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F2オーストリア・レース2:マルケロフが今季3勝目。牧野は6位入賞、福住は9位と惜しくも入賞ならず

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F2オーストリア・レース2:マルケロフが今季3勝目。牧野は6位入賞、福住は9位と惜しくも入賞ならず

 FIA F2第6戦シュピールベルグのレース2が行われ、ロシアン・タイムのアルテム・マルケロフがポール・トゥ・ウィンで今シーズン3勝目を上げた。

 レース前にはロベルト・メリ(MPモータースポーツ)がガレージで作業を行っており、結局ピットレーンスタートとなった。またレース1を12位で終えたマキシミリアン・ギュンター(BWTアーデン)は、レース1でタイヤ交換作業を終えてピットを出ようとした際に他チームのスタッフと接触したことで、10秒ペナルティを科されて15番手からのスタートとなった。

F2オーストリア・レース1:ラッセル圧勝。牧野7位、福住悔しい9位

 今週末よりレースのスタート手順が変更され、フォーメーションラップ後にローリングスタート方式でレースがスタート。先頭のアルテム・マルケロフ(ロシアン・タイム)はセーフティカーがピットに戻った直後に早い段階で加速し、ホールショットを奪った。

 後方では8番手スタートのジョージ・ラッセル(ARTグランプリ)がランド・ノリス(カーリン)をオーバーテイクして7番手に浮上し、2周目には5番手までポジションを上げた。そして早くも4周目にはセルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)をパスして3番手に浮上し、ラッセルは牧野任祐(ロシアン・タイム)の背後につけた。

 ラッセルは先頭のマルケロフよりも速いペースで走行し、7周目には牧野をオーバーテイク。しかしオーバーテイクを完了した後のラッセルのペースが上がらず、牧野は1秒前後の差でラッセルを追いかけていた。

 その牧野の背後には4番手のセッテ・カマラが迫っており、5番手のアントニオ・フォッコ(チャロウズ・レーシング・システム)もセッテ・カマラを追いかける。各車のギャップはそれぞれ1秒前後だった。

 レースの折り返しを迎え、マルケロフとラッセルの差は徐々に広がり、4秒ほどにまで両者の差が開いた。またラッセルと牧野の差も3秒前後となっていた。しかし19周目、牧野はセッテ・カマラにオーバーテイクを許してしまい4番手に。その直後、今度はフォッコが牧野を狙い、ここでも牧野はポジションを守りきれずフォッコがポジションを上げた。牧野はアレクサンダー・アルボン(ダムス)にも追い抜かれ、最終的に6番手までポジションを落とした。

 入賞圏内の8番手を走行する福住仁嶺(BWTアーデン)は、なかなかペースが上がらず、9番手のサンティノ・フェルッチ(トライデント)が迫る。フェルッチ以下も多くのドライバーが1秒以内の差での争いを繰り広げられており、中団は混戦模様だった。

 終盤になるとマルケロフとラッセルのギャップは5秒以上にまで広がり、マルケロフは一度も首位の座を譲ることなくポール・トゥ・ウィンで今シーズン3勝目を飾った。ラッセルは連勝とはならず2位でレースを終えたが、レース1に続く表彰台獲得となった。3位にはセッテ・カマラが入賞した。

 またランキング首位のノリスがノーポイントに終わったことで、ラッセルがランキング首位に浮上した。今回のレースでシーズンの半分を消化し、首位ラッセルが132ポイント、2位のノリスが122ポイントという差で後半戦を迎えることになる。

 牧野をオーバーテイクしたフォッコとアルボンがそれぞれ4位、5位となり、牧野は6位でレースを終えた。7位はフェルッチで、終盤に福住をオーバーテイクしたニコラス・ラティフィ(ダムス)までが入賞となった。福住は惜しくも9位とポイント獲得とはならなかった。

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