現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 2021年のF1レギュレーション、”重要な問題”は残るも交渉は終結へ?

ここから本文です

2021年のF1レギュレーション、”重要な問題”は残るも交渉は終結へ?

掲載 更新
2021年のF1レギュレーション、”重要な問題”は残るも交渉は終結へ?

 2021年からF1に導入される予定の新レギュレーションは、現在FIAやF1オーナーのリバティ・メディア、各チームが議論を進めているところだ。レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、”重要な問題”がいくつか解決していないものの、終結に向かいつつあると示唆した。

 FIAの国際競技規則によれば、新レギュレーションが最終決定され、公表される期限が6月末に設定されているが、全チームの合意の下、それが10月まで延期されると考えられている。

■2021年のF1レギュレーション、発表は10月? 全チームに平等な時期を模索

 各チーム代表は、レギュレーションに関する議論に、ついに終わりが見えてきたと感じているようだ。ホーナーは、次のように述べている。

「まだいくつか重要な問題が残っているが、全体的に我々は正しい方向に向けて収束しつつあるようだ。うまくいけば、今後数カ月で整理がつく可能性がある」

 最近では、アゼルバイジャンGPの際にF1のCEOを務めるチェイス・キャリーと各チーム代表が非公式に会談を行ったと見られる。

 レーシングポイントのチーム代表であるオットマー・サフナウアーも、会合があるたびに進展があると語った。

「何かしらを発表するのに、今年半ばがデッドラインになるだろう。そして、我々は今、終結に近づいている」

「FIAはチームにフィードバックを求めた。そして我々はそれに答えた」

「まだいくつか未解決の問題が残っている。一部のコンポーネントが供給されるかされないかが分からない。もっと情報があれば、解決に近づくはずだ。だが、今年の半ばまでには何かを発表するべきだ」

 ウイリアムズの副チーム代表、クレア・ウイリアムズは提案されたモノに”本当に満足”しており、これまでに提示されたものが最終案だった場合、今すぐにでも合意すると話した。

 一方で、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、レギュレーション変更が広範囲に及ぶため、個別の要素が解決されるのに時間がかかっていると主張した。

「賞金分配方法の改善やコスト制限、技術および競技規則の改定など、非常に多くの重要な問題が議論されている」

「それぞれの議論の進行は遅い。我々はそれをすぐにでも解決したいのだ」

 レギュレーションの発表を早くすると、トップチームが2019~2020年のマシンと並行して開発を行うことができる。そうした背景もあって、10月が全チームにとって平等な発表時期だとして、全チームの合意が得られたとホーナーは明かした。

 ただ最後まで反対していたとされるルノーのマネージングディレクター、シリル・アビテブールは「我々は6月がデッドラインだと見なしている」と語った。

「スポーツにとっても、全チームやメーカーにとっても、将来の展望を知り、それに応じて計画を立てるために必要な期限というものがあるんだ」

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

日産の「新型スポーティセダン」公開に反響多数!?「ほしい」「格好いいよね」 迫力エアロ採用の「ラティオ」後継車! VLでスポーツな「アルメーラ」比国に登場
日産の「新型スポーティセダン」公開に反響多数!?「ほしい」「格好いいよね」 迫力エアロ採用の「ラティオ」後継車! VLでスポーツな「アルメーラ」比国に登場
くるまのニュース
マナー違反?それとも法令違反? バイクでのすり抜けの法的扱いとは
マナー違反?それとも法令違反? バイクでのすり抜けの法的扱いとは
バイクのニュース
フォルクスワーゲン、2026年にEVモデル全面刷新へ エンジン車縮小と「ポロ」改良を明言
フォルクスワーゲン、2026年にEVモデル全面刷新へ エンジン車縮小と「ポロ」改良を明言
AUTOCAR JAPAN
『レンジローバー』がオーバーヒート、リコール
『レンジローバー』がオーバーヒート、リコール
レスポンス
衝撃50Gの大クラッシュも、コラピント決勝出場へ。再検査受け問題なし……マシンもなんとか修復
衝撃50Gの大クラッシュも、コラピント決勝出場へ。再検査受け問題なし……マシンもなんとか修復
motorsport.com 日本版
VW ティグアン 新型発表、米国はひと回り大きい『タイロン』ベースに…ロサンゼルスモーターショー2024
VW ティグアン 新型発表、米国はひと回り大きい『タイロン』ベースに…ロサンゼルスモーターショー2024
レスポンス
「首都高の“ETC”」利用率が98%!? それでも「料金所」に”係員“なぜ存在? 料金所スタッフの勤務実態とは
「首都高の“ETC”」利用率が98%!? それでも「料金所」に”係員“なぜ存在? 料金所スタッフの勤務実態とは
くるまのニュース
さらば50cc…手に入れるなら今!? 50cc人気3選、今はまだ買えるの?
さらば50cc…手に入れるなら今!? 50cc人気3選、今はまだ買えるの?
バイクのニュース
コメリ、オリジナルのヘッドライトコーティング剤発売 最長1年間黄ばみ・劣化から守る
コメリ、オリジナルのヘッドライトコーティング剤発売 最長1年間黄ばみ・劣化から守る
レスポンス
最後の非電動・非ターボの水平対向6気筒…ポルシェ『911 GT3 RS』をスクープ!
最後の非電動・非ターボの水平対向6気筒…ポルシェ『911 GT3 RS』をスクープ!
レスポンス
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
VAGUE
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
くるまのニュース
 専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
WEB CARTOP
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
モーサイ
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
motorsport.com 日本版
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
AutoBild Japan
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村