今回は新車で買える各ジャンルの低燃費車両をピックアップしてみた
燃費がいい各ジャンルのクルマを集めてみた
世の中のトレンドを作っているのが人中心であるかぎり、トレンドは不変のものではなく移ろいやすいものです。
自動車選びにおいても、少し前までは燃費性能へのプライオリティが非常に高く、「0.1km/Lでもカタログ燃費性能が優れているほうがエライ!」といったムードもあったのですが、現在はそれほどの重要度ではなくなってしまったように感じます。
トレンドが変化した背景としては、CO2排出量削減はもはや当たり前の話となってしまい、どのクルマを選んでも現実的には大きなメリットがないとユーザーが感じてしまったことがあるのかもしれません。だからこそ、シルエットとしては燃費性能に不利なSUVやミニバンが人気なのだといえます。
衝突被害軽減ブレーキが登場してからは先進運転支援システムへの注目度が上がったことも影響しているといえます。振り返れば「安全性能重視」というのが、ここ10年のトレンドでした。
カーボンニュートラルやゼロエミッションといったキーワードが一般化している昨今、どんなに燃費が良くても、エンジンを積んでいてCO2を吐き出しながら走行しているクルマはダサい……というのが環境志向の強いユーザーの本音かもしれません。
それでも燃費が良いということは、それだけCO2排出量が少ないといえます。レギュラーガソリンの小売価格がリッター200円に迫ろうかというガソリン高騰時代には、燃費性能への注目度がふたたび上昇しているようにも思えます。
いまでは30km/L以上走るのも珍しくなくなってきた
そこで、ミニバンやSUVのほか、コンパクトや軽自動車、そしてスポーツカーと5つのジャンルにおける「いま新車で買えるもっとも燃費の良いクルマ」を紹介しようと思います。
先に言ってしまうと、かなりのジャンルにおいてトヨタのハイブリッドシステムを積んだクルマがトップとなります。日本市場において、トヨタ車が全般的に売れているのも納得の結果となりました。
では、ジャンル別の燃費性能トップモデルをご覧ください。燃費のスペックは、いずれもWLTCモードとなります。
■SUV:トヨタ・ヤリスクロス ハイブリッド(FF):30.8km/L
国産のクロスオーバーSUVとして最小サイズといえるのは、軽自動車のスズキ・ジムニーやダイハツ・タフトなどもありますし、トヨタ自身もライズというコンパクトなSUVをラインアップしていますが、同ジャンルにおいて圧倒的に燃費性能に優れているのはヤリスクロスのハイブリッド車です。
3気筒の1.5リッターエンジンとモーターを動力分割機構によってつなぐトヨタ伝統のハイブリッドシステムは、SUV唯一の30km/L超という驚異的な燃費性能を実現しています。
■ミニバン(7人乗り以上):トヨタ・シエンタ(FF):28.5km/L
2023年になって、あらためて売れに売れているトヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」が、ミニバンカテゴリーにおける燃費最優秀モデル。上記の燃費性能はエントリーグレードのもので、装備を豪華にした上級グレードでは28.2km/Lとなりますが、それでもミニバンのなかでは圧倒的な燃費性能であることに変わりはありません。
路面の凹凸によるボディの縦揺れを、モーターの駆動トルクで制御することにより乗り心地を改善するという工夫はハイブリッドならではの機能。燃費以外にも選ばれる理由はあるというわけです。
■コンパクトカー:トヨタ・ヤリスハイブリッド(FF):36.0km/L
言うまでもなく、国産車のなかでもっとも燃費性能に優れているのがトヨタのコンパクトカー「ヤリス」。上級グレードになると多少燃費は悪化するのですが、それでも35.4km/Lですから、他社のライバルを圧倒していることに変わりはありません。
ちなみに同じヤリスであっても、1.5リッターガソリンエンジン車の燃費は21.6km/Lですから、ハイブリッドシステムがどれほど燃費性能に貢献するかが理解できるというものです。
■軽自動車:スズキ・アルト ハイブリッド(FF):27.7km/L
2021年12月のフルモデルチェンジで全車がCVTとなったアルト。上位グレードには12Vのマイルドハイブリッド機構が採用され、軽自動車としてはトップとなる燃費性能を誇ります。
モーターの最高出力が2.6馬力ということもあって、運転していても電動感はないかもしれませんが、非ハイブリッドグレードの燃費が25.2km/Lですから、マイルドハイブリッドといっても十分に経済性はあるのです。
■スポーツカー:マツダ・ロードスター(AT):17.2km/L
スポーツカーはハイパフォーマンスであるべきで燃費など気にしない! と思うかもしれませんが、国産スポーツカーで燃費最良のモデルといえるのは、おそらくマツダ・ロードスターでしょう。660ccターボを積む軽オープン2シーターのダイハツ・コペンは19.2km/Lの燃費となっていますが、登録車に絞ればロードスターが圧倒的な好燃費スポーツカーです。
興味深いのは、ロードスターのMT車は16.8km/Lの燃費性能となっている点。MTを操る楽しみは別として、燃費が効率の良さを示すのだとすれば、スポーツカーでAT化が進んでいるというのはパフォーマンス重視から当然の帰結なのかもしれません。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ本気の「小さな高級車」に驚きの声! めちゃ豪華な「本革×本木目」内装を採用! 小型車に「クラウン品質」取り入れた“直列6気筒エンジン”搭載モデルに反響あり!
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
トヨタ『ランドクルーザー』リコール…ドライブシャフト不良、走行不可能になる恐れ
日本に世界が注目!? 公道激走バトルの「ラリー」開催! 3年目の「ラリージャパン」どんな感じ? トヨタ会長が語る
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント