2023年5月19日に公表されたダイハツ「ロッキーHEV」とトヨタ「ライズHEV」のポール側面衝突試験(UN-R135)に関する認証手続き不正。即日、出荷と販売を停止したが、ダイハツ工業株式会社から5月26日に自主的に安全性能を確認するための社内試験を実施したことが発表された。
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●文:月刊自家用車編集部
社内試験を行い、法規に定められた安全性に関する基準を満たす結果を確認
―― トヨタ「ライズHEV」
―― ダイハツ「ロッキーHEV」
運転者席側ポール側面衝突の社内試験は、5月24日(水)にダイハツ 滋賀テクニカルセンターで行われた。試験の目的は、「車両が電柱などに横から衝突した際の安全性について確認」。電柱等を模したポールに、時速32kmで車両側面を衝突させ、「乗員の衝撃(傷害値)が法定基準を満たしていること」、「ドアの外れや開放が無いこと」、「衝突後の燃料漏れの量が一定値以下であること」の3つを確認した。
試験イメージ
―― 試験イメージ
下記の試験結果の通り、法規に定められた安全性に関する基準を満たす結果となったという。ダイハツでは、「今回の試験は、社内試験であり、認証当局にご確認頂いたものではありません。出荷・販売の再開に向けては、認証当局立会いでの試験や、ダイハツ・ロッキーHEV、トヨタ・ライズHEVに関するその他の認証項目の確認など、必要な手続きを、当局とご相談しながら進めてまいります。」としている。
試験結果
また、「当社としましては、この度の不正は、経営マネジメントが現場に寄り添えず、法令遵守や健全な企業風土の醸成が疎かになる中で、正しいクルマづくりを見失い、不正行為を発生させたと考えられます。全員で立ち止まり、不正行為をせざるを得なくなった背景・環境・真因を徹底的に究明し、改善・再発防止に取り組み、課題を出し切ることで、二度と同じ過ちを繰り返さない会社へと変わる決意で、現場の声に耳を傾けながら、全社を挙げて取り組んでまいります。」とプレスリリースでコメントしている。
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