スーパーGTシリーズ第2戦の公式予選が5月3日に富士スピードウェイで行なわれ、19号車WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)の宮田が初めて、チームとしては5年ぶりのポールポジションを獲得した。
気温16℃、路面温度24℃で15時3分に始まった公式予選Q1は、15台の車両から上位の8台がQ2に進出できるノックアウト予選。残り2分となって各車のアタックが始まり、次々にトップタイムが更新されていった。そしてチェッカーが振られる中、開幕戦で優勝し40kgのサクセスウェイトを積む14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)の山下が1分27秒176でトップに立った。スープラ勢は2戦連続で全6台がQ2進出を決め、ホンダでは8号車ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)の野尻が2番手、日産では23号車MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が8番手でQ2進出を果たした。
■19号車WedsSport、本人たちも驚きのPP「どうやったらトップに追いつけるか追求した結果」
上位グリッドを決めるQ2は15時41分から10分間で争われ、残り2分の時点で19号車スープラの宮田が1分26秒496でトップタイムをマーク。ここからこのタイムを上回る車両はなく、最後の最後に8号車NSXの福住が1分26秒499を出すもわずかに0.003秒及ばず2番手となった。3番手は38号車ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)だった。
「ポールポジションはすごくうれしいです。これまでQ2を走る機会がほとんどなく、今回初めて獲ることができました。チームに感謝しています。同世代のドライバーたちはポールを獲っていてこれまで悔しい思いをして来たので、ポールと分かってからは車内で泣き始めていました」と宮田。「うれしいという以上にびっくりしました。今日はMORIZO(トヨタ豊田章男社長)さんの誕生日。良いプレゼントができました」と国本は笑顔で答えていた。
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